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人と上手く付き合えないなぁ。

あ~あ

人と上手く付き合えないなぁ

『上手く付き合う』って
何が正解か分からないけれど

でも、とにかく
人と上手く付き合えないなぁ
今も、前も。



……………………



お父さんのお葬式の日、
お父さんの親友が弔辞を読んでくれたんだ.


その人がね、
弔辞の最後に、こう言っていたの。

『あなたは、私にとって
兄弟以上の存在でした』

って。


お父さんはね、
自分を大切にしてくれている人と、
そうでない人との見極めが
とても上手な人だったと思う。

親友と呼べる人たちが
葬儀で、ずっとずっと涙していた。


その反対に、
父は私たち家族に
死の直前、まだせん妄状態に苦しむ前に
こんなことを言っていた。


「あいつは、いい顔しているけれど、だまされるなよ」

その「あいつ」とは
割と父とは近い関係で、
私は少し驚いたけれど、
母や兄はたいして驚きはしていなかった。


大切な人に大切にされ、
大切な人を、大切にする。

そうでない人は、
決して、自分から近づかない。


父のそんな生き方を知り、
そして、娘の私も、そう生きていきたい、
葬儀の直後は確かに、
強く、そう誓った。


ああ
でも。

自分を大切にしてくれない大嫌いなあの人が
少し連絡をくれると
途端に嬉しくなってしまったり

何だか信用のおける人のような気がしていたのに
少し不信感を抱くような行動をされて
一気に不安になってしまったり。



おとうさん。
今、何をしていますか。

お父さん。
あなたのように生きたいのに、
あなたのように、
人を大切にしたいのに

あなたのように
人を見極めたいのに

わたしは
その境が分かりません。

……境、と言っている時点で少し違和感があります。

人と100か0で判断しようとしているんだよね。
白か黒で判断しようとしている、わたし。


どうしたらいいの。

人を信じたい
人と深く繋がりたい

上手く出来ないよ
わたし。


あの人を信じてもいい?
あの人を信じたらいけない?

自分で決めることなのに
分からなくて
そういう時は
都合よく、天国にいるお父さんをつかってしまうね。


お父さんは
きっと言っているね。


「それは、お前が決めることだよ
それを決める力が、お前にはあるよ」

って。


……その言葉も、
私の理想の想像に過ぎないけれど。


サポートありがとうございます。東京でライティング講座に参加したいです。きっと才能あふれた都会のオシャレさんがたくさんいて気後れしてしまいそうですが、おばさん頑張ります。