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【2P目】練習の組み方を考える【ジュニア】

練習でw-upと合わせて取り組むドリルや技術練習,どのように取り組んでいますか??

多くが下記の通り行っているんじゃないかなと思います.
・ドリルA…〇本×〇set
・ドリルB…〇本×〇set
・技術練習A…〇本
・技術練習B…〇本

そしてこのような悩みを持つ選手もいるんじゃないでしょうか??

「ドリルや技術練習では上手くできるのに」

練習での取り組み方は,部活単位やチーム単位の集団では仕方がない面もありますが,

現在部活中止等で,1人で自主練に励んでいる選手も多いと思います.
今回は1人での練習の際にチャレンジしてほしいドリルや技術練習の取り組み方を書いてみます.

例えば接地や挟み込みを1つのスキルとした場合…

●2ステップでの切り替えドリル×5本
  (ここでは接地のスキル獲得のためのドリル)
↓↓
●スキップドリル×5本
(ここでは挟み込みのスキル獲得のためのドリル)
↓↓
●〇〇ドリル×5本
↓↓
まとめのラン

という風に1つのスキルを連続して取り組んでから次のスキルに移る練習をブロック練習といいます.

次に下記のような取り組み方
●2ステップ×1本
↓↓
●スキップドリル×1本
↓↓
●〇〇ドリル×1本
↓↓
●2ステップドリル×1本
↓↓
以降繰り返し
↓↓
まとめのラン

という風に1回ごとに取り組むスキルが変わる練習をランダム練習といいます.

このブロック練習とランダム練習を比較すると,練習直後のパフォーマンスはブロック練習の方が良いですが,練習後のスキルのパフォーマンスの維持はランダム練習の方が良い結果となるようです.
※パフォーマンス=スキルの獲得

試合はもちろん練習直後にあることはないので,練習直後のパフォーマンスより,パフォーマンスを維持できた方がいいかと思います.

今の期間1人で自主練をする時は,色々な目的のドリルや技術練習を,ランダムに取り組んでみるのもいいかもしれません.

部活やチームで練習する時は…

そうは言っても部活やチームの練習の流れを変えるのはなかなか難しいです.

その場合,1つのドリルに対しても,1本ごとに目的を変えて取り組むことが大事かもしれません.

例えば,2ステップの切り替えドリル1つにしても
・重心の真下に接地できているか
・接地した時に軸がぶれていないか
・素早く遊脚が引きつけられているか

など,速く走るために獲得するべきスキルがいくつもあります.

何となくw-upの流れで取り組んでいたかもしれないドリル動作,今の時期を活用して見直してみましょう.

《おまけ》
階段トレーニングも,ただ駆け上がる以外にも色々な練習ができます.
競技場がなかなか使えない今の時期,工夫して練習してみましょう.


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