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投薬治療は地獄の始まりだった!


今回は心療内科ではどのような治療をするのか、服用された薬の種類とまたその作用と実際に起こる変化について書きます。

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1.心療内科とは?

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大なり小なり、誰しもストレスを抱えて生きています。家族や職場での人間関係、仕事の重圧、健康、経済面などなど…原因は様々ではありますが、悩みのない人など極々わずかでしょう。こういったストレスを趣味やスポーツなどでうまく解消できている間は、日常生活を楽しく過ごすことができるのですが「こころのストレスメーター」が振り切れてしまうと、気持ちは沈んでいく一方で自分ではどうすることもできません。沼にハマって身動きたとれなくなって、抗うほど沼に沈んでいく状況です。そのような心身の患者さんをカウンセリングや投薬で治療してくれるのが、”心療内科”です。字のごとく「こころをいやす」診療科ですね。

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2.近所のクリニックへ診察へ

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今後も頻繁に通院することもありえると考え、心療内科は最寄り駅近くにある小さなクリニックを選びました。担当してくれた医師は40代前後と思わしき女性、見た目も優しそうで口調も穏やかな方。

まずは症状を聞かれたので不眠気持ちの落ち込み倦怠感を伝えたところ、すぐにうつ病である可能性が高いという診断をされました。何かそのような状況なる切っ掛けや思い当たることが無いか尋ねられたので、自分でもびっくりするくらい、ひたすら溜め込んでいた心の内を医師にぶち撒けました。親の介護、看取り、妻の難病治療、仕事のプレッシャー、それらに必要な費用の捻出など…。心に溜まったのドブさらいをしているような感じ。

思い返すと正直何を話したか覚えてません。とにかく家族や友人にも話せない、あらゆるもの吐露したしたので結構スッキリしました。すぐに落ち込みましたけど。

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3.セルトラリンとゾルピデムを処方される

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私が病院から処方された薬は「セルトラリン」「ゾルピデム」と2種類の薬。うつ病はセロトニンという幸せを感じる時に分泌される脳内伝達物質が不足することで発症すると考えられているそうで、「セルトラリン」はセロトニンの分泌を正常値に改善させる効果があると説明されました。こちらは食後に1錠(25mg)(後述しますが、これが曲者でした…。)
「ゾルピデム」はいわゆる入眠導入剤。脳に働き、神経の興奮を抑える物質GABAの働きをパワーアップさせるそうで、睡眠薬とはまた違うようです。こっちは寝る前に2錠(10mg)

この2種類の薬、アルコールとの飲み合わせが最悪らしく、薬の作用が増強されることがあるので、服用期間中は飲酒は極力避けるように注意されました。幸い私は晩酌する習慣がなかったので良かったですが、お酒好きの人には中々厳しい日々が続くかもしれません。

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4.セルトラリンの効果

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処方された日の夕食後、早速セルトラリンを服用しました。この薬、幸せホルモン「セロトニン」を出す薬と言う理解だったので、飲めば少しは気分が楽になるのかな? と思っていたのですがこれがまったく違う! ハッピーになるどころかむしろ鬱屈してしまいました。考えがまとまらず、何もやる気がしません。起きているのも辛いので、ゾルビデムを飲んですぐに就寝しました。こちらの薬は比較的よく効き、朝方まで眠ることができました。

セルトラリンの効果は翌日も続いています。相変わらず倦怠感があり、食欲もなくなり仕事をやる元気は増々なくなれず…。しかし、クライアントに連絡を入れないと多くの人に迷惑がかかるので、力をひねり出して現状を伝え残りの業務や引き継ぎについて後日打ち合わせをすることで乗り切りました。

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4.薬を服用する前に仕事先に連絡し、食料の準備をしておく

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薬を服用して治療を始めると、精神的にさらに辛い状況になる場合があるようです。正直、誰とも会いたくないし、話したくも無くなります。買い物も面倒だし、消えてなくなりたいくらい。もし、うつ病と診断されたら薬を飲む前に仕事周りの整理を極力行って、一人暮らしや家族に頼れない場合は食料を買いだめしておくとよいと思います。

次回は2週間薬を服用した時の様子を書きたいと思います。

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5.処方された薬の概要

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セルトラリン錠25mg x1

効果
うつ状態やパニック障害(突然の激しい不安や動悸、めまいなどの症状が繰り返し起こる)、外傷後ストレス障害を改善する薬。脳の昨日を調整するセロトニンの働きを活発にする。

医師からの注意事項
飲酒は極力避ける。勝手に止めたり指定量を服用しないこと。うつ状態が悪化するおそれあり。

ゾルピデム酒石塩酸錠5mg x2

効果
不安や緊張を和らげ、入眠を促し、よく眠れるようにする薬。脳に働き、神経の興奮を抑える物質(GABA)の働きを強めます。

医師からの注意事項
セルトラリンと同じくアルコールとの飲み合わせが最悪。運動失調、めまい、物が二重に見えるなどの副作用がある。

※効果の説明は薬局から渡された”医薬品説明書”を要約しています。薬の名称欄は、薬や病気に対する科学的理解を深めることを目的としたデータベースKEGG MEDICUSへリンクしています。。


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