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情報とどう生きるか①「知る」「考える」「理解」を理解する

本を読むことがなぜ重要なのか、を自分のことばで語れるよう考える中で、自分の思考の過程を記録していきたいと思います。

そもそも、これだけ多量かつ様相も様々な情報にあふれる今、メディアやコンテンツは「より早く/簡単に/短く/インパクトを」という方向でカタチを進化させていっていると思います。それは全く悪いことではないし、社会のニーズがそうなのであればそうあるべきというのは肯定的に思います。
が、改めてメディアや情報の特性をきちんと理解したうえで活用していかないと、ただ情報に踊らされてしまうなあと。
ニュースや学びだけではなく、購買や生活・恋愛などなどなど全てのあらゆる場面において自身で判断を下すために、ひとは情報を集め思考して決定する。これだけインターネットが普及しても、それがビジネスである以上自分にとってな完璧・最適な情報をカスタマイズして提供してくれるサービスがあるわけもないし、あってしまってもそれは視野を広げてくれない。
つまり、自分の人生を良いものにするためには、自分自身で情報を主体的に収集して、思考し理解して自分のものにする力が必要になる。

ではそのために理解しておかなくていはならないこと、
①人間の情報処理プロセス
②メディアの特性
③情報をどう活用するか

について、まずは①の情報を「知る」「思考する」「理解する」のプロセスについてそれぞれ考えたい。

以下goo辞書より

し・る【知る】 の解説

1 物事の存在・発生などを確かにそうだと認める。認識する。
2 気づく。感じとる。
3 物事の状態・内容・価値などを理解する。把握する。さとる。
4 忘れずに覚えている。記憶する。また、物事に通じている。
5 経験する。体験して身につける。
6学んで、また、慣れて覚える。
7 付き合いがある。知り合いである。面識がある。

かんが・える〔かんがへる〕【考える/▽勘える】 の解説

1 知識や経験などに基づいて、筋道を立てて頭を働かせる。
2 関係する事柄や事情について、あれこれと思いをめぐらす。
3 工夫する。工夫してつくり出す。
4 問いただして事実を明らかにする。取り調べて罰する。

り‐かい【理解】 の解説

1 物事の道理や筋道が正しくわかること。意味・内容をのみこむこと。
2 他人の気持ちや立場を察すること。

この3つは情報処理の過程だが、人は情報をまず「知って」→比較したり振り返ったり「考え」→自分ゴトとして落とし込み新たな発見として取り入れ「理解」するという深さの違いがある。

情報を収集するということは、目的があるからすることもあれば、習慣や娯楽のためということもある。全ての場面で理解まで行うと必要はないが、人生で大事な場面はもちろん、自己理解や仕事の能力向上などなど「軸」を持っておくべきことに関しては、じっくり考え比較し振り返り、自分の血肉化して理解し落とし込むという作業が必要になる。

「作業」なのだ。プロセスを理解した上で意図的に訓練し場数を増やしていく、労力がかかることなのだ。しかしその処理過程を教育の中では教えてくれない。メディアリテラシーの必要性。

新興のインターネットメディアは便利を付加価値に私たちに情報を提供する。それらを利用して余計な時間をショートカットし効率よく情報を集める。私ももちろんそうしている。が、同時に本当にこれだけでいいのか?本当に正しいのか?という目線を持ちながら考えてはまた収集し、具体と抽象を繰り返しようやく結論を下す。実に苦労を伴うが、そうやって力をつけていくしかない。

けれど実は、好奇心さえあれば楽しい作業でもある。
パンセは「人間は考える葦である」と、人間が「思考する」存在であることこそが偉大と説いたわけだが、この思考をしなくなってしまっては、人間として享受された能力を活用できていない、とても勿体ないことだ。
思考して悩んでこそ人は強くなるし、それを楽しめたら最高。

自分の様々な情報との接触場面で、先の「知る」「考える」「理解する」のどのステップまでいけているか振り返ってみたい。


次は、次に理解したいメディアとコンテンツの特性について書いてみます。

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