最近の記事

モネ展・お気に入り作品❶

モネ展 2023 @上野の森美術館 『ジヴェルニーの風景、雪の効果』 また一つ、色彩感覚を養えたような気がします。 雪景色といっても単に白一色で『あぁ寒そう』はなく、暖かさや雪の固さ(やわらかさ?)まで伝わってくる一枚。 クリーム色がかったところは少し陽が当たってとけはじめてるのか、キラッとしています。 クリーム色=黄色、薄茶とでも言うのかな、絶妙なタッチ。 少し赤〜茶がかったところは古くてカチコチになったように見えたり。一瞬の風景にこんなにもの色が折り重なってる....

    • 谷崎潤一郎・春琴抄を読んで

      谷崎 潤一郎🇯🇵『春琴抄』 ・・・・・・・・ あらすじ・・・・・・・・ 時代は江戸〜明治時代@大阪 盲目の美しくも我ままでドSな三味線の師匠・春琴と、 どこまでも彼女に尽くした使用人佐助のお話。 ・・・・・・・・ 感 想 ・・・・・・・・ “春琴様”と“佐助どん” 二人の愛の形に圧倒されました。 クライマックス。 春琴の美麗を脳裏に永久保存するため、 佐助自ら盲目の世界に入ったことを告げる場面。 もうグッとくる... この数分間に春琴と佐助の『全て』が詰まってい

      • 谷崎潤一郎・細雪を読んで

        👍🏻👍🏻👍🏻👍🏻👍🏻👍🏻♥️♥️♥️♥️♥️♥️♥️ これまで読んだ彼の官能(ド変態&エロ)小説とはかけ離れた物語。 ついに読了!何という結末。 でも下巻が一番面白かった。、 波瀾万丈に拍車がかかったような展開。 終わり方は映画『ローマの休日』に似た“何とも美しい諦め”を感じました。(雪子) 妙子は中巻では、現代子っぽくて応援してたけど終盤は『ナオミ』を感じさせ、やや裏切られた感。でも赤子の死は衝撃的すぎて、ここまでやるかとも思ったり。 そして。この時代の結婚って大変なんだ

      モネ展・お気に入り作品❶