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まだここから話がある

NHKのある番組で、男性ディレクターが小学生の女の子に
「あなたはどんな人ですか?」
と質問した。すると、その子は質問を返した。
「そういうあなたはどんな人ですか?」
ディレクターが答える。
「テレビ番組のディレクターです。」
それを聞いた彼女は言った。
「じゃあ、私は小学生です。」

こんなやり取りをテレビで見たよ、と母が電話で話してくれた。
なんて話だ。すごいなその小学生。
高名な仙人の元で修行した男が修行の最後に質問され、正しい答えを導き出せずに仙人試験に失格した、みたいな話に聞こえた。もしディレクターが
「僕は不器用だけど頑張り屋で、好奇心がとても強い人です。フットサルをするのが大好きです。」
と答えていたら、その小学生は
「私は友達が大好きで、一緒にどんな楽しい遊びをしようかいつも考えている人です。」
などと答え、そこから心を開いてくれたのだろうか。
もし同じ質問をされたら、私もその小学生に 「私は写真家です。」と答えて試験に失敗すると思うけど、まだここからはじまる話が他にもあるからちょっと待って!心閉ざさないで、と言いたい。

自分と職業は切っても切れないけど、一人の個人でもある私が、写真家ならこうあるべきという固定観念を可能な限りかなぐり捨てて格好つけず、自分のために思い考えた事をこのnoteでは書いていきたい。もちろん写真の話も。






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