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岡山浅口市の勢力:高校生カフェ CAFE FRAIS

<最近のハマりごと>
事業のコンセプトを知ることによって、さらに商品やサービスを満喫


社会課題を解決する事業作りに取り組んでいきたい中塚智恵です。


今日は、こちら
カフェ・フレさんに遊びに行ってきました。


ぜひ、カフェ・フレ:ホームページを覗いてみてください。


そう、ここは、土日に高校生が運営されるカフェなのです。家から5分なのに今まで知らなかったので、早速遊びに行ってきました。

今日は日曜日。本当に構想された通りを実現されていました。

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オペレーションについて
◼️高校生:「土日は、おかやま山陽高校の調理科と製菓科の生徒が交代でシフトに入るようになっています。」とのことで、3名で厨房とフロアのオペレーションしていました。


お店の運営への関わりについて
◼️高校生:「店長がメニュー考案や経営をやっていますが、僕たちが考えた案をメニューに採用してくれたりもします。」とのことで、メニューを提案できることもモチベーションになっているようです。

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今日はケーキをチョイスしました。

岡山浅口市周辺も、私の感覚的にも、ケーキ1つあたりで想像する値段は、350〜450円。高級なケーキ屋さんとか、少し大きめのサイズ感で提供するケーキ屋さんだと500円代。

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◼️メニューDEブランディング①:私が好きなのは、モンブラン・チーズケーキ・フルーツタルトですが、メニューにモンブラン・チーズケーキがありました〜〜(やったー!)。

ケーキの値段は想像した価格だったので、躊躇なく選ぶことができました。
2人で行ったので、モンブランとチーズケーキの両方をオーダー。チーズケーキはかなり濃厚でめっちゃ好み。モンブランも、甘さ控え目が好きな私にはぴったり。スポンジとクリームのバランスが絶妙でふわっとしていて、サクサク進みました。クォリティーは高校生じゃないです!!!

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◼️ロケーションDeブランディング②:お店の大人気なのは、やはり池が一望できるテーブル席。トップ写真のようにテラス席もあります。池には野生のカモがたくさんいて、時々水の中に潜って、魚を捕まえているのかな〜〜なんて自然に会話が生まれる。
大切な人との '当たり前な週末' に輝きを与えてくれるような自然空間でした。
多かった客層:①カップル、②中年親子、③子供がいる家族、④社会人女子と、フラット立ち寄りやすい。ゆったりとした時間が流れているので、ノマドの人や長話ししたい人もゆっくり過ごせそうです。


~コンセプトのwin-winを考えてみた~

◼️カフェ運営側へのwin:高校と協業することができる。カフェ好きな高校生がスタッフに加わることでターゲットに近い位置でメニュー開発ができる。高校生が働いていることで、周りの大人たちにお店のことを知ってもらい、応援してもらえる。高校とタイアップしていることで、最新の教育事情や業界も知ることができ、新入社員やスタッフ育成に強くなり、スタッフの質がサービスの質になって顧客に還元できる。


◼️高校生へのwin: 高校で調理科コース・製菓コースの生徒が一緒になってプロジェクトを動かす経験ができる。カフェで働くことにより、座学と経験が結びつき、「頭の理解」から「身に付く」に移行出来る。学校敷地内のプロジェクトとは違い、顧客は一般市場の味を求めるため、いち早くプロレベルの期待値を、味・カスタマーサービス共に習得することが出来る。


◼️顧客へのwin: 食事・ロケーション・お店のコンセプトの3大ブランディングを楽しむことができる。つまり、お店が立ち上がった経緯・運営開始から今まで、今後の道のりを楽しめる。実際に数ヶ月前、母が行った時にはランチの量がやや少なめな印象だったが、最近はお客の声を元に改良されて十分な量だった〜と言っていた。客にまでお店の狙いとか、戦略が伝わっているオープンさがいい。私みたいにプロジェクトの成り立ちも気になる人にとっては、味だけではない楽しさがある。食事を楽しむ、ロケーションを楽しむ、お店のコンセプトの全てを楽しむことができる。


◼️地域へのwin: プロジェクトの動きやコンセプトが伝わることは、過疎地域にとってエネルギーになると思った。地元である岡山は、子供から大人まで多くの市民の楽しみ方は、大量生産の物を買えるスーパーや商業施設で週末のほとんどを過ごす人が多い。その時、商品自体の機能で選択することはあっても、コンセプトに目を向けることは少ない。一方、「将来を見据えた今の動きがある」ことが何よりも嬉しいし、コンセプトから商品やサービスを選択するという楽しみ方が広がれば、結果として街づくり・モノづくり・イノベーションと社会課題の解決を生み出すことに、週末の時間をつぎ込みたくなる人と土壌が育つ。やはり、イケてて活気のある街がいいという人は多いんじゃないかな。


私の家から車で5分の距離なのに知らなかったから、一人でも多くの人に届けたり、彼らとプロジェクトを仕掛けていけると楽しそうだなと思いました。


*今回はあくまで、私自身のインスピレーションのためにお客さんとして訪れて質問させていただきました。お客にも、カフェのコンセプトとか高校生自身の関わり方などを教えてくださったおかやま山陽高校の学生さんたちに感謝です。刺激を受けさせてもらいました。 中塚智恵


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