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webと企画 #29 制作提案と企画書の作り方①基礎

こんにちは、クリエイティブディレクターの
高宮と申します!

第28回目の記事では
「デザインコンサルティングファーム」
という部分についてお話いたししました。
前回の記事はこちらhttps://note.com/chiharunoippo/n/n1e724fb3318e

第29回目の記事では
「制作提案と企画書の作り方①基礎」
についてお話ししようと思います。

サイトの制作提案

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サイトを制作できるスキルがあっても
提案、企画力がなくては、
そもそも制作が始まりません。

提案をするときには、
クライアントのサイトを作る目的や
運用についての考えを明確に把握
しておく必要がありますが、
その目的にあわせた内容でも
クライアントになかなか頷いて
貰えない
事もあります。

相手の課題を見つけ
それに合わせた内容の提案だけでなく
その提案意図を具体的に伝える力と、
明確な結果を定義する企画力
クライアントに納得して
いただきやすくするための
意識についてご紹介します。

企画書を作る前に

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私も以前は企画をするにあたって
相手の想像や期待を上回る必要がある
と考えていましたが
必ずしもそうである必要はありません。

企画を作る上で重要なのは
・提案内容の伝え方
・実施で得られる結果の定義
・クライアントの抱える課題

であり、もちろんクライアントも
外部からの新鮮な提案を求めていますが、
重要なのはそれによりクライアントが
どんな効果を得るか
という部分です。

クライアントの抱える課題に対して
どういった形でコミットするのかを
明確に定義する
事で、
相手に納得していただきやすくなります。

提案するサイトのデザインについても
実施で結果を出せる理由
結果を出す必要をしっかりと
定義する事で、
相手の決断と行動のハードルを下げられます。

企画書の情報順序と項目

企画書はクライアントや
提案までの流れによって内容も変わる
ため一概にはいえませんが、
どんな企画書においても
クライアントの求める情報や期待に
答える必要があります。

知りたいと感じてもらえるであろう
情報を先に見せる
事で、
そのあとの内容にも興味を持続させる
ことができます。

場合にもより変化しますが、
私は実務で企画書を制作するときは

1.提案内容
(クライアントの課題の解決策)
2.実施による結果
3.制作・実施のスケジュール
4.データによる結果の定義づけ

のような流れで制作することが多いです。

結論から先に述べることで
相手の情報に対する訴求を満たし、
そのあと課題の具体的なポイントや
リサーチ、分析データから結果の定義づけ
を行う事で、提案に具体性を持たせます。

相手を思う気遣い

企画をする上で把握しておきたいのは
クライアントは大抵、
WEB制作関係者ではない事です。

私たち制作側の人間が当たり前に使う
言葉も、相手にとっては
聞いたことのない専門用語となって
しまうことがほとんどです。

提案時は企画の内容への
こだわりが大事ですが、それ以前に
相手を思う気遣いを
怠らないようにしましょう。

具体的な例としては
UX/UIなどの単語を
ユーザーの体験、ユーザーの使用感と
少し言い換えてあげるだけでも
クライアントの理解を
助ける工夫となります。

企画書も見やすいデザインで
こだわって制作する
事で
デザイン制作を依頼する相手としての
信頼度の向上にも繋がります。

右から左へ。
上から下へ。

基本的な情報の配置を
気遣うだけでも、見た目から
説得力のある企画書にすることができます。

まとめ

今日は企画の流れや意識したいことについて
基本的な部分をおさらいしながら
ご紹介いたしました。

企画の内容は、
発想よりも結果の定義と具体性が重要です。

相手のことを気遣う企画書の制作で
さらに相手からの信頼を得ることができます。

今回は
「制作提案と企画書の作り方①基礎」
についてお話しました。

ここまで読んでくださった皆様、
ありがとうございました。
次回も、よろしくお願いいたします!

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