【選挙ウォッチャー】 新型コロナウイルス・最新情報（＃１０１）。
昨日は、「ＮＨＫと裁判してる党（主に被告で）」の新幹事長に就任することが発表された黒川敦彦が、非科学的なデタラメ解説動画を垂れ流していたので、データとともにガッツリ検証し、脳味噌をアハつかせてしまう人を減らすための記事を書きましたが、そのせいで毎日お届けしている日本全国の感染状況をお届けできませんでしたので、今日は１月１５日と１６日の２日分をまとめてお届けします。感染状況を確認し、飲食店での食事をテイクアウトに切り替えたり、友人と遊びに行くのを控えたり、行動を変えるための一助になればと思っております。
■ 東京都モニタリング会議（１月１３日版）
１月１３日に行われた東京都モニタリング会議で、専門家たちが続々と深刻な予測を立てていましたので、勝手に議事録を作り、皆さんと共有させていただくことにしました。
① 平田先生：２月２４日に１日４８００人に達する。
② 栗原先生：１月末に約９０００人に達する。
③ 創価大学：１月後半に１万人を超える。
④ 筑波大学：３月１日に約１万７千人、４月２日に約４万９千人。
⑤ 東京財団：２月上旬頃に約８千人、３月上旬頃に約２万７千人。
⑥ 東京大学：悲観シナリオで１月最終週に２万人に達する。
⑦ 東京大学：２月初頭に１万人を超える見込み。
どうやら最も楽観的な先生は、今週にも予測が外れそうですが、多くの先生が１月中に１万人を超える可能性があると予測しており、どうやらこの予測は的中しそうな増え方になっています。ここから東京版ＣＤＣからの報告となり、都内の滞留人口についての分析がありました。
レジャー目的の夜間滞留人口は、年末年始の１週間で大幅に減少し、特に夜間の滞留人口については、前回の緊急事態宣言解除前の水準にまで一時急減した。しかし、先週半ばから夜間滞留人口は再び急激な増加に転じ、今週末以降の感染状況への影響が強く懸念される。
どうやら先週半ばから「オミクロン株はただの風邪」という言説が広がっていることもあり、夜間のマスクなしの会食が増えているため、対策が求められると指摘しています。今からでも飲食店の時短営業要請を出すべきではないかと思いますが、無能は手遅れになるところまで引っ張ります。小池百合子もまた「５類感染症にしたらいい」と言ってしまうほど、オミクロン株をまったく軽視しているからです。なお、東京版ＣＤＣは、最近の実効再生産数が少し落ち着いたのは、年末年始に繁華街の夜間の滞留人口が少なかったからであると説明しており、今は急増しているので、実効再生産数も上がってしまうと懸念していました。
■ なぜ夜間のアルコール提供を止めるのか
夜間にアルコールの提供をする飲食店の営業自粛について、一部のアホ政治家たちが「アルコールが感染の原因ではないのに、飲食店に負担を強いるのは可哀想だ」という論調を展開していますが、東京版ＣＤＣの専門家は、このように述べています。
「オミクロン株の感染拡大が急速に進む中で、改めて、繁華街の夜間滞留人口に注視する意義について、簡単におさらいをさせていただきます。昨年のネイチャー誌に発表された米国の論文によりますと、人々の移動先、すなわち滞留先の種類によって感染のリスクが大きく異なることが明らかとなっています。この研究では、１０％程度の限られた場所での滞留が８５％の感染を説明すると推計されており、フルサービスのレストラン、すなわちアルコールの提供を伴う飲食店における滞留が、その他に比べて感染リスクが圧倒的に高いということが示唆されています。こうしたエビデンスを踏まえまして、私どもはいわゆる駅の改札や交差点などをただ通過する単純な人出のデータではなく、飲食店が密集する繁華街、さらにはアルコールの消費量が増加する夜間に着目し、ハイリスクな場所、ハイリスクな時間帯の滞留人口のデータをモニタリングしております」
これまで居酒屋やバーなど、アルコールを提供する飲食店に時短営業などの負担が強いられていたのは、ここが「感染源」であることが科学的にも証明されているからです。実際、これまでの緊急事態宣言では、こうした飲食店の時短営業が功を奏し、ピークアウトに貢献しています。なので、「アルコールの提供を自粛することに科学的な意味がない」というのは嘘で、これは科学的な根拠に基づく対策であるということです。コメンテーターのくせに勉強する気ゼロの橋下徹に教えてあげてください。
■ 全国の感染状況まとめ（１月１５日版）
全国４７都道府県の新規感染者数と主なトピックスを１行で紹介します。スマホでご覧いただいている方は２行以上になっているかもしれませんが、なるべく短い文章で完結に状況をまとめております。
北海道：６９５人。６００人超えは昨年５月２３日以来、８ヶ月ぶり。
青森県：１４３人。過去最多。昨年８月２６日の１３９人を上回る。
岩手県：２３人。会食でのクラスターに広がりが見られる。
宮城県：１０６人。感染者が１００人を超えるのは昨年９月３日ぶり。
秋田県：３１人。能代１７人、秋田９人、由利本荘５人など。
山形県：３９人。首都圏や隣県に滞在歴のある人が多く感染。
福島県：５１人。郡山１３人、南相馬８人、白河５人、いわき３人。
茨城県：２５６人。小美玉市の保育施設で５人、古河市の総合病院で６人。
栃木県：２０３人。昨年８月２８日以来となる２００人超え。
群馬県：３１９人。伊勢崎市８５人、高崎市４７人、前橋市４５人。
埼玉県：１１７３人。サッカー日本代表の追加チケット発売見合わせ。
千葉県：９４５人。船橋市の習志野駐屯地などでクラスター発生。
東京都：４５６１人。４０代男性死亡。２０代の感染が１７４３人。
神奈川：１５３８人。横浜市では高齢者施設や保育施設で集団感染。
新潟県：２８４人。過去最多。新潟市が１５６人。市外が１２８人。
富山県：４５人。富山市２４人、高岡市６人など。
石川県：９２人。金沢星稜大学で集団感染。金沢市４１人、小松市２３人。
福井県：５５人。県内の小中高校１１校の児童生徒の感染が判明。
山梨県：１０４人。カラオケボックスで利用者１８人が集団感染。
長野県：２１１人。岡谷市に警戒レベル５の特別警報が発令。
岐阜県：２５１人。感染者が２５０人以上になるのは昨年９月１日以来。
静岡県：４８８人。ゲノム解析でオミクロン株による死者を国内初確認。
愛知県：１４８０人。軽症で自宅療養中の２回接種済の７０代男性が死亡。
三重県：２０６人。一見知事がマンボウの申請を検討すると発表。
滋賀県：２３９人。大津市７６人、草津市２６人、長浜市１８人。
京都府：７２５人。２日連続で過去最多を更新。京都市で３９７人。
大阪府：３６９２人。過去最多。昨年９月４日の３００４人を上回る。
兵庫県：１１９０人。過去最多。昨年８月１８日の１０８８人を上回る。
奈良県：１６０人。県内の感染はほぼオミクロン株に置き換わったと発表。
和歌山：１５７人。４日連続で過去最多、病床使用率９９．７％に。
鳥取県：３１人。実はまだ近隣県と連携して鳥取版GoToトラベル実施中。
島根県：８１人。益田保健所管内の飲食店で利用客ら１８人が集団感染。
岡山県：２１８人。岡山市１０５人、倉敷市６５人、備前市９人。
広島県：１２１２人。３日連続で過去最多を更新。１０００人越えは初。
山口県：２２０人。１人死亡。岩国市６７人、下関市３７人など。
徳島県：３０人。１０代から３０代までは２４人で、全体の８割を占める。
香川県：６２人。小豆島の高齢者施設で１６人。若者の会食感染が目立つ。
愛媛県：１５８人。「減少傾向ではない」と知事が念押し。
高知県：２６人。県独自の対応レベルを「警戒」に引き上げ。
福岡県：１０９８人。１０００人を超えるのは昨年９月１日以来。
佐賀県：１７１人。年代別に見ると２０代が６９人。成人式の影響か。
長崎県：２０７人。３日連続過去最多。陸上自衛隊５人、海上自衛隊２人。
熊本県：４１３人。２日連続で過去最多更新。初の４００人台を経験。
大分県：１０８人。１００人超えは昨年９月２日以来。成人式感染あり。
宮崎県：１３７人。都城市５５人、宮崎市４２人、延岡市１３人。
鹿児島：１６６人。鹿児島市６７人、奄美市３６人。本土で拡大傾向。
沖縄県：１８２９人。過去最多。米軍基地でも新たに２８２人が感染。
１月１５日の日本全国の感染者数は、２万５４７１人となりました。過去２番目の多さになりましたが、今後、さらに多くなることが確実です。東京では、今月に入り、東京消防庁の職員が５０人感染しています。エッセンシャルワーカーの感染による社会機能の停止が現実味を帯び始めています。
■ 全国の感染状況まとめ（１月１６日版）
全国４７都道府県の新規感染者数と主なトピックスを１行で紹介します。スマホでご覧いただいている方は２行以上になっているかもしれませんが、なるべく短い文章で完結に状況をまとめております。
北海道：６９２人。札幌市は「さっぽろ雪まつり」の無観客を検討。
青森県：１３０人。弘前管内が８１人。３分の２が２０代以下。
岩手県：１４人。津波避難の久慈市などでも感染者が確認されている。
宮城県：７９人。仙台５６人。名取市５人。仙台大学の学生が感染。
秋田県：３８人。能代や由利本荘では職場クラスターを引き続き確認。
山形県：２６人。２２年度の予算編成では「コロナ後」が念頭に。
福島県：６６人。郡山市１７人、いわき市８人、小野町６人など。
茨城県：２５３人。「ビアスパークしもつま」１月９日夕方は集団感染。
栃木県：１９０人。宇都宮市５１人。ｏ株楽観論が感染拡大の一因か。
群馬県：２５９人。高崎市で５１人、前橋市で４４人。その他１６４件。
埼玉県：１３９９人。行田市では合唱祭開催。柿沼貴志議員をマーク。
千葉県：１２０７人。感染者が千人を超えるのは昨年９月５日以来。
東京都：４１７２人。３日連続の４千人台で、病床使用率１７．９％。
神奈川：１７５１人。負担が増えたため、オミクロン株の特定を中止。
新潟県：２６６人。新潟市で１４５人。新潟市で高齢者に３回目接種開始。
富山県：２１人。富山市８人、高岡市５人。宿泊療養者は１００人超え。
石川県：１０６人。学校でクラスター発生。感染経路不明は６６人。
福井県：４８人。病床使用率７．８％、宿泊療養施設使用率８０．８％。
山梨県：８８人。山梨県フットサルリーグは観戦中止、試合日時も非公表。
長野県：２３２人。県内の温泉旅館などは満室で、普通に客がいるらしい。
岐阜県：２０２人。２２歳の男が給付金３００万円を騙し取って逮捕。
静岡県：４５２人。葵消防署の５０代男性消防員が感染。
愛知県：１１４１人。名古屋３７７人、豊橋８０人、４日連続で千人超え。
三重県：１５７人。今日から市議選が行われる津市は１３人。
滋賀県：２６７人。日曜の発表なのに過去３番目の多さ。
京都府：７２５人。ｏ株に有効の抗体カクテルを８０代女性に初投与。
大阪府：３７６０人。過去最多。対策本部の予測値を大幅に上回るペース。
兵庫県：１３４３人。２日連続で過去最多。知事がアホの関西圏がピンチ。
奈良県：１６０人。高校のアンサンブルコンテストが予定通り開催される。
和歌山：１５７人。４日連続で過去最多更新。相撲部でもクラスター。
鳥取県：５１人。過去最多更新。鳥取管内２８人、米子管内２２人。
島根県：８５人。出雲管内３３人。浜田管内３０人、松江管内６人。
岡山県：２６１人。岡山市と津山市の高校でクラスターが発生。
広島県：１２８０人。過去最多。広島市８７０人、呉市１０２人。
山口県：２００人。岩国市が６７人。米軍岩国基地の感染報告なし。
徳島県：２１人。職場やホームパーティーでのクラスターを確認。
香川県：８５人。高松市の未就学児の児童施設と部活動でクラスター。
愛媛県：２１３人。松山市１０９人、西条市２３人、今治市２１人。
高知県：２９人。高知市の三愛病院では患者や実習生が感染している。
福岡県：１２９０人。昨年８月１８日の１２５３人を上回り、過去最多。
佐賀県：１３２人。佐賀市の保育園や認定こども園で集団感染が発生。
長崎県：１８０人。米軍からの情報共有が不足していて住民が不安。
熊本県：４３５人。３日連続で過去最多。九州最悪になるのは時間の問題。
大分県：１４４人。成人式関連の感染はこれまでに４９人確認。
宮崎県：１４２人。感染爆発中の都城市と三股町に時短要請。
鹿児島：１４８人。鹿児島市が８３人、感染経路不明は１４人。
沖縄県：１２２６人。米軍は２６９人。病床使用率５０％超。
福井県は知事が素晴らしいので、「コロナビ」という見やすさ満点の情報サイトが存在し、感染者数や病床使用率などをチェックできます。日曜日なのに、過去最多を更新しているところがチラホラあり、特に、大阪府や兵庫県は深刻です。必要な支出を削ってしまうアホが知事をやっているところほど命が蔑ろにされている印象です。
さて、今日の日本全国の感染者数は、２万５６５８人になりました。今日の死亡者数は６人です。日曜日なのに、過去最多に近づいています。第５波の過去最高数は２万５９９２人。あと３３４人です。明後日には過去最高を記録していることでしょう。「オミクロン株はただの風邪」というアホの理論を語る奴をどうにかしなければなりません。
■ 有名人の感染報告まとめ（１月１６日版）
新型コロナウイルスの流行が、どれほど深刻なのかを知る指標として、有名人の感染状況をまとめております。オミクロン株は空気感染なので、外に出て仕事をする機会の多い有名人ほど感染のリスクは高いです。身近な有名人の感染状況を見て、自分たちも気を付けましょう。
青色は入院、灰色は死亡を示します。新たにＡＫＢ４８の柏木由紀さんの感染が確認され、心配しています。野田草履さんは配信を続けていますが、病状は落ち着いているようです。
■ 選挙ウォッチャーの分析＆考察
命に関わる大事な情報なので、新型コロナウイルスの最新情報をまとめ、皆様に無料でお届けしているのですが、アクセス数が上がるでもなく、本が売れるでもなく、このままでは生活が成り立たず、無料記事を維持できないため、昨日から１日２本ずつレポートをリリースすることになりました。１日２本をお届けしている期間は、「お散歩キャス」や「ドライブキャス」をお休みします。この１日２本生活は、オミクロン株がピークを迎えるまで頑張ろうと思います。
尊師・立花孝志の不正競争防止法違反、威力業務妨害、脅迫罪の３つの刑事裁判まで、あと３日となりました。緊急事態宣言が発令され、判決が延期されたらどうしようと思っていましたが、ここまで来ると、１月２０日に緊急事態宣言が発令されることはないでしょう。ぜひ皆さんに読んでいただきたい本でございます。よろしくお願いします！
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