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目の前のことに集中する、踊る阿呆になる

今週は連日残業でした。本来7時間勤務を1時間短縮する代わりにお給料2割カットの身としては、たかが1時間の残業も、気持ちは「されど」です。微々たる残業代はつくとはいえ、短時間勤務してる意味ないやんかー。それでも、知恵を文殊ったり、編み出した解を紙に落とし込んだり、相手の言葉の意味をつかまえたり、嗚呼、コミュニケーションっていいよねって場面もあったから、1時間残った甲斐はありました(と思わないと)。

積もった身体のだるおもを解消すべく、今朝は、早起きはあきらめて、6時まで爆睡。今日からの3連休は、体力勝負の、ひよこ尽くしなので。6時に覚醒したあとも、布団にくるまったままぬくぬくして、眠りの森の淵をさまようひよこをトントンして森の奥へ押し戻しつつ、トントン前線をくぐり抜けてきたひよこと一緒に、7時すぎに、寝室を後にしました。

休みの日の午前中は、10時になったら商店街か公園へ、が定番です。昨夕から降り続いていた雨がやんでる気配だったので、ひよこは「公園!」の一択。長靴を履いて、ディズニー・オン・アイスならぬ「ひよこ ・イン・水たまり」をしに行きました。霧雨の中の水たまりじゃぶじゃぶ、大人もやってみると、気が晴れるし、「童心に返ってる」感もあって、たのしいです。「ありの~ままの~♪」と歌いながらフィギュアる(実態は、ほとんど盆踊り)ひよこは、お城をつくるエルサになりきって水たまりに「足ドン」するのが、たまらなかった様子。服にめっっっちゃ跳ねてました。

幸福学(スピリチュアル系じゃないです、NHKでもやってた)的に、幸福の3要素は、「人との交わり」「親切心」「ここにいること」だそうです。1つめ2つめはさることながら、最後の「ここにいること(present)」に、「なるほどね!」と大きく頷きました。「内容に関係なく、目の前のことに集中しているほうが、物思いにふけるよりも幸福を感じる」んですって。

残業しながら晩ごはんの献立を考えるんじゃなくて、「note書かなきゃ」と思いながら布団にいるんじゃなくて、ひよこと遊びながらスマホ触るんじゃなくて、打ち合わせにしろ、Kindle読むにしろ、水たまりじゃぶじゃぶにしろ、踊る阿呆になるのが、幸せのはじまり。つい、マルチタスクを画策してしまうけど、そうじゃないんですよね。

僕は余生に"グレイト"を付け、「グレイト余生」と呼ぶことにした。そうするとたいしたことない僕の人生も”そこがいいんじゃない!”って、光り輝いてみえた。

みうらじゅん「マイ仏教」

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