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「インタープリテーション研修会」実施します!
若林環境教育事務所では、インタープリテーション研修会を企画、実施しています。これまでも全国各地で研修会を実施、指導してきました。研修後のフォローアップなどについても、お気軽にご相談下さい。
若林環境教育事務所IP研修会実施指導歴
栃木県自然ふれあい活動指導者養成講座(2002年~2014年/栃木県)(若林正浩)
国有林野事業職員研修 自然ふれあい研修(2002年~04年/林野庁)(若林正浩)
B01 気候変動や外来生物による課題があることをフィールドで実際に示す
私は標高1000m付近のフィールドでインタープリターとして活動していました。ここは太平洋側と日本海側の両方の気候を持った特色のあるフィールドです。ツキノワグマが生息する自然が豊かな森林が広がり、冬には1m以上の積雪があるのでスノーシューなどの冬のアクテビティが楽しめます。
温暖化については、毎年のように人々の関心が高まっていますが、ここのフィールドを訪れるビジターの方にもより強く関心を持ってもら
A05 ビジターが志向する対象や、期待している感情を的確に把握する
そのフィールドが持つ豊かで魅力的な自然は、一年を通して来園者に様々な刺激を与えます。
ここで一年以上働いているスタッフは、四季それぞれの自然が放つリソースを理解しています。何度も訪れているビジターもそのことは知っていて、それぞれのモチベーションでそのフィールドにやってきます。
A04 どのようなビジターに対しても、親しみと礼儀正しい態度を失わずにコミュニケーションする
私は、「カウンターIP」の上達のために、「コミュニケーション・コード」を作成しています。
「コミュニケーション・コード」が他の施設で使用されているのかどうかはわかりませんが、内容は以下のようなものです。
A03 ビジターの関心にあわせて、適切な話題提供やコミュニケーションを取る
私は、訪れるビジターとの会話をとても楽しみにしています。「カウンターIP」とカウンター上に展示している「更新型展示」がその役割を助けてくれます。
セミの抜け殻やニホンリスがマツボックリ種子を食べた痕(通称「エビフライ」)、不思議な形をした植物の種子やドングリなど、「触ってもよい(ハンズオン展示)展示物」で、小さなお子さんたちは何度も触っていきますので、やがて壊れていきます。
A02 どのような訪問団体に対しても、団体が期待する体験を提供できるように最善を尽くす
そのフィールドが持つ豊かで魅力的な自然には、四季を通じて様々な人々が訪れます。個人や団体など対象は様々ですが、問い合わせの連絡を入れることから始まります。
施設側は、予約を受けた段階で、相手の希望の内容や滞在時間、人数などを把握し、その団体の受け入れを決めた後は、当日までのやりとりは施設側とクライアントの担当者どうしが行うことになります。
A01 どのようなビジターに対しても先入観を持たずに対応し、誠実な態度で接する
ビジターセンターやインフォメーションセンターなどフィールドの入口に当たる施設には、様々なビジターが訪れます。
ここはフィールドの「玄関」に当たる部分ですから、訪れる誰に対しても、フィールド全体の意義や成り立ち、見るべきものなどの資源を的確に丁寧に伝えなくはなりません。
ガイド上でIPを行うときに有効なマインド その①
私はインタープリテーションというコミュニケーション手法を用いて、10年以上にわたり、自然の中でのガイドウォーク体験を実施してきました。
参加される方々は、家族やグループなど様々な方々ですが、もっとも苦労する状況は、申し込まれた方以外の一緒に参加される方に明確な動機がない場合です。