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日本語教育能力検定試験合格者必見!奨学金がもらえるかも。

日本語教育能力検定試験に合格したら、奨学金がもらえる?

日本語教師になるための資格の一つ、「日本語教育能力検定試験」。この試験の合格者に奨学金が支給されるのをご存知ですか?
その名も、「JEES日本語教育普及奨学金(検定)」
この奨学金には2種類あり、「検定」が、日本語教育能力検定試験合格者です。「日能」というカテゴリーもあり、こちらは日本語能力検定試験(JLPT)で優秀な成績を収めた学生に支給される奨学金です。「日能」は留学生ですが、「検定」は国籍関係なく受給対象です。
私は2017年の試験に合格、2018年に大学院に進学した際に申請し、2年間、毎月5万円の奨学金をいただいていました。大学院って本を買ったり学会に出たり、色々と出費がかさむんですよね。本当に助かりました。その時のことを、まとめてみます。

応募資格

簡単にまとめてみると、応募資格は
・その前の年の日本語教育能力検定に合格した人
・その年の4月から大学や大学院に在籍していること
・所属機関からの推薦が得られる人
です。国籍や年齢の制限はありません。大学など在学中、最大2年間受給できます。

例えば、2019年の試験に合格した人で、2020年4月現在大学や大学院に在籍している人が応募できる、ということですね。過年度の合格では申請できないので注意です。年によって条件は変わるかもしれないので、必ずウェブサイトなどで確認してくださいね。
http://www.jees.or.jp/index.htm

申請方法

この奨学金、個人では申請できません。4月になったらすぐ、大学などの奨学金担当部署に行きましょう。掲示板にお知らせが貼られることもあると思います。そこで申請期限や方法を聞いて、申し込んでください。
ウェブサイトにも資料がありますが、学生は願書(写真貼付)を提出します。願書は、履歴書+奨学金への申請理由や大学で学びたいこと、将来について、といった内容なので、そこまで難しくないと思います。大学は推薦書を提出する必要があるのですが、私の場合大学からの推薦書は特に何もしませんでした(大学側が適当にやってくれたみたいです)。書類を提出した人全員推薦するようなことを言っていました。これも、大学によると思います。

選考方法

選考は書類だけです。願書を大学に提出したら、結果が出るのを待ちます。面接等はありません。一説によると、試験の成績が選考に関わっているようです。

受給することになったら

私の場合、確か6月か7月ぐらいに結果が出たと思います。その後、大学に口座の申請などをして、9月から振込が始まりました。奨学金は団体からではなく、大学から振り込まれるスタイルです。初回はさかのぼって半年分、その後は毎月5万円振り込まれます。私の大学では、振込を確認したら印鑑を押しに行く義務がありました。また、3月末に成績証明書と報告書の提出が義務付けられています。1年間の学習や研究の成果などについて書いて提出します。A4で1枚なので、そんなに負担ではありません。これも、大学の窓口に提出すれば良いので、いちいち郵便局から送るという手間もなく助かりました(宛名を書くのが苦手なので)。
ちなみに、奨学生の集まりもあるみたいですが、全員ではないようです。私には一切お知らせが来ませんでした…

気をつけること

海外に渡航する際は、「異動届」を出さなければならないそうです。私は夏休み期間に2ヶ月ほど日本をあけましたが、直前になって大学の方に「やっぱり提出した方がいい!」と言われたので、慌てて提出しました。奨学金は止まりませんでしたが、提出書類は早めに提出したいですね。(大学の担当の方がとても優しい方で助かりました…)

チャンスがある人は応募を忘れずに!

返済義務のない奨学金は、日本人にとっては貴重なものだと思います。学生はぜひ忘れずに応募してほしいなと思います。私は、大学院進学が早く決まっていたので、奨学金のために試験勉強を頑張りました。目の前のニンジンって大事ですね…(笑)

いただいたサポートは、お茶菓子代に使わせていただきます。いつもギリギリで生きているので、いただいたサポートの分、息抜きしたいと思います。