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6/5 mon [June: 6月を迎えて]

 オンラインでの大学入学を決めて、レポートに取り組み始めてから二ヶ月が過ぎた。カリキュラムや学習方法に慣れるのに四苦八苦しながら、論述においての決まりごとだとか、芸術史の勉強を進めていくうちに、知識の習得というより、自分の癖や傾向を発見できたことが大きな学びとなった。

 まず、本を読む、という行為はとても好きだけれど、当然これまでは好きなものばかり読んでいたので、あまり興味を持たなかった分野を読み進めるのはなかなか大変だということ。これは環境を変えて、喫茶店で時間を決めて読むことで捗ることがわかった。
 次に、朝の方が学習内容が頭に入りやすいということ。仕事が午後からの時に、珈琲をいれてタイマーをかけて、まず30分、机に向かう。調子が良い時には延長するけれど、昼には必ず切り上げる。
 また、どうしても覚えられないものは手で書くに限る、ということ。私は昔からノートをまとめることが好きだったので、こうして活字を並べるよりも、紙とペンで文字が埋まっていくのが気持ちいいと感じる。ただ、苦手だったタイピングも徐々に楽しくなってきた。キーボードを打つときのリズムが、なんとなく楽器を演奏しているような。ピアノを弾いている時みたいな感覚だろうか。ただ、まだまだ誤字は多く、読み返すととんでもない言葉が入力されていたりする。

 そして、自分はこの世界の歴史をあまりにも知らなすぎたこと。小中高で学んだ歴史が一体なんの役に立つのだろうと疑問を抱く人は少なくないと思うが、ようやく大人になって面白みを感じることができるようになってきた。宗教や政治などが複雑に絡み合って社会が蠢き、人間の心理に影響を与えている。簡単に語れることではないけれど、きっとこれからも歴史が塗り替えられる度に、立ち止まって考える時間が必要になるのではないだろうか。

 毎週月曜日、ここに学習したことやレポートの下書きなどを公開しようと決めてから、なんとか続けてこられて良かった。つい日々に忙殺されて目標を見失ってしまうけれど、次なる目標は三ヶ月継続。行く末はいかに。


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