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銭湯は日本の生きた伝統文化

銭湯ってインバウンドで外国人に日本の文化として紹介するのにめちゃくちゃいいと思うんですよね。

というのも、銭湯というのは、江戸時代からほぼ形態を変えずに今に残っている日本の生きた文化だからです。
この言葉は、私の発見ではなく、以前インタビューしたときにみんちゃんから聞いた言葉です。

日本特有のもので江戸時代からあって、今も人々の生活に根付いているものってあまりないと思います。
例えば、外国の人が「日本と言えば!」で連想する、歌舞伎や茶道や着物は、もう日常というよりは非日常のものになっていますし、忍者、侍、日本刀、というのはもはや存在していません。
明治維新で欧米化し、戦後に資本主義経済を取り入れた日本は、伝統文化がどんどん人々の生活から離れていってしまったわけです。

しかし、銭湯は、江戸時代に本格的に営業が始まってから、今もたくさんの銭湯が営業し、人々の日常に根付いています。

さすがに建物自体が江戸時代から残っている銭湯はないと思いますが、江戸時代創業で今も営業を続けている銭湯はあります。

仕組みの面でも、銭湯には「物価統制令」という物価規制がいまだに残ってるのもおもしろいですよね。

今、営業している銭湯は、昭和30年代頃に創業した銭湯が多く、何度か改装などしているものの、創業当時の面影が残っている銭湯も多くて、そうした銭湯に行くとタイムスリップしたような感覚になります。
とはいえ、家風呂の登場以来、銭湯の数が減り続けているのも事実。

最近は、デザインが今風のリニューアル銭湯も増えていますが、そうした新しい銭湯を見て銭湯に興味を持つ人が増えたらいいなと思いつつ、タイムスリップしたような感覚になる昔ながらの銭湯も残っていったら嬉しいなと思います。

もし、外国人の方を日本で案内する機会があれば、日本が誇る生きた文化として銭湯を紹介しましょう!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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