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人生初めての捻挫 inカナダ 前編

ご無沙汰しています。
2024年もあっという間に2月の半ばで、歳を取ると本当に時間の流れが早いですね。
特に何をしてるわけでもないのに、時の流れの速さに何かせねばという焦燥感だけが募っていくこの頃です。

新年早々怪我をする

そんな焦りの気持ちが裏目に出たのか、実は年の始めに盛大に転んで足を捻挫しました。しかも32年生きてきて初めての捻挫!それも海外で!いやーん!ショック。。
遡ること1月4日、図書館でひと仕事終えて、さぁ帰って夕飯でも作ろうと思い建物の外に出てスロープを通ろうと思ったら、図書館の前の木が綺麗にライトアップされていたので、いつものように写真をパシャっと一枚撮影し、寒いし早く帰ろうと次の一歩を踏み出した瞬間、視界が大きく揺れ足がふわっと浮き、次の瞬間には両膝でコンクリートの地面に着地!!
いった〜!!!
ショックすぎてその時のことはあまり鮮明には思い出せないんだけど、ひぃ〜んみたいな声出して悶絶してたのは薄っすら覚えてる。声にならない声。

この写真を撮った1秒後に地獄の痛みを味わう

その時は周りに誰もいなくて、痛い!助けて!やばい!とか訴えることも同情を買うこともできず、ただ一人地面の上でもがき苦しんでた。笑
近くにベンチがあったのでそこまで移動して必死に膝をさすってた。
ジーパンの膝小僧の部分が擦れて、その下で若干出血してるぽい湿った感じがした。
両膝の痛みがあまりに酷くて、その時は足首ちょっと痛いなくらいだったんだけど、ここでうだうだしていても仕方がない。家に帰ろう!と歩き始めたら全然歩けない!足首痛い!激痛!
ということですぐにUberを手配。
迎えにきてくれたUberはFordの最新モデルのF-150で、年の暮れに乗った知り合いの車と同じ車種でちょっとテンションがあがった。
そのノリでか危うく助手席に乗り込んでしまうとこだったけど、いやいやこれUberだったと思い直し、後部座席へ滑り込む。
どうしてもこの痛みと悲劇を誰かと分かち合いたくて、普段Uberのドライバーとスモールトークなんてほとんどしないのに、自分から、いやぁ〜さっき派手に転んで足捻挫しちゃってさ、めちゃくちゃ痛いのよ。と。
ドライバーもうぉ〜まじか。大変だったねと同情してくれるも、私も気が動転していていつもに増して適当な英語になってしまい、それ以上会話は続かなかった。。

捻挫したらすること

家についてすぐに「捻挫したら」でググり、さっそく「RICE」を実践。
R: Rest 安静
I: Ice 冷やす
C: Compress 圧迫
E: Elevation 拳上
ルームメイトにもさっき足くじいちゃってめっちゃ痛いよ〜とこぼしながら、とにかくネットで調べまくって、すぐにAmazonでサポーター(こちらではbraceという)と久光の湿布を購入。
軽症の捻挫なら1-2週間、重症なら6週間以上って書いてあって、この時点ではどれくらいの捻挫かさっぱりわからず、とりあえず1週間くらいは安静か〜、まぁ仕方ないか。と意外にも冷静に現実を受け止めることができた。

治る気配がない

足を捻挫して早2週間。腫れこそひけたものの痛みが全然ひけない。
歩くと痛くて外出もままならず。(食材も買いにいけずDoor DashとUberを使いまくる)
毎日湿布貼ったり、サポーターつけて足首固定したり、できるだけ安静に過ごしていたけど一向によくなる気配がなく、さらに3週間が経つ。
さすがに3週間過ぎたあたりから、なんかまずいなと思い始めて、周りの友達とかにも経過報告して意見をもらったんだけど、それ病院行った方がいいよと言われ。
あぁ、ついにこの時がきてしまったか〜。。海外で病院に行くのは一番避けていたことなんだけどな。
でも、人間生きていれば病気や怪我もするし、これも何かの練習と思って行くか。と何故か前向きなマインドにすぐに切り替えることができ、ルームメイトに家から一番近いWalk-inのクリニックを教えてもらう。

カナダで初めての診察

初めて病院にかかるとはいっても、事前にネットでカナダの医療システムを調べていたので、まずはWalk-inに予約なしで行き、専門医の紹介状をもらう。というのは頭に入っていた。
朝早く起きてUberを呼び、病院へ。近くの通りで降ろしてもらったけど、病院までの数十メートルを歩くのが苦痛。
入口入ってすぐのカウンターで番号札を受け取り、待合室で空いてる席を探す。朝の8:00がオープンでそれに合わせて行ったけど、すでに院内は混み合っていた。
1時間くらい待っただろうか、ようやく番号が呼ばれ、ここでようやく受け付けを済ませる。
その後また待合室に戻り、そこからさらに2時間くらい待った頃にようやく名前が呼ばれ診察室へ向かう。
ここに腰掛けて、リラックスしてね〜。と。
対応してくれた看護師さんは気さくな感じで、私が名前を伝えて日本人だとわかると、どんなに日本が好きか熱弁をふるい始めて、そこから5分くらい日本に行ったときのことを話してくれた。
その後ようやくどうやって転んだか、どんな症状かを説明して、電話番号を伝えて、さぁ診察始まるかなと思いきや、
「これで登録完了しました。この病院にはX-rayがないから他のとこで
レントゲンとらないとなんだけど、これから、あなたの電話番号に2つメッセージがいくから、2つ目のメッセージを受け取ったらまたここに戻ってきて。足捻挫してるからあまり歩かせたくないんだけど、待合室にいると周りの人の風邪もらったりするかもしれないし、待ち時間も結構あるから近くのカフェに行くのをおすすめするよ。」と。
えぇ〜!また戻って来るの?今この場で紹介状書いてもらえないの?
後からわかったけど、彼女はドクターではなかったので紹介状は書けないということだった。
仕方がないので、病院を後にして眼の前のスタバへ。待ち時間の間仕事しようとパソコン持ってくるところまではよかったんだけど、充電器忘れてパソコンのバッテリー切れで全く仕事はできなかった。
そこから待つこと約2時間!!いや3時間弱だったかも。ようやく2つ目のメッセージを受け取り病院へ。
そこからまた30分くらい待ち、またさっきの看護師さんがChiharu! Come on in!と。フレンドリーすぎる。
ようやくそこでドクターに診てもらうことができ、怪我をした時の状況を説明した。
私のくるぶしには外脛骨という余分な骨があって、捻挫をするとその外脛骨の痛みを誘因することがあるから、通常より治りが遅いかもとのこと。
ちなみに僕の妻も同じ外脛骨があるんだと、これまた余分な情報を仕入れて、ようやくX-rayの紹介状を書いてもらえた。(まだここ)
レントゲン撮ってる病院は他の場所にあるので、病院の地図と紹介状を手に病院を後にしUberを手配。
ようやくレントゲンが撮れる。とちょっと安心したものの、朝の8時にきてようやく紹介状を手に入れたのが午後2時半!
カナダの医療システムは良くないと耳にはしていたけど身を持って体感した。

捻挫した当日は足首よりも膝の打ち身がひどかった

後半につづく。


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