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【選挙ウォッチャー】 政治家女子48党・動向チェック(#28)。

 今日、反社会的カルト集団「政治家女子48党」の代表権をめぐり、大津綾香党首と、自称「代表」の齊藤健一郎や立花孝志の娘の裁判が、千葉地裁で行われました。
 尊師・立花孝志の口ぶりでは、今日のうちに、あっさりと判決が出る感じだったのですが、結論から言うと、最低でもあと2週間ぐらいはかかりそうな状態となっており、このままでは5月15日に支払わなければならない党の職員たちの給料も支払えなくなるかもしれない危機的な状況です。
 しかも、尊師・立花孝志は、だいぶテンパっているので、さりげなく、めっちゃ重要なことをゲロっており、先日の「珍獣博覧会」の記事で、N国党のアホアホお家騒動を野次馬のように見る人が増えてしまったと思いますので、またニヤニヤしながら読んでいただけるのではないかと思います。


■ 代表権をめぐる仮処分裁判、今日結論出ず

 尊師・立花孝志は、裁判が終わると、必ず裁判所の前でYouTubeを撮影します。これは、司法試験に合格したこともなければ、大学の法学部に通ったこともないけれど、とにかく自称「法律のプロ」にして「法律の専門家」でいらっしゃる立花孝志先生が、とても法律に精通している素晴らしい人間であることを、全国の脳味噌がどうかしている「N国信者」にアピールするための演出で、普通の人たちは「どこで話してもアホはアホ」ということで片付いてしまうのですが、N国信者になってしまうような情弱たちは、その背景に騙され、「立花さんほど法律に精通している人は滅多におらんで!」になってしまうのです。なお、選挙ウォッチャーちだいを相手にした裁判の戦績は、18戦18敗です。当時の尊師・立花孝志は「99.9%勝てる」と豪語しておられました。

千葉地裁の前でN国信者向けの動画を撮影する尊師・立花孝志(引用元リンク

 今回も、全国にたくさんいるアホのN国信者に勝利宣言をしなければならないため、千葉地裁の前でYouTubeの撮影をおっ始めたのですが、冒頭からお通夜みたいなテンションで、「ちょっと、あえて慎重に」と切り出したかと思えば、「っていうのは、あの、けっして、我々に不利な話じゃないんですけども、まあ、慎重に慎重を喫して、まああえて、事実確認だけを、事実だけを述べさせていただくと、えー、次回、大津さん側が、5月の2日、火曜日、までに、えー、反論を、おー、あるんだったら書面を出してくださいと、で、えー、これで、えー、決定する、方向!」
 一生懸命言葉を絞り出そうとしていますが、全然言葉が出てきません。ただ、こんなに言葉に詰まっている状況であっても、N国信者筆頭の齊藤健一郎ぐらいになっちゃうと、「こういう時の立花さんはラオウの様なオーラが出てる。弁護士の先生3人連れて歩く様は最強」です。

どこらへんがラオウなのか不明だが、裁判は負けまくりの尊師・立花孝志(引用元リンク

 アホのN国信者たちは、基本的に、尊師・立花孝志のことを「天才」だと信じて疑わないため、ガチで「尊師が負けるはずがない」と思っており、もし負けるのだとすれば、それは「巨大な組織と戦っているので、闇の大きな力が働いて、立花さんを負けさせているんだ!」と信じています。
 ですから、N国信者たちは、この期に及んでまだ「大津綾香は法律のプロである立花さんを敵に回したことを激しく後悔することになるぞ!」と思っているし、合間合間に挟まれる尊師・立花孝志の小言が、いちいちN国信者にササります。

「ちなみに、えー、こちら側は、えー、ちょっと顔も名前、あのー、声も出ないそうですけども、うちの娘もちゃんと出廷しておりまして、で、当事者の齊藤君が出廷して、で、それぞれの、娘の方の代理人が2人で、で、齊藤君の代理人が1人。こっちが弁護士3人。で、なんと、大津さんは欠席で出廷していませんでした。弁護士さんが2人と。まあ、あの、何でもかんでも人に任せる人なんだなっていうことが、ここでよくわかりました

 尊師・立花孝志は、少しでも大津綾香さんを悪い人のように見せたいのだと思いますが、千葉地裁に来なかったことを、まるで無責任かのように言っています。しかし、普通の人はここで思うわけです。「そりゃ本人は来ないやろ、何のための代理人やねん!」と。
 僕だって、尊師・立花孝志から何度も裁判されていますけど、裁判はすべて弁護士さんにお任せをして、僕自身は各地の選挙の取材に飛び回っておりました。だいたい裁判所に行っても、尊師・立花孝志からスマホを向けられて凸されても面倒臭いし、余計なトラブルに巻き込まれては困るので、弁護士さんの側から「来なくて大丈夫です」と言われるのではないでしょうか。
 けど、アホのN国信者たちは、マジでガチのアホなので、「法律のプロである立花さんは堂々と出廷しているのに、法律知識もない無能の大津綾香は裁判から逃げたんや!」となります。いや、普通、来ないから! その前にまずは「代理人」という言葉を辞書で引いてから来い! っていうか、漢字の雰囲気から想像しろ!
 今回の裁判が、尊師・立花孝志にとって、だいぶ分が悪かったであろうことは、立花孝志の口ぶりから読み取ることができます。

「特段、まあ、あの、あえて粛々と、もう、あの、やってるのは、あの、全然、逆に、大津さん側の発表を聞いてみたいよね。はい。大津さんがどういうことをおっしゃるのかを、ぜひ聞きたいんですけど、はい。あの、とにかく、裁判所としては、えー、げん、厳格な体制で、そして、裁判官3人。ちなみに、これは仮処分なので、万が一、万が一ですよ、そうは、ないと思いますけど、決定が、あー、来る、向こう側の考え方が容認されれば、ただちに即時抗告をすると、これを千葉地方裁判所から東京高等裁判所に移すってことまでは決めています。これは万が一の話なので、おそらく、そういうことはない、とは思ってますけど、だから、仮処分で1審、2審、3審ができるってことです。で、それが終わってから、本訴、いわゆる通常訴訟っていう順番になるので、まだ、あの、その段階なんですけど、まあ、その段階っていうか仮処分の1審、2審、3審の1審なんですけど、まあ、あの、もしね、大津さん側が勝つってことがあれば、けっこう供託金も詰まなきゃいけないんですけど、まあ、そんな話も全然出てなかったので、えー、楽観的に考えております」

 勝利を確信している時の立花孝志は、だいたい「99%勝つる!」をアピールして、自分がどれだけ「法律のプロ」であるかをドヤるのですが、今回ばかりは自信がないようで、何度も「万が一」とエクスキューズをつけながら、負けた時には控訴することまで想定していました。だいぶ分が悪いと思います。
 尊師・立花孝志が裁判でろくすっぽ勝った実績がないことを考えれば、今回の裁判の結果も見えているようなものですが、僕が注目したいことは、もはや代表権の話ではなく、党にお金がなく、さらには、立花孝志にも個人資産がなくなっていることが推測できる、この発言です。

「ということで、ちょっと債権者の方や職員の方、えー、ちょっとね、まだ不安な日々が続くと思いますけども、次の給料日が5月の15日なので、ちょうどその頃には、あー、決定が下されていると、なれば、あー、党の口座の方もですね、えー、使えると、まあ、少なくとも、どちらかが使えますので、まあそうなれば、お給料の支払いも、溜まっている1ヶ月も含めてできると思いますので、えー、そのへんは、業者への支払いも止まっていますので、そこは、ご心配なく!」

 百歩譲って、党の職員は「身内」だということで払われなくてもいいとして、なんと、業者への支払いも止まっていたことをゲロりました。とりあえず党職員の4月分の給料は、立花孝志が個人的に立て替える形を取りましたが、業者への支払いが遅れているのだとすれば、まずはそっちを優先するべきだったのではないでしょうか。
 この一言は、マジでいろいろな意味で衝撃で、つい数日前に尊師・立花孝志に会った時には、「ちだい君の取材費を払ってあげたい」と言っていたのです。僕が「そんなお金ないだろ!」とツッコんだら、めっちゃある感じで喋っていたのに、業者への支払いが止まっているって、払え払え払え! まず最初にそこから払えよ、バカタレ!
 あと、尊師・立花孝志は「大津さんの側にだけ和解の提案があった」と述べているわけですが、これをN国信者たちは「ギブアップしたらどないですか?」だと解釈しています。しかし、大津綾香党首は原告なので、普通に考えれば、「被告に歩み寄る意志があるかどうか」の確認をしただけに過ぎないのではないかと思います。裁判というのは、話し合いの余地がないから裁判になっているわけですが、できれば司法の場を使わず、自分たちで解決してくれるのが一番です。だけど、「自分たちでは解決できないってことでよろしいんですよね?」です。おそらく大津綾香党首のサイドは「和解しません」で来ると思いますので、5月中旬にはビタッとした判決が下されるのではないかというのが、僕の見立てです。


■ 頭の悪い裁判をしてNHKに負ける男たち

恥ずかしげもなく裁判所の前で負けている裁判の解説をするダブル尊師(引用元リンク

 尊師・立花孝志は、ガチの「裁判ジャンキー」なので、自分からNHKを相手に裁判を仕掛けては、負けて判例を作って帰ってくることを繰り返しています。
 アホのN国信者たちは、自分からNHKに裁判を仕掛けて負けて帰って来ている尊師・立花孝志の姿を見て、「これがホンマの巨大な組織と戦う男の姿やで!」なんですが、よくよく話を聞いてみると、ものすごく頭の悪い裁判を仕掛け、しかも、NHKを相手に負けています。
 なんでも、元恋人にして、今は立花孝志の「金庫番」となっている粟飯原美佳が、2年前にテレビを設置したものの、それまでずっと受信料を支払っていなかったので、本来は支払わなかった分の割増金が発生しているはずだが、割増金が高くて受信料を払えないので、「受信料を支払う必要がないことを裁判でシロクロつけようじゃないか!」と言っています。
 こう説明しても、さっぱり意味が分からないかもしれませんが、さっぱり意味のわからない裁判を仕掛け、1審は安定の敗訴。現在は2審を戦っているところなのですが、こちらも勝ち目はなさそうです。
 普通に考えてもらえば分かりますが、そもそも粟飯原美佳は、尊師の元カノ特権で、めっちゃ給料が高いです。仮に3倍の料金を請求されたとしても払えないことはなく、「そもそも裁判を仕掛ける金があるなら、その金で受信料を支払えただろう」という話にしかならないので、こんな状況で裁判に勝てるはずもなく、これで粟飯原美佳に「割増金も含めて受信料を支払いなさい」という判決が出たら、それが判例となって、これからNHKに訴えられた人がどんどん裁判で負けるようになってしまいます。
 つまり、尊師・立花孝志がやっていることは、NHKにとって有利になるような判例を作っているだけで、世の中の「受信料を払いたくない」と思っている人たちの役には微塵も立っていないどころか、むしろ足を引っ張るような判決を引き出しています。なのに、N国信者どもが、どいつもこいつもバカだから、「さすが戦う男、立花さんやで!」なのです。「もうオマエら全員、3倍の受信料を払っておれ!」という結論にしかなりません。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

「立花vs大津」の騒動で、新たなN国信者たちが生まれ、僕にウザガラみする始末

 N国信者のスゴいところは、僕は尊師・立花孝志に18戦18勝で、裁判で尊師に負けたことがないのですが、N国信者たちは、実績のある僕の話はまったく聞かず、なんなら素人のように見下し、「0勝18敗」のホラッチョおじさんのことを信じています。
 まさに今、現在進行形で「業者への支払い」が止まり、資金が完全にショートしたあげく、4月23日の統一地方選で「4勝78敗」という歴史的な大敗を喫し、代表権を奪われ、ただのアプリ党員になっちまって、今回の裁判でも法廷の内側に入らせてもらえなかったオジサンのことを、まだ勝てると信じてやまないのです。ここまで来るとN国信者たちは、だいぶ重症だとしか言いようがありません。


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