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【選挙ウォッチャー】 徳島県知事選2019・分析レポート。

全国11道府県の選挙を見てきた僕ですが、徳島県知事選は近年稀に見るクソ選挙だったと思います。徳島県という場所柄、あまり注目されていないのだと思いますが、現職の知事はオーケストラの女性に夢中だという疑惑があり、お金の流れも不透明です。こんな奴が知事をやっている限り、おそらく徳島県の発展はないのではないかと思わずにはいられません。もっとも、対抗している岸本泰治さんや天羽篤さんが素晴らしい候補なのかと言ったら、そのあたりは未知数なのですが、とにかく現職は腐っています。事務所のスタッフもなかなかクソで、不快な思いをすることになりましたので、皆さんと情報を共有したいと思います。

飯泉 嘉門 58 現 徳島県知事 
岸本 泰治 61 新 元徳島県議
天羽 篤  68 新 共産党推薦

現職の飯泉嘉門さんは、オーケストラにアホみたいに金を使ってきたことが問題視されている自民・公明推薦のオジサンです。事務所のオッサンの態度が非常にデカく、選挙期間中は特に戦略もなく、適当に過ごしていました。それくらい余裕だったということです。岸本泰治さんは自民党の元徳島県議で、徳島県もまた「保守分裂」と言われている選挙でした。天羽篤さんは共産党のオジサンです。選挙をやる前から現職が勝つんだろうなというテンションだったのですが、大阪から往復6時間かけてバスに乗り、取材してまいりました。


■ かなり弱めの保守分裂選挙

今年は11道府県のうち、福井県、福岡県、島根県、徳島県の4県で保守分裂選挙が起こったのですが、徳島県の保守分裂選挙はこの中で最も弱めの保守分裂です。現職の飯泉嘉門さんが自民県連や公明県本部の推薦を受けて盤石の態勢で挑んだ中、岸本泰治さんは徳島1区選出の後藤田正純衆院議員のバックアップを受けて選挙に挑む状態で、後方支援してくれる人がかなり少ない手弁当選挙となってしまいました。それでも飯泉嘉門さんがなかなかクソなので、岸本泰治さんはそれなりに健闘したと言えるかと思うのですが、当選するところにまでは至りませんでした。これもストーリーがあれば逆転が可能だったかもしれません。


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