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私はこうして世界の1ピースになっていく

「海外で困っている人を助ける前に、日本で困っている人を助けなよ」

みたいなニュアンスのことをよく耳にするんですよね〜。


日本人だし、まぁこういう人が言っていることもわからなくはないなと思いますが、個人的にはひっかかることが多くて、、

青年海外協力隊面接でのはなし

JICA青年海外協力隊の二次面接でこんなことを聞かれたんです。

「あなたはなぜ日本の子どもたちじゃなく、海外の子どもたちにこだわるのですか?」

私はこう答えました。

「協力隊を終えて帰ってきたら、この経験やそこでの文化を日本の子どもたちに伝えたいです。いずれはスタディーツアーをして、日本の子どもたちと一緒に海外の文化に触れたいです。」

いやぁ、なんと完璧な答えでしょう。
我ながら拍手👏🏻 (笑)

これはまぁ本心で嘘ではないのですが、
私は面接用の回答をしてしまいました😅

実際のところ
半分は運命とfeeling。
半分は🇯🇵日本の学校で私と子どもたちが「教師」と「児童・生徒」の関係でいることが合わないと思ったから。

私の場所はここじゃないって、
自分がどこにはまるかを探していたような気がします🧩

カンボジアでゴミ拾いしてた人のはなし

カンボジアで出会ったある日本人が言ってたんですよね


「自分はここでゴミ拾いをしてる。でも世界中のすべてのゴミを自分1人で拾えるわけでもないし、ゴミ拾いを世界中の人に強制させることもできない。ただ、私はカンボジアというこの場所でゴミ拾いをする。それが少しでもカンボジアの環境を良くできたらと思ってる。それが自分の役割だ。」

って

彼は側からみるとカンボジアで1人ゴミ拾いをしている日本人。お金にもならない。
1人じゃカンボジアのゴミを全て拾うことなんて不可能。
でも、ただ自分の歩ける範囲のゴミを一日中拾う。
これが自分に与えられた役割なんだと、彼は言っていました。

※余談ですが、この姿がYouTubeにアップされ、カンボジアの人たちの中で一躍有名になりました。これが環境問題について考えるきっかけの一つになったとしたら本当にすごいなと思います。

世界は役割分担されている

世界って大きいから、役割分担されてるんだなって思います。
アフリカでカカオ豆作ってる人もいれば、ベトナムで服作ってる人もいるし、インドでIT革命起こそうとしてる人もいるし、日本で政治家してる人もいる。

「日本」「教育」というくくりだけでも
公立の学校、フリースクール、ボランティア、塾etc...
と色々と子どもと関わるお仕事がありますよね。

「日本の公教育は〜だから、公立の学校の教員にだけはなりたくない!」

日本の教育に不信感ばっかり持っていて
そう言うてはる人、周りには多くて。。。(2.3年前の私含む)

そんなの今学校の教員してる人に向かって目の前で言えますか??
今の日本の制度やったら、ほとんどの人が公教育という学校社会で育てられていて、未来の若者のほとんどはそこにいるんです!!
その子たちと家よりも長い時間、関われる学校の先生って本当にすごいんですよ!!!

と今は心から思っていますが、
やはりまだ、日本の教育システムや雰囲気があまり好まないため、
私の居場所ではないなと思っています笑

まぁ、何が言いたいかと言うと、
人それぞれ役割っていうものがあるんです
それをとやかく言うのってナンセンスじゃないですか?
ここは自分の役割だ!というところに身をおいて、他の役割を排除するような考えは捨てる
似たような役割分担の人とは、たくさん関わっていけば良いんじゃないかって思います。


世界という大きなくくりで見たら
自分のしていることって本当にミリ単位レベルで小さくて
日本の教育、世界の貧困問題解決するなんて
でっかいことは無理だけど
自分の目の前にいる子どもたちと関わることはできる
そんな小ささで良いし、それが良いなって思います。

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