ちふちふ

お肌と胃とメンタルが弱く、お薬飲む日々。仕事はIT系の研究開発。離婚歴有ります。 日本…

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お肌と胃とメンタルが弱く、お薬飲む日々。仕事はIT系の研究開発。離婚歴有ります。 日本語/English/中文 https://about.me/chifure33

最近の記事

この世でいちばん大切な人を亡くした #3

彼女が自らこの世を去った直後から、とてもたくさんの事務作業が私に降りかかりました。 人が亡くなるというのは、大変なことです。まずはご親族に連絡する。死亡届を役所へ提出し、火葬許可証をもらう。葬儀屋を手配する。お葬式の準備をする。火葬場の空きは運まかせなので思うように日が取れない。 会社には、数日休むとかろうじて伝えました。私は彼女と籍を入れていなかったので、素直に「配偶者が亡くなった」とは言えませんでした。「内縁の妻が亡くなった」と言ったところ、幸い上司はすぐに事情を理解し

    • この世でいちばん大切な人を亡くした #2

      人が生きて行く上で、他者との関わりは無くてはならないものです。とはいえ、それは人生のステージに於いて少しずつ意味が変わっていきます。友人や恋人、パートナーに求めるものは、例えば10代の中学生と30代の既婚者では、大きく意味が違うでしょう。 人間は年を取っていくと、どんどん悲しい思い出が増えていきます。その多くは、離別による悲しみから来るものでしょう。 たとえば私は、千葉県の京成線沿線に、悲しい思い出がとてもたくさんあります。そして彼女を失った今、私は一人で京成線に乗ること

      • この世でいちばん大切な人を亡くした #1

        私は、愛していたその人のことを、パートナーと呼んでいました。 私のパートナーは、10代の頃から長いあいだ精神疾患が続いており、特に双極性障害(Ⅱ型)に苦しんでいました。双極性障害とは、一昔前は躁鬱病と呼ばれていた病気です。ちょっと聞くと、躁があるぶん、ただの鬱病より良いのでは無いかと思いがちです。しかし違います。双極性障害は、ひとたび鬱が訪れると、躁の時におこなった数々の行動を思い返して自己嫌悪に陥ってしまう。そして鬱が何十倍にもなってのしかかる、とてもとてもつらい病気なの

      この世でいちばん大切な人を亡くした #3