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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#369)。

 今年7月の参院選で当選して以来、一度も国会に登院しないまま、満額の議員報酬をもらい続けているガーシーこと東谷義和。昨日、参議院の議員運営理事会が、ちっとも登院しない東谷義和に対し、文書で質問することを決めました。
 国会でやるべき仕事はたくさんあるのに、今日の今日まで一度も仕事をしていないのですから、「ナメとんのか?」という話になりますが、51歳にもなって、いろいろな芸能人のシモの話を垂れ流すだけの誹謗中傷オジサンは、ステージ4の中二病をこじらせているため、Instagramを更新し、以下のような声明を出しています。

ガーシーこと東谷義和のInstagramより(引用元リンク

 なぜ国会に出席しないのか、その理由を説明してください。
 これは参議院に求められるまでもなく、有権者の負託に応えるためにも必要なことだと思いますが、東谷義和は「アホなんかなー」と説明にもなっていない話をしています。
 なお、東谷義和が日本に帰国できない理由は、表向き、女性ファンをカモにして「BTSに会わせる」と嘘をつき、巨額のお金を騙し取った詐欺の容疑がかけられていて、「警察に不当逮捕されるかもしれないから」というものですが、実際はどうやら違います。というのも、女性ファンには既に返金が済んでおり、逮捕される可能性は低く、初犯であれば、仮に起訴されたとしても執行猶予がつくだろうと予想されるからです。身柄が拘束され続けるということは起こらないでしょう。それより、東谷義和は「リアル闇金ウシジマくん状態」にあると修羅の世界に生きてきた人たちが話しています。あんなにイキり倒しているくせに、日本に帰ってこられないのにはビビっているからです。僕のような記者に凸されても質問攻めにされるだけで終わりますが、どうやら穏やかな話ではありません。

ガーシーこと東谷義和のInstagramより(引用元リンク

 ガーシーこと東谷義和は、これまで芸能人や会社の社長にセックスさせてくれる美女を紹介する「アテンダー」という女衒をしていました。そのため51歳になっても、世間を知りません。世間を知らない人間が国会議員になって、重要な法案を審議できるのかという話でしかありませんが、世間知らずの東谷義和のために、めちゃくちゃ当たり前の解説をしましょう。
 まず、求められているのは「出席簿の提出」ではありません。「いつ帰国するのか、帰国日が決まらないのであれば、その理由を答えよ」という質問への回答です。ここで「それは国会を欠席しても仕方がないよね」という回答があれば、この話は終わりです。もちろん、「過去に詐欺をしたので、帰国したら逮捕されるかもしれないから」は理由になりません。
 決めた人に一人ずつ電話をするから「説得してくれ」というのは、頭がおかしいです。51歳にもなって、国会議員に当選しておきながら、説得されないと国会に出席しないのでしょうか。説得されないと国会に出席できないような奴は、「やめちまえ!」で終わりです。世間から「大人になった『ゆたぼん』」と揶揄されるのも納得です。
 東谷義和は「コソコソと裏で手回しして、セコいことせんと」と言っていますが、参議院は「公的機関」であり、これは「公的な決定」です。まったくコソコソしていません。国会議員に当選したのに、ドバイから芸能人の誹謗中傷をするだけで、一度も国会に登院していないということが問題となっているので、表で議論され、表で発表された「公的な発表」です。裏でコソコソやっていると思ってしまうのは、東谷義和とその周辺にいる世間知らずのN国信者だけです。
 これは「クラスで目立つ奴をイジメるような陰湿な行為」なんかではありません。なぜ東谷義和が目立っているのかと言えば、「満額の議員報酬をもらいながら、一度も仕事をしたことがない税金泥棒だから」であり、芸能界で目立つ奴をイジメるような陰湿な行為をしている東谷義和が、どの口でホザいているんだという話です。
 なお、東谷義和と違って、国会議員の先生方は忙しいので、尊師・立花孝志の「暇つぶしYouTube」に付き合っているほどの暇なんてあるはずもありません。連絡を入れるも何も、東谷義和が「文書で回答すれば終わり」なので、「とっとと回答せぇ!」で終わりです。51歳にもなって重度の中二病をこじらせたオジサンがうるせぇんで、「はよ帰国しろ!」と言って解説を終わりたいと思います。


■ 第2のガーシーを生む「政治家女子48党」

 今年の参院選で「アホに興味を持たせれば、たとえ海外逃亡中の詐欺師であっても、有名だったら1票を入れてくれる」という尊師・立花孝志のロジックが正しいと証明され、年間に受け取れる政党交付金を1億6000万円増額することに成功し、すっかり味を占め、今度は「政治家女子48党」なるものを作ろうとしているのが、現在のNHK党です。

 先月発表の政治資金収支報告書の検証については、こちらのマガジンをご覧いただきたいと思いますが、実はこの政党、「政党であれば経費として認められるであろうものを計上していない」という非常に珍しい政党です。それどころか、使ったはずの経費が不記載となっているため、「そのお金はどこから出したの?」という感じになっています。また、借金をして借金を返す「ポンジ・スキーム」に陥っています。
 政党にあるまじき「超ドンブリ勘定」となっているNHK党ですが、それでも毎年3億円以上の税金が入るとドヤり、今後、さらなる借金をすることは避けられないと見られています。党の残金が気になります。
 さて、話を「政治家女性48党」に戻し、このプロジェクトには、レペゼン地球のDJ社長、青汁王子、堀江貴文らが加わることを宣言しており、先日、12月25日投票の西東京市議選に立候補するアイドル候補第1号が発表されました。

年齢不詳のキャンディさんを紹介する尊師・立花孝志(引用元リンク)

 候補者は「キャンディさん(年齢不詳)」です。
 中学校のPTA会長をしていたことがあるとおっしゃるので、少なくとも中学生以上のお子さんがいらっしゃるということになろうかと思いますけれども、声の感じからしても、どことなく加齢臭が漂います。まさに「田無の名もなきスナックにいそう」という感想しかありません。動画を見ていただくと、キャンディさんのノリがことごとく「昭和」であることがわかると思いますので、より「田無のスナック感」を味わっていただけるのではないでしょうか。第1号にして、いきなりこの企画にトドメを刺してきた感じがありますが、来年4月の統一地方選には、お抱えメディアの「東スポ」「デイリースポーツ」に記事を書かせ、話題にしていこうと目論んでいます。

「政治家女子48党」の党首をしているNHK党現職の夏目亜季(引用元リンク

 キャンディさんは当選しないかもしれませんが、「政治家女子48党」の党首となった荒川区議の夏目亜季は当選してしまうかもしれません。これまでもたびたび「難病と闘うアイドル議員」みたいな感じで取り上げられているので、うっかり応援してしまう人がいるかもしれませんが、アイドルという「芸能」の立場にいながら、NHK党に在籍し続けているので、「東谷義和がやっているメチャクチャな名誉毀損を肯定している」というカルトぶりです。
 日頃から夏目亜季を応援している「うっかりさん」に、この「政治家女子48党」という企画を面白がるアホの票が乗っかれば、来年4月の荒川区議選で当選することは確実になる。これが尊師・立花孝志の計算です。

浜田聡の公設秘書・末永友香梨も「政治家女子48党」から北区議選に立候補(引用元リンク

 来年4月の北区議選に立候補を予定している浜田聡の公設秘書・末永友香梨も「政治家女子48党」から立候補するとしており、もし末永友香梨が当選すれば、公設秘書の枠が1つ空くことになるので、また党内のうだつの上がらない人を秘書にして、これまた税金でメシを食わせていけるというシステムです。
 尊師・立花孝志は、なぜうだつの上がらない党員たちにメシを食わせるのか。これについて、イギリスの「エコノミスト」が記事にしていて、立花孝志も記事になっていることを紹介していました。

イギリスの有名誌「エコノミスト」に取り上げられて喜ぶ尊師・立花孝志(引用元リンク

 尊師・立花孝志は「英語がペラペラ」という設定で、「『冬のソナタ』を買い付けてきたのは立花孝志」という設定にもなっていますが、英語の記事をちゃんと読まなかったのでしょうか。実は、この記事には、以下のような記述があります。

Ishiwata Tomohiro, a journalist who covers the nhk Party, describes Mr Tachibana’s movement as a bunch of headline-grabbing opportunists. “All they want to do is to create their own little kingdom.”

「The Economist」Japan's oddball populistsより

 これを翻訳すると・・・。

 NHK党を取材するジャーリストの石渡智大は、立花氏の活動を見出しに釣られるたくさんの人たちを集めたご都合主義と評する。「彼らは自分たちの小さな王国を作りたいだけなのです」。

 尊師・立花孝志が意気揚々と紹介している記事は、あの憎き「選挙ウォッチャーちだい」がゴリゴリに批判している記事でした。日本ではメディアが僕にコメントを求めることはなく、巨匠・大濱崎卓真先生の大変ありがたいコメントを頂戴するのが一般的ですが、海外のメディアは僕のコメントを採用してくれます。

 尊師・立花孝志は、「議員に選ばれてさえしまえば、どんなに仕事をしなくても報酬がもらえる」というシステムを悪用しています。
 今回、投票用紙に汚い文字で「ガーツー」と書いてしまった約28万人の方々は、「こんなに政治や選挙に興味を持ったのは初めてだ」と言って投票に行きました。「自分たちに関心を持たせてくれたガーシーはスゴい」という理屈で投票しているのですが、仕事はしていません。これはNHK党の価値観が「仕事をするかどうか」ではなく「当選するかどうか」になっているからです。だから、選挙は「ちゃんと仕事をしてくれる人」を基準にして選ばなければならないということです。


■ 陰謀論で笠間市議会の議席を狙う2つの政党

陰謀論で議席を狙う「ホリエモン新党/NHK党」の村田大地

 こうしている間にも、12月11日投票の「笠間市議選」が行われ、NHK党からは村田大地が立候補しています。堀江貴文が関わるという「小麦の奴隷」というパン屋を経営しているオジサンですが、ここで黒川敦彦が語るのは「日本が国際金融資本に乗っ取られる」という陰謀論です。目の前にある吉野家やファミリーマートを名指しし、そんなところで買い物をするのではなく「小麦の奴隷」で買い物をするようにと宣伝しています。

中国に日本の土地が乗っ取られるという陰謀論で議席を狙う「参政党」

 実は、似たような陰謀論を述べる政党がもう一つあります。それが「参政党」です。こちらは中国が「静岡よりも広い面積を既に中国が乗っ取っていて、今後、さらに拡大する」と述べています。こうした陰謀論をすっかり信じ切って「おはよう」と言ってしまう人たちが、笠間市内にたくさん生まれつつあります。

 こちらはこちらで別の意味で深刻なので、今後、定期的にウォッチングした内容をまとめ、皆様と情報共有したいと思っております。今回の笠間市議選は定数22に対して25人しか立候補していないため、いずれの候補者にもチャンスがある状態となっており、有権者が試されています。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

国会を欠席して、カタールでワールドカップを感染していた東谷義和(引用元リンク

 今、ネット上にワールドカップの日本の試合を観戦した時の動画が出回っているのですが、一生懸命戦っている日本の選手たちに酷い野次を飛ばしまくっていました。ここまで品性下劣な人間が参議院議員であること自体、日本の恥だと思います。
 今年の参院選で「ガーシー」「NHK党」に投票した人たちは、マントルより深く反省していただき、もう二度とこのような議員を生み出さないようにしていただきたいと思います。

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