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私たちが持つ「学ぶ権利」

私は大学に入って、とある資格を取ろうと思って「教育」についての科目を取って講義を受けてます。(この授業めっちゃ楽しいのですよ。興味深いって意味で。)

そして、この授業で「学校教育は今の日本にとって完璧なのか」「学校外での学び」についてを考えながら受けてます。

やっぱり「不登校」「生きづらさ」を考えるなら、教育という場所からの視点も持っておきたいと思ってるので。

今回、この記事で書きたいのは義務教育と学習権。
つまり、私たちが持ってるのは権利であるのか、義務であるのか、について。

学校に行かずとも、学べた不登校時代

私の不登校時代は、実はほかの不登校の子よりも格段に充実した学びで満ちていました。

なぜなら、不登校中でも自宅学習や地元の進学塾などで学ぶ機会が確保してあり、普通に学校に通う子と同等の学力を身につけることができ、中学高校進学時も困ることがあまりなかったからです。

もちろん、勉強なんか手につかなくて自暴自棄になった時期になったり、荒れた時期もあったけど、学ぶ権利が奪われることも、学校での教育を義務教育として強要されることもありませんでした。

今は教育法が変化し、学校外(フリースクールやホームエデュケーションなど)での学びが受け入れられるようになりましたが、私が不登校だった時は、学校教育が全ての状況で、その他の学びの機会は受けいけられることがほとんど無い状態でした。

それなのになぜ?
きっとそれは、両親や理解のある大人が教育権や学習権という権利を当時の私に教えてくれて、その権利の基で私の学習環境が守られていることを主張してくれていたからです。

そんな環境下で過ごせていたことが幸せなことだったんだと思うようになってから、教育権、学習権について独学で調べ、考えるようになりました。

その結果、

義務教育というものは、子どもの周りにいる大人(親、教員、教育委員会)が、子どもに教育を受けさせる義務、教育を受けるよう促す義務があるということ。

そして学習権は、私たち(子ども大人関わらず)が持つ積極的に学びを得ることができる権利であるということ。そして守られるべき基本的人権のひとつであるということ。

と私は考えたわけです。

講義で、第4回ユネスコ成人教育国際会議で発表された「学習権宣言」に触れたときに、この話をブログに書こうと決めてました。笑

基本的人権に学習権が含まれてるということは、学校に行かないだけで学ぶ権利が奪われることはあってはならないですし、

義務教育は、私たちが受ける義務ではなく、周りの大人が受けるように促す義務であるので、学校に行かないことが、法律違反になることはないのです。

学校での机上の勉強だけが「学び」?

最近すごく思うのは、学校で受ける国語や数学などの○×がハッキリ付くような机上の勉強だけが学びなのか?ということ。

学校で受けることのない心理について、いろんな哲学、生きづらさについて、それらについて考え、調べ、理解を深めること
多種多様な人間と関わり、いろんな価値観を知り知識として蓄えること

これらは確かに学校で学ぶことは無いけど、「学び」ですよね。

何を持って「学び」を定義するかは、価値観によって変わってくるだろうけど、私が講義や自らで考えた結果をもって定義してみると、

人間が存在するあらゆる場面、そして人生の中で行われる、人格形成に作用される知識を身に着けたり、発見したりすること。

かなと。



学校でできるような机上の勉強だけが学びではないし、それに固執する必要はないと思いました。
もちろん、学校でできるような机上の勉強だって学びの一つだからやりたいならドンドンやったらとても良いと思います!(当時の現実逃避が勉強だった人。笑)



この記事を通して私が伝えたいのは、
学びたい、勉強したいと思ってる不登校や引きこもりの人、いっぱい学んで勉強してほしい。
ということ。

それが机上の勉強であろうと、そうでなかろうと。身に着けた学力も知識も生きていく上で絶対に強い力になります。

私は学校に行かなかった間、心理学を勉強して、社会に見え隠れする生きづらさについて強い関心を持ちました。
そのおかげで社会や政治に目を向けたり、教育について考えたり、憲法を勉強してみたり、問題解決のためにコーチングを学んでみたりしています。

それらの学び、勉強が高校受験、大学受験に結びつくことは全くなかったけど、明日明後日と生きていく活力へと繋がっていきました。

だから、学びや教育って生きる活力になってくれるんじゃないかなって密かに考えてたりもします。

そんな人生に意味を与えるような、生きる活力になるような学びの機会が増えてほしいなぁと思いながら、今回はこれで終わりにしたいと思います!

最後まで読んでくださって、本当にうれしいです……♡もしよろしければサポートして頂けると、もっとうれしいです💕