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案外アナログな、からだ

今日から天気が崩れて寒さがぶり返しますが、先週の土曜日から昨日まで、神戸は、気温20℃近くの陽気が続いていました。家の前の桜の木は芽吹きはじめ、会社近くの住宅街のお庭からは「ホーホケキョ」が聞こえてきて、もういくつ寝ると春ですね。

そんな週明け月曜日から、突如、鼻づまりが。併せて、鼻づまり発、口呼吸経由ののどの痛みも。先だって、先週から、目の調子もイマイチで、コンタクト(ハード)を入れると充血がひどくて、眼鏡生活を送っています。季節はずれの風邪なのか、アレルギー的なナニガシか。熱も上がらなければ、身体のだるさも感じないあたり、我れ関せずで素通りし続けてきた花粉症に、ついに、年貢を納めるときがきたのやもしれません。

風邪/アレルギーどっちの薬を飲むべきなのか判らないし、病院にかかるほどでは…のレベルなので、とりあえず、精油を嗅いでいます。ティートリーとペパーミントの精油を2滴ずつたらしたコットンを、ユーハイムのプリンの空き瓶に入れて、芳香浴。ディフューザーとかに比べると香る範囲は狭いけど、机で仕事をするくらいなら、コットン入りプリン瓶をパソコン脇に置くので十分です。パキっとした清涼感満載の香りが空気を浄化してくれるようで気持ちがいいし、肝心の鼻づまりも緩和されます(当社比)。

香水や芳香剤にはもともと興味がなくて、アロマテラピーもファッション的に捉えていました。が、いざ生活に取り入れてみると、香りが心身にもたらす効果って、あなどれないです。活力が湧いてくる。人間って、案外アナログなんですね。理路で制御したり整頓できるのって、心と身体の一部なんだと体感しました。五感や感情、直感をもっといたわって、信頼してもいいよな、と。

精油って高価なイメージがある方もいらっしゃるかもしれませんが(わたしはありました)、お手頃価格のもあって、こちらのお店は、公的な協会の認定も受けていらっしゃいます。(回し者みたいですが、ヘビーユーザーなだけです(^^))

「見つけた」私は言った。「何を?」高薮はびっくりしたらしい。「自分」「どこで?」「大英博物館に陳列してあった」飾磨がずるずるとマロニーを啜り込みながら、「そんなところにあったら、そりゃ見つからんよなあ」と、しみじみ言った。

森見登美彦「太陽の塔」

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