美女が美女になるファンデーション

コスメに重きを置いている大きなドラッグストアに行ったんですけれども。
さまざまなブランドのコスメが揃っているので、ぷらぷらとパトロールしていたところ、大変な事に気付いてしまいました。
それは、店内に大勢いるお客さんの年齢層がとても低いという事です。
お友達同士で保護者の付き添いもなかったので勝手に中高生かと思っていたのですが、よくよく見たら幼い、おそらく小学校高学年と思しき女の子たちが二人組とか数人のグループで、結構いたんですよ。
驚いたわたくしは暫し観察してみました。
その子たちは決して売り場で遊んでいる訳ではなく、多少はしゃぎながらもテスターでお試しをしたりして、最終的にはコスメを普通に買っていました。
そのブランドに偏りはなく、特定の商品に飛び付いている訳ではない事がすぐにわかりました。
また、チャコットのコーナーがスルーされていた点から、バレエなど習い事の発表会で必要な物を買いに来た訳ではない事も予測できました。
その子たちはみんな精一杯流行のおしゃれをしているように見えましたし、軽～くではありますが既にメイクしているようでした。

その後、知り合いのヘアメイクアップアーティストにこの話をしたところ、わたくしと同様びっくりしていらしたものの、その方の小学生のお嬢様も、お友達同士でお出掛けする時には「パパ、メイクして！かわいくして！」と頼んで来ると仰っていました。
そういう時は色付きリップ程度のごくごく軽いメイクと凝ったヘアアレンジで〈やってあげた感〉を思い切り出しているそうなのですが、お嬢様は不服そうだとの事でした。
これはパパのお仕事へのリスペクトも感じられる微笑ましいエピソードですね。

すごく小さくても、おしゃれに興味を持つお子さんっていると思います。
わたくしもそういうタイプの子供だったので、おしゃれへの興味がメイクアップに向かう、という流れはわかるような気がします。
でも、現在では大人と対峙しなくても、上記のようにドラッグストアやバラエティショップなどで、簡単に化粧品を買う事が出来ます。
それに、アイドルのような可愛いお嬢さん方が、コスメの紹介やメイク方法などを動画で披露していますから、情報には困りません。
時代は変わったんですね～。
こんな時代、わたくしのようなメイク研究家という存在は無駄であり、必要ないのではないかと考えてしまいます。

ん？
いや、待ってください！

メイクというものは、すれば必ず美しくなれる訳ではありません。

誤解されている方が非常に多いんですけど、コスメを使えば見た目が良くなる、なんて事実はないのですよ。
この世の中には、美女が美女になるファンデーションすらほとんど無くて、むしろ美女が台無しになるようなものが溢れています。
メイクはコスメの選び方と使い方次第です。
そしてその選び方と使い方を判断するのは、あなたご自身でしかありません。
玉石混淆の情報を見極めるにはさまざまな経験が必要で、物理的に経験値の低い子供では到底無理なんですよね。
わたくしがこれまでに紹介して来たコスメだって、ただゲットしただけでは美女になれません。
どうか皆様、この事を忘れないでくださいね。

美女とは、さまざまな引き出しがある人だと思うのです。
引き出しはその人の持ち物なのでいつでも自由に開けて中に入っているものを取り出して使える訳ですが、この引き出しの中に“メイク”がきちんと入っていれば、見た目を良くする手段として使えるはずなのです。
メイクについては、いざ引き出しを開けてみたものの
「うわ、スッカスカ！でも、入ってるもの全部使えばいいか～」
という大人が多いような気がしてなりません。

メイク、すればいいって訳じゃないのに！

化粧品やメイクの知識が、自分がもっともメイクに興味を持っていた頃で止まっている人って実はすごく多いですし、メイクにおいて経験値の低い人って足し算しか出来ないのです。
SNSでよく見掛ける、持ってる or 流行ってるコスメ全部使ってみた的な仕上がりになってしまっているトンチンカンメイクのロジックがこれです。

とは言え、メイクの方法なんて自由です。
それに、メイク研究家なんて存在そのものが無駄です。
でも、これは昔から知ってました（ﾃﾍｯ）♡
よろしいですか、皆様？
無駄とは、余裕であり余白であり余韻です。
だから美しさにおいて無駄は絶対に欠かせないのです。
こういった事をきちんと落とし込んでいるので、わたくしのメイク技は一生ものだと言えるのです。
是非あなたの引き出しに入れて、ずっとお使いくださいね。

流行に左右される事のない一生使えるメイク技｜メイク研究家　智恵子｜note

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この下にある「スキ♡」と云うやつを押すと当たりが出るかも知れません。当たりにはわたくしが気に入っている化粧品の商品名が書いてあるのです。それでわたくしは「当たり出た人いるかな～♪」と楽しい気持ちになれるので、押してみる事をおすすめしておきます。