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webと企画 #3ペルソナとCJM

こんにちは、クリエイティブディレクターの
高宮と申します!

第二回目の記事では
「Webディレクターの具体的なお仕事」
という部分についてざっくりお話
いたししました。前回の記事はこちら
https://note.com/chiharunoippo/n/na25e3fe60052

さて第三回目の記事では
「ペルソナとCJMの制作」
についてお話ししようと思います。

前回、Webディレクターはニーズを
プローピング・ヒアリングし
クライアントの奥深くにあるニーズを
見出し実現する
というお話をしましたが
今回はその実現の為に必須となる
ペルソナやCJM(カスタマージャーニーマップ)
についてお話ししていこうと思います。

まず、ペルソナとは
架空のターゲットユーザーの人格です。
なぜ架空の人物を制作するのか、というと
ターゲットユーザーの心理を理解・考察する
ために制作します。

具体的にはターゲットユーザーの人格を
作るうちに見えてくる
・行動特性
・消費傾向
・情報接点 
などを元に、
ユーザーにどう広告を仕掛ければいいか
どの情報を優先的に表示するか
どういった言葉ならアクションを起こすか
などを繋げて考察していきます。

ただし、ペルソナを作るには、
そのターゲットユーザー層になる人たちの
流行や修正などを日頃からよく観察し
リサーチをしておく必要があります。

例えば、会社員40代男性の使用する
主なアプリは〇〇と××で、これに
関心がある人が多い
大学生20代女性はこのアプリを
必ずといっていいほど入れていて
就活の悩みはこういったところにある
というような人間観察が非常に役に立ちます。

私の場合はまだまだ自分の中の人間観察眼や
データ数が多くないため、
SNSやインターネットリサーチを徹底的にし
企業のアンケートデータや投稿から得る事から
考察する事が多いです。

架空の人格を作っても、実際の
人々やデータから大きくかけ離れていては
シュミレーションする意味がありません。
現実の人々の平均的な部分から
生み出されたペルソナ
こそがユーザー心理
を理解する上では重要になって来ます。

続いてそのペルソナを作り出した後は
どうするの?という部分について
お話しします。

ペルソナはあくまで架空のユーザーの人格です。
次にそのペルソナは
・ユーザーが実際に作られたサイトをみて
 どう反応するのか
・今サイトにどの情報が必要なのか
・このサイトを見て本当に行動するのか
を考える為にあります。

そのシュミレーションをし、
可視化したデータがCJMです。
CJM=カスタマージャーニーマップとは
想定したユーザーがどのような行動をとるか
シュミレーションし、
ユーザーを行動へ導くための考察
するためのマップです。

どんな風に使うか具体的にいうと
情報の優先度を決める時などに
ペルソナが
どのコンテンツを見て
このように感じるから

次に表示する情報はこれでいくべきだ。
という風に決めていきます。

それを図解してチーム全体で
その経緯を共有しておく為にもCJMは
重要な資料となります。

例えば前回に続き、採用ページのCJM
を作ったとしましょう。
ペルソナは簡単に決めるとすれば
新卒の女子大学生です。
アクティブな性格で社風を重視している
と仮定しましょう。

その人はどういう部分に悩みを持っているか
リストアップします。
・社風はどんな感じか
・女性社員はどれくらいいるのか
・相談する気軽なコミュニケーションはあるか

このように簡単な人格を仮定するだけでも
これだけの悩みを想定する事ができます。
その悩みを解決する為のコンテンツ作りを
練っていくわけです。

・女性社員のインタビューページを設ける
・社内のコミュニケーション(歓迎会)などの
 様子をギャラリーとして掲載する

上記は実務でも使ったコンテンツ作成例で
ユーザー心理の部分からweb内のコンテンツの
内容を形成していく事は結果にも繋がりやすい
webを作る上で大切な心がけだと感じます。

今回は
「ペルソナとCJM」
についてお話しました。

次回は
「ディレクターとチームのコミュニケーション」
について次回の記事で
ご紹介したいと思います。

ここまで読んでくださった皆様、
ありがとうございました。
次回も、よろしくお願いいたします!

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