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副業ライター4年目!やっと今年からペースをつかめてきたよ、という所感

初めまして。千鳥あゆむと申します!
自分はコエテコでの執筆は今年で3年目です。

コロナ禍の前は子ども向けのプログラミングイベントのレポート記事を担当させていただいていました!

現在は、プログラミング教材やイベントなどのリリース情報の執筆が多いです。

ところで、自分はコエテコマガジンのメンバーでは少数派で、副業ライターです。本業は新卒入社4年目の会社員で、ライターや編集とは異なる職種です。

ただ、ライター歴は今年で5年目。つまり、本業より副業のライター歴の方が長く、ちょっと説明が複雑になる感じです。

そんなわけで、本業とは別にライター業を並行している生活も今年で4年目。今でこそなんとかペースをつかめつつあると感じていますが、入社直後はダメダメでした。

似たような仕事のやり方をしている&考えている人も多いと思います。本記事では、自己紹介も兼ねつつ、自分がどうやって折り合いをつけてきたのか等を1例として紹介していけたらなと思います。

大学院2年生でライターに!教員になる予定が急遽進路変更

自分がライターになった契機は、趣味でブログに執筆していたネタ系の読み物記事をあるメディアに応募したことでした。

ライターとしての採用が決まり、初めての記事が出たのが大学院2年生になる春のことでした。多くの同年代の院生は、博士課程に進学するなどの事情がなければ就職活動を始める時期です。

自分はライターに採用が決まるまでは、公立中学校の国語教員志望でした。教育学研究科に所属していたし、学部の卒業時に既に教員免許を取得していたこともあり、「自分はどこかで教員になるんだろうなあ」と考えていました。

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しかし、ライターに採用が決まったことで、状況が変わります。

それは、現在の公立中学校の教員は残念ながら副業が認められにくいことが理由です。最近、ちょうど話題になりましたよね。教員で漫画家の方の副業が認められなかったニュースが。教科書や論文の執筆業だと認められると聞いたことがありますが、ネタ記事のWeb記事を通すことができるかというと確証がない。

もし、副業での記事執筆が認められないのなら、せっかくライターデビューが決まったのに、実質1年しか活動できないことになります。

自分は、小学生の時から暇な時間にはWeb記事やテキストサイトを読み漁る生活を送っていました。大人になってからも同様だったので、ライターとして記事を書く立場になれるとわかったときには天にも昇る心持ちでした。

そして、不慣れながら云々唸りながら書いた初めての記事に少しながら反応をいただけたのも、ものすごく嬉しい体験でした。1本記事を出した段階で、すでにライター業への執着心がわいてたいたんですよね。

それに、次第と「未練を持ちながら教員になるのも嫌だし、子どもに不誠実だな」とも考えるようになります。

そんなわけで、ライターとしての初めての記事が出た直後から就職活動を始めました。

ただ、その時期にちょうど「1年間限定で、小学校の書写の非常勤講師の枠があるのだけどやりませんか」という話も舞い込んできました。教員にならずに就活することにも寂しさがあったので、これは僥倖。喜んで話を引き受けました。

というわけで、私の大学院2年生は、研究活動・ライター・非常勤講師・就職活動を並行して行うことになりました。

異分野のWebディレクターに。1年目はほとんど記事を書けず

本題から外れるので省きますが、結果的にどうにか内定を頂くことができ、大学院修了後は会社員になりました。

私のお仕事は、IT企業でのサービス開発のWebディレクターです。そう言われても、なかなか聞き慣れない職種ですし、何をしているお仕事なのか不明な方も多いですよね。

では、皆さんが今利用しているnoteを例に説明していきます。(読み飛ばしてもらっても大丈夫です)

例えば、「noteの初心者ユーザーにもっとたくさん記事を書いてもらいたい!」という課題があるとしましょう(実際にnoteにそのような課題があるかは不明ですが…)。

その課題に対して、ディレクターとして「現状のnoteにはどのような問題があるのかな?」「どのような機能があれば解決するかな?」など、問題の把握や解決法を検討します。

その後、実際に導入する機能について、動作の条件や機能の概要などを細かく定めた仕様書を作成します。そして、仕様書をもとにデザイナーさんやエンジニアさんにデザイン作成や実装を依頼、開発後のチェックや機能のリリースまでの進行を担当するお仕事です。

これは、会社や扱うサービスによっても異なるとは思います。

かなり簡略化した説明ではありますが、何となくイメージ頂ければ嬉しいです。とにかく、自分がこれまで専門的に学んでいた教育業や少しは経験のあるライターの仕事とは、全く異なる分野でした。

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新卒1年目は不慣れな本業の方に慣れるので精一杯でした。自分は、環境が変わると慣れるまでに時間がかかります。仕事を終えて家に帰ると疲れ切ってしまい何もできずに寝る日々が続きました。「平日は本業以外のことはほぼ手が回っていなかったんじゃないかな…」と思います。

この年は、書いている媒体が少なかったとはいえ、ライターと名乗っておきながら1年で5本程度しか記事を出せませんでした。

入社2年目から応募媒体を増やす

仕事にも慣れてきた入社2年目。5月頃から、思い立って5~6個くらいのメディアに応募しました。このころにコエテコとご縁がありました。

本業がIT企業なのと、学生の時に元々教育学を専攻していたこともあり、コエテコでの記事執筆は自分にとっても相性が良かったと思います。執筆に際して教育用語に触れることも多いのですが、これまでに見聞きした言葉が多いので抵抗感がなく、「教員にならなかったけど、勉強してきたことが役に立つんだなあ」と思わぬ発見もありました……!

あとは、子ども向けのプログラミングイベントの取材にも参加させていただきました。企業が絡む取材は初めてだったので緊張しましたが、取材って率直に楽しいですね! 実際にEdTech領域の教材やイベントを間近で見ることができ、つい取材者なのを忘れそうになるくらいワクワクできる時間となりました。

それに、子どもたちが全力でプログラミング教材に熱中する姿を伝えることは、学校ではないものの教育分野に貢献できるわけです。執筆担当としても力が入りました。

あとは、これは偶然なのですが、子ども向けのプログラミングイベントは学校のない休日に行われることが多いので、平日働いている自分にはありがたい話でした。

本業に慣れてきたライター2年目からは、コエテコでの執筆以外にも、無理のない範囲で他のメディアともお仕事をさせていただくことが増えました。

最近では、無記名のリリース起こしの短めの記事をメインに月に40~50本の記事を執筆しています。これらは、本業に支障がないように、なるべく平日での執筆時間は減らして土日や休日に執筆時間を増やすようにしています。最近は、コロナ禍で家にいることも多いので、時間を作りやすくなりました。

ただ、入社1年目の不安定な時だと、本業も副業もどっちつかずになっていたと思います

平日に取材は難しいけども周囲と比べない。でも、自分のキャパを把握する

最近になって、「どうにかライターと本業の両立ができつつあるかな…?」と感じるようになりました。

自分の場合は本業があるからこそ、メリハリをもってライター活動ができていると感じます。会社での予定が平日の日中に入っているからこそ、限られた執筆の時間にはしっかり集中しようと意識するようになりました。

また、副業によって1つのコミュニティではなく複数のコミュニティと関わりを持てるのも嬉しいことだなと感じます。自分はコミュニケーションがそんなに得意ではない自覚があるので、1つの場に依存しなくていい状況なのは負担が軽いんですよね。

そんなこともあり、会社員をやりつつ副業としてライター活動をする現状の生活には満足しています。

とはいえ、時に日中の時間に取材ができる専業ライターさんをうらやましく思うことがあるのも事実。そういう時には自分は精神の平穏を保つためにも、敢えて他のライターさんと自分を比較しないようにしています。

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というのも、今の自分が「もっと取材記事を増やしたいな」と考えても無理なものは無理なので、比較しても仕方がないのです。

思い切って、見て見ぬふりをしちゃいます。実際は、自分と同じ状況でもできている「すごい人」は存在するのかもしれません。でも、考えないようにします。他の人ができても、今の私がそれをできるかというと別なので。

例えば「もっと良い文章を書きたいな」「執筆メディアを増やしたいな」という話なら、副業ライターでも理想に近づくことができます。ただ、時間については全人類平等に与えられた中でやりくりするしかないのです。

しかし、「無理なものは無理」と諦める部分はあれど、仕事の受け方については「自分が引き受けられる範囲」にすることは決めています。業務を抱えきれずに締め切りを大幅に破るのが怖い……。

そもそも、依頼する側からしたら書き手が副業だろうと専業だろうと関係ないんですよね。私の替わりがたくさんいる状況で任せてくれているのだから、それも責任の1つかなと考えています。

あとは、逆の話ですが、そもそも副業が本業に影響が出ると本末転倒ですよね。本音としては副収入となる仕事がたくさんほしいのは、それはそう。でも、「無茶してないか」「優先順位を間違えていないか」を定期的に自分に問うようにしています。

【次回予告】副業ライターも悪くないぞ!

「慣れるまで大変だったよ~」「両立するにしてもバランスが難しい~」という自分の話を書いてしまいましたが、副業のライターとしての働き方にもメリットがたくさんあると日々感じています。

第一に、本業があるのでそこまでお金の心配をする必要がない点です。そうなると、仕事を選ぶときに「自分がやりたいかどうか」をかなり重視できます。

自分でもどうかと思うのですが、私は直接人と交流する営業が下手です。そのため、ライター/編集者さんとの勉強会や交流会でのつながりをきっかけに仕事を得ることは少ないです。そういう場に出なさすぎるし、稀に参加させていただいても自己アピールまではできないので……。

故に、基本的には気になるメディアのライター募集に正規ルートで応募することが多いです。ただ、好きでライターをしている部分が大きいので、闇雲に応募するのではなく「『書けそう』ではなく『書きたい』メディアかどうか」でフィルターをかけています。まだ経験が浅いのにワガママかもしれませんが、余暇が限られているのでどうせなら好きな記事を書きたい。

他にも、日常で関わるコミュニティが複数持てることや、本業での経験を記事に生かせること、ある程度規則正しい生活になるのでライター業ができる時間を見積もりやすいなど、良さを感じる場面もたくさんあります。

ここらへんはもっと書いていきたいですがそろそろ文量も多くなってきましたので、次回の予告とさせていただきます。

書けるかな、頑張りたいな。きっと頑張って書きます。

読んでいただき、ありがとうございました!

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