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店舗経営をするなら地方がいいなと思った話ー江ノ島暮らしの学びー

今、私は夏休みで江ノ島に来ています。これまで夏休みは、比較的移動しまくりの予定詰め込み型の旅行をしていましたが、今回は「暮らす」ということをテーマに、何も予定を入れず、同じ宿に4連泊することにしてます。
私は、将来島暮らしに憧れているので、東京からおそらく最も気軽にいける島、江ノ島に来てみました!
noteでは、江ノ島暮らしで気づいたことや学んだことをシェアしていきます。
今回のテーマは、店舗経営についてです。

江ノ島ってどんなところ?

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江ノ島は、神奈川県藤沢市にある陸続きの島です。いわゆる「湘南」にあります。
東京から意外と近くて、新宿から電車で1時間ちょっと。
片瀬江ノ島駅というところで降りて、橋を渡って10分ちょっと歩くと江ノ島に着きます。
人口は、350人くらいしかいないらしいのですが、江ノ島は観光地として有名なので、多くの外国人や旅行者っぽい方たちで賑わっています。
前回の東京オリンピックのヨット競技会場となっており、次回の東京オリンピックでも使われるみたいです!

店舗経営するなら地方だ!

今日は、江ノ島の色々な飲食店に行きました。
そこで思ったのが「店舗経営するなら、都心じゃなくて地方の方がいいだろうな」ということです。
ここでいう地方というのは、地方都市というよりは、どちらかというと人口が少なめの田舎町というイメージです。
私は、店舗経営の経験があるわけではないので、あくまで推論ですが、そのように思った背景を江ノ島での経験とともに記録しておきます。

理由①価格競争になりにくい

江ノ島に来て一番最初に驚いたのは、「物価高っ!」です。
特に外食についてなのですが、例えば、このビールとコロッケ。これで800円です。

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なんというか、お祭りの屋台価格って感じです。
他にも、定食などが売っているお店があるのですが、相場が1300~2000円くらい。

▼「江ノ島小屋」の朝定食1,400円(税込)

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東京でいつも800円くらいの定食を食べている私からすると「高っ!」と思っちゃうわけです。
もちろん、観光地ということもあると思うのですが、物価が高くなる要因について考えてみました。

物価が高い要因は、店舗同士の競争が少ないからだと思います。

江ノ島というところは、飲食するところがあまり多くありません。
お昼ご飯が食べられるところはけっこうありますが、朝と夜は空いていないお店が多いです。
今日も、朝ごはんを食べようとしたのですが、島内にはなくて、橋の向こうにかろうじて2~3店舗あったくらいです。
また、江ノ島の中には、コンビニがありません。
なので、ふらっと出て、おやつとか夜食とかを買いに行くこともできません(橋を渡ったところにはあります)。
チェーンのカフェやファーストフード店もありません。
あと、夜まで開いているお店が少なく、20時すぎると真っ暗です。

そうなると、競争が少ないので価格競争が起こらないんですよね。
価格を下げなくてもお客さんが来るから、下げる必要がない。

基本的に、価格競争というのは消耗戦です。
利益を下げ始めれば競争にキリがないし、いつかは限界が来ます。
新宿とかに、大丈夫か?と思うほど安いお店がけっこうありますが、これはお客さんを呼ぶには値段を下げるしかない!という価格競争に巻き込まれて、限界まで利益を削っているのだと思います。

理由②お客さんが定着しやすい

先ほども書いたように、地方の飲食店というのは都会と比べると数が少ないです。
数が少ないということは、逆にお客さんの立場からすると、選択肢が少ないということです。
そうなると、同じ店に何度も来店する人の割合というのは、自然と増えていくと思います。
これって、経営にとってはいいことだと思っていて、やはり店舗を経営するのであれば、そのお店の「ファン」を作って、一人当たりのエンゲージメントを高めていく方が、消耗しにくいと思うんですね。
経営する側からしても、ある程度お客さんの趣味嗜好がわかっていた方が、やりやすいじゃないですか。
なので、常連さんができやすいというのも、地方で経営することのひとつのメリットかなと思います。

理由③土地の値段が安い

あとは、当然ですが、土地の値段が安いことです。
店舗経営をするにあたり、ひとつの大きなハードルとなるのが土地代だと思います。
やはり、都会の人口の多い地域だと、当然のことながら土地代がかかってしまい、サービス料金にそれを上乗せすることになりますよね。
それであれば、地方で開店することにより、浮いた土地代の分で、サービス向上に努めた方が良いと思います。

▼猫が多い江ノ島

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私がもし地方で店舗経営するなら

以上のことを踏まえて、もし地方で店舗経営をするならどうすると良いかを考えてみます。
どういう地域が良さそうかというと、江ノ島のような、基本的に人口は少ないが、観光客のニーズが一定あるところです。
江ノ島は、どちらかというと観光地により過ぎている気がするので、自分が住むならもうちょっと住宅地よりの地域がいいですね。
そして、どんなビジネスをやるかですが、まず、その地域で他の人が攻めていないカテゴリを狙います。
例えば、その地域で、手ごろな値段で泊まれるゲストハウスがない、もしくは少ないのであれば、ゲストハウスをやるといった感じです。
(ゲストハウス経営は、密かに将来やってみたいビジネスのひとつです)
それから、他の人がやっていないサービスを提供すること。
江ノ島の場合、朝ごはんを食べる場所がないと言いました。
なので、宿泊してない人でも朝ごはんが食べられるカフェ兼ゲストハウスみたいなのがあれば、ある程度儲かるのではないかと思います。
要は、その地域で「○○と言ったらあそこだよね!」という唯一無二のポジションを作ることができればいいのではないかと、そういうお話です。

またまた妄想してしまいましたが、これけっこういい頭の体操になりますね。
実際に店舗経営されているプロの方に意見・感想を聞きたいです!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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