鬱で役に立つこと 6 ストレスケア
『予防するしかないストレス 特に鬱中は』
今回はかなり推測の多い内容となってしまうことがあるかと思います。私自身、ストレスをかなり感じない質で、ストレスを感じたら即刻発散を、という世間の風潮に疑問を持っているからです。
ただ、勿論ストレス自体はある程度有害なものでしょうし、発散できればそれに越したことはないでしょう。
私が懸念していることが2点あり、
・ストレスを発散しようとすると、多かれ少なかれ気力体力が消耗され、仕事に差し障る
・鬱になるとそもそも気力体力が続かないため、ストレス発散できない
です。
なのでこうなる前は、ストレスを感じないのはかなり社会的に有利な特徴だったのですが、実際罹患してしまった以上、仕方ないので触れないわけにはいかなくなってしまいました。
上段の縛りもあり、論理的にこのふたつを解決するにはひとつしかありません。
それは、予防です。
有体に云えば、ストレスを受けないことです。
一度ストレスを受けた後、そのリカバリで気力体力を消耗しては元の木阿弥です。ストレスを感じる方は、できるだけ受けないのが最善の策です。
でもここで、無茶な理論だとお分かりになるかと思います。
特に職場の人間や環境などは、変えられるでしょうか。無理です。絶対とはいいませんが、まず無理です。
というわけで、事実上ストレスケアの方法は存在しません。
それを前提として、できるだけ予防としてストレスを受けない方法を選んでください。
例えば婆臭いと思われてもいいから、足裏カイロを使いまくる。悪くなるかどうかわからないなら、思い切って人間関係断捨離をする。
しかし上記の通り、環境を変えるなどはまずできませんから、できたとしても焼け石に水です。
で、焼け石に水でほんの少しでも限界まで受けるストレスを軽減したら、できるだけ“リスクの低い”ストレスケアをして、石の温度をもう少しだけサガげます。
この書きもののように、ひとつは出費の制約が限りなく低いこと。もし出費をいくらでもしてよいのであれば、ギャンブル依存者などは最強です。
もう一つは上記のように体力的にできるだけ軽微であること。スポーツなどが趣味などであれば別ですが、ストレスを受けたり鬱になると、体力がそもそも出せないのですから自爆行為です。
意外かもしれませんが書きものなども結構体力を消耗しますし、現在の体調ではゲームなども以前のようにもできません。絵を描くなどもそうです。手を動かすこと、考えることそれぞれで消耗します。
クリエイティブ作業はストレスケアには効果抜群ですが、こういうリスクもあるということです。
最後は時間的制約ですが、これはストレス発散で徹夜などをしてしまうと、意味がないということです。
何がいいたいかというと、上記を全てクリアしている際、まだストレスがあったり発散行動が負担になっているのであればまずいですよ、ということです。
以前もお薦めした、内科でもいいから受信するのきっかけであるともいえます。
ここでひとつ取りこぼしたとすれば、私の以前の体質であるストレスを感じない性質ですが、これはそのまま維持できれば、かなり優位な性質であるため、無駄にストレス発散をすることはお勧めしません。ストレス発散自体が負担となっても意味がありません。
私の体験ですと、必ず“首から下の体調の変化”が出ます。不眠なども含めます。この時点で通院かストレスを意識的に“自覚”することで、負担のないストレスケアができます。
また、ストレスケアはお金がないと難しいです。
通院もそうですし、読書やゲームも、無料で受容できる方法はありますが、交通費や環境費など、思わぬ出費がかさんでしまうこともあります。思い切ってそれ用のお金を貯めておきましょう。
習い事や映画など、具合が悪くなると厳しい出費は出てきますが、トータルのエンタメ代は意外とかかるものです。
石が焼けていない、今石を冷やしているところ、もう冷やす水がないという段階を考えて、体調管理をしてみてください。
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