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喜ばれる寄付がしたい

こんばんは! いつも読んでくださりありがとうございます⭐

 前回は寄付・寄贈の(勝手な裏)話をさせて頂きました。
今回は寄付・寄贈をするときに配慮したいことなどを考えたいと思います。今回も基本的に裏話中心です。
もらうことが多い立場で勝手なことを言ってすみませんが、(施設に限らず)寄付・寄贈をしてみたいなと思っている方などの参考になれば幸いです。

もらって嬉しいものは何?

寄付で頂いて一番嬉しいもの、それはずばり「お金」です。

 なんだ、やっぱり金かよ!と思うかもしれませんが、出産祝いなどの各種お祝いでも一番嬉しいのはお金ってききますよね。
 当たり前のようですが、お金の寄付は目的や使用用途に自由度が高く、場所も取らないし、腐らないので、融通がきくからです。金券や商品券、図書カードなどもも同様に物よりも自由度が高いです。
 お金の寄付の場合は、使用用途に希望や制限がない場合は、そのまま施設や団体の運用に使用されたりします。

次に嬉しいものは、「生活用品」「お米などの保存の効く食品」です

 これも当たり前のようですが、洗剤・トイレットペーパー・お米などの生活必需品は大人数の生活では使用頻度が高いので大変重宝されます。期限が長いと無駄になることもありません。特に、今年のコロナ流行時の様に、物資が足りない時期には本当に助かりました。

あまり頂くことはないですが、嬉しいものとしては「家電」などもあります。

 施設では大人数での生活で家電の使用頻度も多いため、電化製品などは頻回に不調になったり寿命が短いことが多いのですが、予算の関係もあり簡単に買い換えたりはできず、だましだまし使っている場合もあります。そのため、意外と需要があるのです。また、機能性の高い家電などがあると家事の時短ができ、その分他の仕事や子どもたちと関わる時間が増えるので便利です。
 さらに、家電は施設から出て一人暮らしを始める子どもたちへの贈り物としても重宝されます。(この場合は一人暮らし用の炊飯器・冷蔵庫・洗濯機など)

ちなみに、青果・お菓子・本・服・食器・おもちゃなどは頂く頻度が高い物です。


寄付の前におねがいしたいこと

 寄付・寄贈の際にはお願いしたいことがいくつかあります。

1つ目は、事前連絡をしてほしいということです。 

 施設やNPO等はホームページに寄付のお願いなどを載せていることが多いので、そちらを確認の上、電話でもメールでも良いので「事前連絡」をして頂きたいです。時々事前の連絡無しに荷物などが届くことがあるのですが、このご時世には犯罪やトラブルなどに警戒する必要があるので、(加えて送り主の記載もなかったりすると)正直怖い思いをすることもあります。また、タイミングや需要が合わずに無駄になってしまうこともあります。事前の連絡はぜひお願いします。

2つ目は、寄付の内容をはっきり教えてほしいということです。

 寄付に対する需要は、どんなものかだけでなく、タイミングや量なども違ってきます。物は有り難いけど多すぎる、いまはちょうど足りているので欲していないなどその時々で需要は変わります。(多すぎて食べきれない。小学生用のものは欲しいが、幼児用のものは欲していない。など)
 ですが、お話を受けた際に詳しい内容を聞いてから断るのはなかなか勇気がいりますし、選別しづらかったり、断りづらくなったりします。
 できれば寄付・寄贈の申し出の際に「どんな物を、いくつぐらい」というのを具体的に教えて頂けると大変助かりますし、スムーズにやり取りができます。(「子供用の服を寄付したい」→「女の子の120〜140cm用の冬服を15着程度寄付したい」など)

3つ目は、何を寄付するか相談したい場合は、希望をはっきり教えてほしいということです。

 寄付・寄贈をしてくださる方の中には、具体的に何を贈るかは決めていないので寄付先と相談して内容を決めたい、という方もわりと多いです。寄付先の希望を聞いてくれるのは大変有り難いので、お互いが満足するようにしたいと思うのですが、予算や目的などもはっきり決まっておらず、やり取りがなかなかスムーズに進まないことも多々あります。(この場合は受ける側も、事前にHPなどで支援してほしい内容を明示しておくことも大切)
 正直、受ける側からはあれがほしい、こうしてほしいなどは言いづらいため、寄付してくださる方もある程度予算や目的を固めておいて、伝えて頂けると有り難いです。(「なにか寄付したい」→「5万円程度の予算で、子どもたちに直接使ってもらえるものを贈りたい」「今年卒園する子どもに一人1万円くらいの何かを贈りたい」「なにか食べ物を贈りたいが、どんな物でいつの時期がよいか」「幼児さん向けにおもちゃを贈りたいがどんなものが良いか」など)

このあたりを伝えてもらえると、安心して、スムーズにやり取りができ、不全感なども起きないのではないかな、と思います。

種類別の配慮したいこと

最後に、寄付物品の種類別の特徴や注意点を少しお伝えしたいと思います。

食べ物
 フルーツ・野菜などの青果は、入所人数(HPなどにあり)✗1〜3日で無理なく食べ切れる分くらいまでが適量だと思います。あまり多いと、食べきる前に腐らせてしまう事になりもったいないですので。タイミング的に購入したものとダブって大量に余ってしまう場合もあるので、1〜2周間前に予定日を連絡して頂けると食品ロスもなく、良いかと思います。
 お菓子もよく頂くのですが、食育の観点からも食べすぎにならないように調整するので、(間食ばかり食べたがってご飯をあまり食べようとしない子も多いため)少なめに贈るのが良いと思います。
 なお、お米などの保存の効くものは少し多めでもとても重宝されます。
 また、最近ではふるさと納税の返礼品のフルーツやお肉などを直接施設に送ってくださる様な新しいカタチの寄付もみかけます。(ふるさと納税と施設への寄付の両方の控除が受けられるそうです) 

衣類
 衣類は衛生管理上の問題もあり、中古品は受け取らない方針のところも多々あります。基本的に「新品のみ」にしたほうが良いと思われます。どんな物を何着くらいというのが事前にわかると大変あり難いと思います。
*衣類は子どもたちが好きなもののこだわりを持っていたり、中高生では職員と年間の購入計画を立てて自分たちで買い物に行くというのも自立支援として取り組んでいますので、案外需要が少ない場合が多いです。

おもちゃ・本・文房具など
 これも多い寄付ですが、需要は寄付先によってかなり違って来ると思いますので、事前に寄付先にご確認頂くと良いと思います。基本的には新品相当の状態の良いものでお願いします。(衛生管理上)
 また、ぬいぐるみなどはアレルギーへの対応も考慮して受け取らないところが多いかと思いますのでご注意下さい。テレビゲームなども需要がかなり割れますのでご注意下さい。(一般家庭でもゲームに対する考えはそれぞれかなり違いますよね)
 文房具は消耗品なので需要は高いと思います。特に、鉛筆・色鉛筆・塗り絵・ノート・お絵かき帳・シール(特にがんばりシールなど)・折り紙などは小さい子どもたちに人気です。ただし、ランドセルなどの長きに渡って使うものは子どもたちが自分で選んで買ったり、親から贈られたりするので需要はほぼありません。

家電・家具
 こちらも寄付先によって需要はかなり分かれると思いますので、直接問い合わせて頂くと良いと思います。基本的に新品(もしくは新品相当の状態の良い)のものを受け付けていることが多いです。
 家具では、アレルギーなどの問題もあるので、見た目はキレイでも奥にカビやダニが潜んでいる場合も多いので注意をお願いします。使用できない場合、家具や家電は廃棄にお金もかかってしまうので、無断で送りつけなどはやめましょう。

子育てグッズ
 ここで初めて書きますが、チャイルドシート、子ども用チェアーなど一時期しか使わないのでその後の処分に困りがちというものも、乳児院や子育て系のNPOなどでは寄付を募っていることがあります。(子ども用ライフジャケットなどの普段使用頻度の低い安全グッズなども)譲る人もいないし、捨てようかなと思っている方は、寄付の相談をしてみてはいかがでしょうか。(寄付の際は状態の良いものをお願いします)


さて今回は前回に引き続き、クリスマス・年末に向けて増えていく、寄付について色々書きました。
好き勝手なこと書いていると思うかもしれませんが、寄付する側と受ける側がお互いハッピーになれるマッチングにつながれば良いなと思います。

今日も最後までありがとうございました⭐

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