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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#126)。

本当はいろいろな選挙のレポートをお届けしたいところではあるのですが、抗生物質は最後まで飲み切らなければならないように、「もうそろそろいいかな」で終わらせるのが一番やってはいけません。水曜の夕方頃から、立花孝志代表が「警視庁に行ってくる」と言い残したまま、すっかり音沙汰がなくなるという事案が発生していますが、どうやら拘留されているわけではなく、ここ最近の批判や支持率の低下でメンタルに響いている可能性があります。だとすれば、今こそ「NHKから国民を守る党」がどれだけ反社会的カルト集団なのかという話を多くの方に知っていただき、民主主義を破壊する巨悪の政党は追い込んでいく必要があります。


■ 予備校の前で受験生に迷惑をかける男

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まさに今、小金井市長選に立候補している立花孝志代表ですが、今週月曜、わざわざ川越市のNHK関連施設の前に行って、迷惑な抗議活動をしていました。実は、このNHK関連施設のすぐ隣には予備校があり、この時間、大学受験を目指す学生たちが一生懸命勉強していました。センター試験があと1ヶ月後に迫り、受験生たちにとっては今が一番大事な時期。それぞれの夢に向かって一つでも多くの英単語を覚え、一つでも多くの歴史上の出来事を覚えようとしている中で、小金井市長選に立候補しているというなら小金井市でやればいいのに、わざわざ川越市まで乗り込み、NHKの営業所に向かって大音量のマイクで抗議をしているのです。こいつがやっているのは「NHKをぶっ壊す」ではなく「受験生の努力をぶっ壊す」であり、受験生たちは医者や弁護士になって社会で活躍する夢を抱えているのに、社会の秩序を乱すだけで迷惑しかかけていない「反社会的カルト集団」が、そんな未来ある若者たちの夢を壊そうとしているのです。すぐさま塾講師の女性が抗議に行きますが、「文句があるならNHKに言え!」と言って、立花孝志代表は抗議活動を継続。横にいる牧原慶一郎という立花孝志代表にくっついて金儲けをしている男もヘラヘラしながら見ているだけです。立花孝志と同等のゴミクズ野郎だということは指摘しておこうと思います。

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立花孝志代表は駆け付けた警察官から「抗議したい気持ちもわかるけど、予備校生たちのことも考えてほしい」と配慮を求められますが、学校や病院の前での活動は法的に制限されるが、予備校の前は法に抵触しないと言い出して、警察官を罵倒。法律に書いていなくても、大詰めを迎えている受験生に配慮するのが「大人」というものですが、マジで頭のおかしい奴が社会に迷惑をかけているのです。皆さんはまだNHKから国民を守る党を支持するのでしょうか。


■ 他人の金でキャバクラ豪遊する政治家

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立花孝志代表は、名古屋のナンバーワン・キャバ嬢エンリケさんが引退すると聞いて、「スカウトする」と言い出し、推定1500万円のシャンパンタワーを立て、総額で約1800万円ほど使ったとされています。立花孝志代表の話では「FXで儲かっている人からオゴってもらった」ということなのですが、スカウトするなら店に行く必要はないし、恋人である加陽麻里布氏と一緒に行く必要もありません。立花孝志代表に良い政治をしてほしいからお金を出す人がいるというのは理解できても、立花孝志代表を応援しているからキャバクラで1800万円使うという人間は、だいぶ危ないです。そのお金が本当はどんなお金なのかを考えることもなく、大きなシャンパンタワーを立てて喜ぶ男。「立花孝志の名前を使えば箔が付くから、自分の名前で立てた」なんて言っていますが、きょうび、立花孝志代表の名前にブランドがあるとは思えません。他にもう少しマシな有名人の友達はいないのかという話になりますし、これを自分のお金で払っていないのだとすると、これはこれで新たな公選法違反の可能性が生じます。僕は「法律の専門家」ではないので、わざわざ総務省に確認しましたが、公選法の第221条です。

第二百二十一条 次の各号に掲げる行為をした者は、三年以下の懲役若しくは禁錮こ又は五十万円以下の罰金に処する。
一 当選を得若しくは得しめ又は得しめない目的をもつて選挙人又は選挙運動者に対し金銭、物品その他の財産上の利益若しくは公私の職務の供与、その供与の申込み若しくは約束をし又は供応接待、その申込み若しくは約束をしたとき。
二 当選を得若しくは得しめ又は得しめない目的をもつて選挙人又は選挙運動者に対しその者又はその者と関係のある社寺、学校、会社、組合、市町村等に対する用水、小作、債権、寄附その他特殊の直接利害関係を利用して誘導をしたとき。
三 投票をし若しくはしないこと、選挙運動をし若しくはやめたこと又はその周旋勧誘をしたことの報酬とする目的をもつて選挙人又は選挙運動者に対し第一号に掲げる行為をしたとき。
四 第一号若しくは前号の供与、供応接待を受け若しくは要求し、第一号若しくは前号の申込みを承諾し又は第二号の誘導に応じ若しくはこれを促したとき。
五 第一号から第三号までに掲げる行為をさせる目的をもつて選挙運動者に対し金銭若しくは物品の交付、交付の申込み若しくは約束をし又は選挙運動者がその交付を受け、その交付を要求し若しくはその申込みを承諾したとき。
六 前各号に掲げる行為に関し周旋又は勧誘をしたとき。

立花孝志代表がキャバクラで豪遊していた時は、ちょうど海老名市長選に立候補している最中だったはずなので、法律の専門家を自称している立花孝志代表なら理解できると思いますが、当選したかどうかに関係なく、これから市長になろうとしている人にキャバクラをオゴる、オゴってもらう。これは公職選挙法としてもアウトの可能性があります。

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もう一つ指摘しておかなければなりません。このキャバクラでの豪遊が立花孝志代表のお支払いではないとするならば、政治資金収支報告書に記載しなければならないことになります。そしてまた、立花孝志代表にこれだけ高額の経済的利益をもたらしているのですから、立花孝志代表にオゴった人には贈与税の申告が求められます。オゴってもらったことを公言してしまいましたので、しっかりと証拠が残ってしまいました。立花孝志代表は「キャバクラのお金は誰が払ったのか?」という質問をした僕に、「バカだから借金をしたお金でキャバクラに行くのはおかしいと批判したいんだ」と言っていましたが、まったく真逆です。立花孝志代表は自分のお金で豪遊していた方がよっぽどマシで、もし立花孝志代表の証言の通り、他人にオゴってもらったとなると、法的にアウトの可能性が高くなり、オゴってあげた方にも罰則があるので、他人を巻き込んでますます酷いことになります。なぜ、立花孝志代表はこんなに考えていることが浅いのでしょうか。


■ れいわ新選組に寄生するN国の作戦

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立花孝志代表と上杉隆幹事長が、あれだけ批判していた「れいわ新選組」を絶賛する動画をアップしました。あまりに脈略のない方向転換に節操の無さを感じますが、N国ウォッチャー界隈の間では、どうしていきなり方向転換をしたのかが分からず、さまざまな意見が飛び交っていました。が、NHKから国民を守る党の党員たちが、れいわ新選組の公募に応募したことを明らかにしており、一つの答えが導かれました。

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NHKから国民を守る党は、れいわ新選組の公募にN国党員を送り込み、れいわ新選組のお金で当選を果たし、やがて議員になった後でNHKから国民を守る党に戻ってくる、あるいは、山本太郎さんに対してNHKから国民を守る党と連携するように話を持ち掛けるなどの動きをすると考えられます。れいわ新選組がN国党に狙われているのです。山田彰久という男も山本太郎さんと一緒に写真を撮っていますが、これは山本太郎さんが各地を巡っているキャラバン的な政治活動の一環で撮影されたものと思われ、写真を希望すれば誰でもツーショットが撮れるため、既に公認されているわけではありません。れいわ新選組は手弁当で頑張っているスタッフもたくさんいるため、いちいちN国党のケアまで手が回らないことでしょう。僕は「選挙ウォッチャー」になってしまったので、れいわ新選組が選挙で勝てるように何かをすることはできないのですが、こうしたアドバイスや警鐘を鳴らすことは可能です。れいわ新選組にNHKから国民を守る党の党員たちが入り込む可能性がありますので、トロイの木馬を取り込まないためにも身辺調査は念入りにやるべきです。必要とあれば、NHKから国民を守る党の関係者であるかどうかを査定する役割を担ってもいいと思いますので、お気軽にお声をかけていただければと思います。


■ 「嘘つき」が何か言い訳をしている

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毎日のようにデタラメや嘘ばっかり言っている立花孝志代表が、自分が悪いと思っていなくても謝るのが大人なら、自分に嘘をついて大人になりたくないと言っていますが、立花孝志代表がメンタリストDaiGoパイセンが「怒っている」という釣り動画をアップした時、すぐさま「なんで怒っているのかわからないが、能力の高い人には、自分が悪いとか悪くないとか関係なく謝るんだ」と言っていたはずです。一番ダサいことをかましている人間が、どの口で「嘘をついてまで大人になりたくない」と言っているのでしょうか。予備校生の皆さんに土下座で謝るべきです。


■ N国信者の舞台を見てきた件

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先日、痛々しいN国信者が「Nから国民を守る舞台」なる演劇をぶちかましてしまい、「コンセプトの時点でスベっている珍しい舞台だ」と評論した人に「見てもいないくせにスベっているとは失礼だ!」と言っていたので、当日券4000円を払い、しっかり鑑賞してまいりました。ネタバレしない程度にどんな演劇なのかを言うと、NHKの集金人に怯える女性たちが主人公で、NHK撃退シールがどれだけ効果があるのかを教えてくれるプロパガンダ・ストーリーでした。実際にはまったく効果がないどころか、「バカが住んでいます」という証拠になってしまうため、別の訪問販売などに狙われるリスクが高まるばかりなのですが、この演劇ではまるで水戸黄門の印籠のようにNHKの集金人に見せると、集金人が「ぐぬぬ」とか言いながら逃げていく姿が描かれています。出演している女優さんたちがカワイイこと、それなりに役者の皆さんが頑張っているところは良いのですが、基本的に90分間にわたってNHKの集金人とモメているだけなので、コンセプト通りにスベっていると指摘しておきたいと思います。N国信者たちは僕たちの知らないところで地道に布教活動を続けています。NHKから国民を守る党に対して危機感を持つ人たちは、あらゆる手段で対抗しなければならないと思っています。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

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NHKから国民を守る党は、日頃から「既得権益をぶっ壊す」と言っているわけなのですが、先日の「日米貿易協定(日米FTA)」をめぐる審議で、浜田聡さんは既得権益側に立つ「賛成票」を投じました。日米FTAをやって儲かるのは、まさに一部の多国籍企業であり、まさに「既得権益を持っている人たち」ということになり、多くの一般国民は農業や保険などの分野をアメリカ様に持っていかれてしまい、大打撃を受けることになります。もしNHKから国民を守る党が本当に既得権益をぶっ壊すというのであれば、ここは間違いなく「反対票」を投じるべきだったのですが、言っていることとやっていることが全然違うのが「NHKから国民を守る党」です。本当は既得権益をぶっ壊すつもりなんて全然ないどころか、長いものには巻かれるだけのゴミみたいな政党なので、既得権益のアシストをしていました。日本の中小企業や農林畜産・漁業を保護することは「既得権益」とは言いません。ワンイシューのNHK問題でさえ何もしない政党なので、当然、既得権益なんていうものに守備範囲を広げたところで、何一つ守れるものはないというのがNHKから国民を守る党の現状です。自民党や日本維新の会が日米FTAに賛成して許されるのは、そういった既得権益者側の多国籍企業のために仕事をしているからであり、それを壊すと明言している政党が自民党と同じ政策を進めるのは、ただ単純に「頭が悪い」としか言いようがありません。NHKから国民を守る党に投票してはいけません。

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