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わたしの垢だらけのファンタジー

夫が言った。
「ファンタジー小説が向いているんじゃない?」って

そうなの?
言われたら間に受けるのがわたし。
その時考えたファンタジーがこちら。

でも半年も前。

ふと、一体ファンタジーってなんだろう、今更考えた。

ファンタジーってなに??キラキラ、うふふ、お花畑〜〜みたいなこと?
???

ググってみよう。
簡単に。現実世界につながっていそうな空想や妄想世界のこと。だって。

な〜る。ついで、ファンタジーな女子ってのも出てきて、空想世界やかわいいものを愛していて、自分の世界を大切にしたい人、近寄りがたい、的なまとめ方されてる。ディスられてるじゃん。

ふ〜ん。キラキラな妄想世界が少し現実味を帯びていればいいのね。

そっか〜。

じゃあ目の前にかかっている、サンタのでっかい靴下から、おはよーって言ってまあるいフォルムのちっさい鹿が顔を出しててもそれはファンタジーだね。

その鹿さんが、「お子さんの手紙、確かに貰い受けましたぜ」って言ってでっかいヒズメを敬礼みたいに額につけてウィンクして、「楽しみにしていておくんなせえ」って江戸っ子みたいな喋り方で、音も立てずに、小さな星や小花を舞わせて消えたら、それはファンタジーだね。

なるほど、ファンタジー。

サンタもファンタジー。日本の神話もファンタジーだな。

イザナギのミコトとイザナミのミコトは柱をお互いに違う方向にぐるっと回って、出会って、お互いの容姿を褒め合うと、島がぽんぽんぽんとできちゃうんだよね。
ファンタジー!

これ、日本の神話、えっぐいわがままだらけの結構グロい描写もある。神様たちのお話。
めちゃ面白い↓      全6巻です。

そして私は、手のひらを上に向けて目の前に出すと、目を瞑って詠唱した。
「レクツ、ンハゴ、サア」
手のひらの上には小さな光の塊が浮かんだ。
ふっと私が息を吹きかけると、部屋中に光の粒が舞って、一瞬眩く輝いた。
私の目の前のテーブルには、いつもの朝食が並んでいた!
「なんて素晴らしい!トーストに目玉焼きにりんご!カフェオレも!」

いや、向いてないわー、なんか垢だらけだなー。全然可愛くないしー笑



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