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私から娘たちへ。サンタさんの思い出を引き継いでいけたらいいな。

クリスマス当日の朝6時。
いつもより早く目覚めた長女と一緒にリビングに行くと、テレビの前におもちゃがいくつか置かれていました。

シルバニアファミリーの家具セット2つに、二段ベットに、ねこファミリーのお人形セット。

待望のおもちゃを前に、長女はどんな反応をするだろう?
ドキドキしながら様子を伺っていましたが、長女はやった!と喜ぶ感じもなく、なんとなく無表情。
そして、独り言のようにぽつりと言いました。

「サンタさん、ほんとにぜんぶ持ってきてくれたんだね」

今年長女が欲しがったのは、シルバニアファミリーのおもちゃ。
家と、人形と、家具。全部ほしいという彼女に、私は言いました。

「じゃあ、家はパパとママが買ってあげる。サンタさんからは長女が家具、次女が人形をもらったらどう?」

長女も次女も、わたしの提案に乗り気に。
3人並んでネットで下調べをして、おもちゃ屋さんにも実物を見にいってプレゼントを選びました。

今年はサンタさん沢山持ってきてくれたんだね。
そんな話をすると、長女は納得した様子。
身支度を大急ぎで済ませ、家を出る時間ギリギリまでおもちゃで遊んでいました。
今も床にはおもちゃがそのまま。帰ってきたらまた遊ぶそうです。

せっかくサンタさんが運んでくれたんだもの。大事に使ってほしいなぁ。

私自身が子どもの頃は、サンタさんのプレゼント、両親からのプレゼント、祖父母からのプレゼントと、3つプレゼントをもらうのが定番でした。
それが当たり前だと思っていたんですが、社会人になってから先輩に「そんなにプレゼント貰ってたの!?」と驚かれました。
兄妹3人、クリスマスは忖度なく自分の欲しいものをおねだりしていたので、両親たちは大変だったろうなぁと思います。

クリスマスの朝、プレゼントが置かれていたのはいつも勉強机の上でした。
キレイにラッピングされたプレゼントの横には、毎回手書きの手紙が添えられていたものです。

それはサンタの正体を知ったあとも途切れることなく、見覚えのある字が並ぶ手紙を読むのがちょっぴり楽しみだったのを覚えています。

勉強のこと、習い事のこと、将来のこと。
優しい言葉で書かれた手紙はいつも前向きで明るく、読み終えたあとは満たされたような気持ちになりました。

我が家のクリスマスの伝統ともいうべき習慣。字が読めるようになったら、わたしも引き継いでいきたいな。

サンタさん?なにそれ?だった娘たちも成長し、最近は「サンタさんはどこからくるのかな?」「どんな人なのかな?」と興味津々。
毎年手紙を添えてくれたサンタさんのように、私も子どもたちと一緒に「うちのサンタさん」を育てていけたらいいなと思います。

メリー・クリスマス!


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