【選挙ウォッチャー】 新型コロナウイルス・最新情報(#69)。
最近は「コロナはただの風邪」などと言っているアホのニュースをお届けしたりしていたのですが、やはり新型コロナウイルスが猛威を振るい、全国で災害級の被害をもたらしていますので、今日から3日間、4本の新型コロナウイルスのまとめをお届けしてまいりたいと考えております。経済と両立させたい気持ちはよくわかりますが、医療崩壊を起こせば、その経済的なダメージは自粛どころの騒ぎではありません。自衛隊の武器をどれだけ強化しようと、根本的なところで国防ができていないのでは意味がありません。このまとめ記事こそ菅義偉総理大臣に読んでほしいところです。
■【12/25 05:50】伊平屋村で大規模クラスター
沖縄県は、伊平屋村で24日までに計30人が新型コロナウイルスに感染したとして、島全体をクラスターと認定。小規模離島では初。伊礼幸雄村長は村独自の「緊急事態宣言」を出しました。村民に島外への移動自粛を要請するとともに、年末年始の帰省などで来島を予定している人にも村内での行動に注意するよう呼び掛けています。クラスターが発生した原因は、感染した来島者が立ち寄ったスナックで従業員が感染し、その店で12月上旬に100人程度が参加したイベントの2次会があったこと。来店した感染者の家族も感染している状況です。来年元日に開催予定だった成人式を中止し、再来年に2年分を行うことを決定。新年に生年祝いを予定している村民には中止や延期を求めました。沖縄県は県立北部病院から医師を、病院事業局から看護師を村にそれぞれ派遣し、集団検査しています。感染者30人はいずれも軽症か無症状。村に入院できる医療施設がないため、全員をフェリーで本島に搬送し、中南部を含めた病院と宿泊施設で療養しています。[沖縄タイムス]
■【12/25 08:49】千代田町長がスナック遊び
群馬県が独自のガイドラインによる警戒度を最高レベルに引き上げた12月19日に、群馬県千代田町の高橋純一町長が、町内の福祉事業所の代表ら14人と埼玉県羽生市のスナックで4時間以上も酒を飲んでカラオケを歌うなどしていたことが明らかになりました。参加したのは、町長のほか、住民福祉課長、係長などの町役場の職員4人、障害者福祉施設の理事長ら11人。新型コロナウイルスに罹患してはいけない人たちと酒を飲んでいるのですから、相当な意識の低さです。千代田町長選は今年3月15日に行われたばかりで、無投票当選で決まっていました。次回は2024年3月頃となる見込みで、まだまだポンコツ町長の時代が続きそうです。[朝日新聞]
■【12/25 12:02】ワクチン優先接種の条件
厚生労働省の部会で、優先的に接種する対象者の具体的な範囲が話し合われました。優先順位は、①医療従事者、②高齢者、③慢性の心臓病など14種の基礎疾患がある人など。基礎疾患の条件は、心臓病や腎臓病、糖尿病、がん、体格指数(BMI)が30以上の肥満など。デブは基礎疾患です。基礎疾患の有無を示す証明書の提出は求めず、自己申告となる見込み。20~64歳の対象者は約820万人。各自治体は来年2月下旬の接種体制確保を目指し、準備を進めるとしています。[読売新聞]
■【12/25 18:03】自民・埼玉県議数十人が会食
埼玉県議会自民党会派の議員グループ数十人が18日夜、さいたま市内のホテルで飲酒を伴う会食をしていたと共同通信が報じました。グループの責任者、田村琢実議長は記者団に「個人が食事して帰る形式で、会食という認識はなかった」と釈明した上で「批判は真摯に受け止める」と述べました。出席者によると、12月定例会閉会日に合わせてホテル宴会場を借り、4~5人用のテーブルを9つ用意。出欠は取らず、午後5時から飲食したということです。[共同通信]
■【12/25 19:56】全国で新たに3833人感染
12月25日の新規感染者数は3833人になり、3日連続で過去最多を更新しました。これまで最も多かったのは24日の3742人。クルーズ船の乗客乗員らを含めた国内の感染者数は21万5374人。また、死者も64人が確認されて過去最多となり、亡くなったのは累計3200人となりました。[毎日新聞]
■【12/25 20:13】変異種の感染者に子供がいた
イギリスで流行している新型コロナウイルスの「変異種」に国内で5人が感染していることが確認され、このうち2人は羽田空港に到着した10代の男性と60代の男性で、3人は関西空港に到着した40代の男性と40代の女性、それに10歳未満の男性でした。10歳未満や10代の男性が感染していることから、子供にも感染しやすいことは明らかで、もし日本で蔓延するようなことがあると、これから間違いなく学校を封鎖しなければならなくなりますので、イギリスに渡航歴のある人を今すぐに調べ、隔離するべきでしょう。この対策が後手に回ると大変なことになります。[ABEMA TIMES]
■【12/25 20:24】年末年始にコロナ診療で10万円
京都府の西脇隆俊知事は、12月29日~来年1月3日に、新型コロナウイルスの感染が疑われる患者の外来診療を行った京都市を除く府内の医療機関に対し、1日当たり10万円の支援金を交付すると明らかにしました。支援金は最大で60万円となりますが、何もしないよりはマシでしょう。今日と府は12月29日~来年1月3日の期間内で新たに入院患者を受け入れた医療機関に1人当たり20万円を助成することも決めています。京都市も感染が疑われる患者を診察した市内の医療機関に1日当たり30万円の支援金を交付するとしています。[京都新聞]
■【12/25 21:06】重症1床につき1500万円
政府は25日、新型コロナウイルスの感染者の急増を踏まえ、医療提供体制が逼迫している地域でコロナ患者を受け入れている医療機関への緊急支援を行うと発表しました。重症患者向け病床1床当たり1500万円、重症以外の患者向け病床は450万円などと設定し、確保病床数に応じて補助することにしました。コロナ対応に当たる医療従事者の人件費などに充てられるようにし、病床と人員を確保する狙い。各都道府県が策定したコロナ対応の病床確保計画で感染状況が最も深刻な段階に達している場合や、受け入れ体制を強化する必要があると都道府県が判断した場合が対象。25日に政府が支出を決定した予備費のうち、2683億円を医療機関支援に充て、全国で最大約2万8000床あるコロナ対応の病床を1.5倍まで増やせるようにする計画です。病院が儲かるだけでは、なかなか看護師さんの給料に反映されないと思うので、医療従事者に直接支給するような政策も必要なのではないでしょうか。[時事通信]
■【12/25 21:16】変異種感染が5人見つかる
イギリスで感染が急拡大する変異した新型コロナウイルスと遺伝子配列が一致するウイルスが国内で初めて確認されたと発表しました。18~21日にイギリスから帰国した5人で、羽田空港と関西国際空港の検疫所で確認されました。国立感染症研究所の病原体ゲノム解析研究センターが解析し、変異ウイルスと同じ遺伝子のものを確認。5人のうち4人は無症状で、60代の男性1人は倦怠感があるといいます。日本政府は24日以降になってようやく、日本在住のビジネス関係者がイギリスへ短期出張した後の「14日間隔離」免除を一時的に停止するなど、英国を対象とする水際対策を強化していました。隔離の免除をしていたら、そんなものはもうとっくに日本に入っているという話で、いつでも後手に回るのが日本政府です。[毎日新聞]
■【12/25 21:58】中国で再び感染相次ぐ
中国の東北部で再び感染が相次いでいることがわかり、中国当局が「戦時状態」を宣言しました。また、ナイジェリアで感染しやすい3種類目の変異種が発生した可能性があるといい、警戒が必要です。やはり再び鎖国状態に持って行く必要があります。[日テレ]
■【12/26 07:26】水谷哲也教授のアホコメント
東京農工大の水谷哲也教授は「患者が重症化する率は高まっていないと思われ、過度に恐れる必要はない」とコメントしており、いまだにこのようなコメントを堂々とできるアホがいることに驚きます。感染率が高まれば、今より新規感染者が増えるスピードは速くなってしまうのだから、全国で医療崩壊を起こすリスクが高まります。こうやって油断させることが一番の悪だということが、いまだにわからない専門家もいるようです。個人でできる対策は今までと変わらないかもしれませんが、国が打つべき対策は変わってくるはずです。なぜ国に対して提言をしないのでしょうか。[時事通信]
■【12/26 08:30】フランスで初の変異種感染者
フランス保健省は25日、イギリスで最近見つかった感染力の高い新型コロナウイルス変異種の感染者が確認されたと発表しました。この変異種の感染者がフランス国内で確認されたのは初めて。[AFP通信]
■【12/26 09:05】熊本県、宿泊療養ホテル準備
熊本県の蒲島郁夫知事は、県内医療体制について、「逼迫している」との認識を初めて示し、医療機関の負担軽減のため、軽症者や無症状者向けの宿泊療養施設の3棟目の借り上げ準備に入りました。24日時点の入院患者が157人で病床稼働率は37・4%だったことを受けての措置です。自分の暮らす街の知事がどれだけ仕事をしているのかは見た方がいいでしょう。[熊本日日新聞]
■【12/26 20:17】大江戸線が7割に減便へ
東京都は12月27日から都営大江戸線のダイヤを通常の7割程度で運行することを発表しました。なぜそんなことになってしまったのかという理由が衝撃で、大江戸線の運転士が15人も新型コロナウイルスに感染し、さらに濃厚接触者となった可能性のある運転士21人が出勤できなくなってしまったため、通常運行に必要な人員確保が難しいと判断し、来年1月11日頃まで減便せざるを得なくなったというのです。28日の朝のラッシュ時間帯だけは通常通りの運航を予定していると言いますが、以降は減便することになりました。感染がわかった運転士15人はいずれも江東区にある運転士らの詰め所、清澄乗務区に出勤。この詰め所では運転士167人を含む195人が勤務しており、25日から順次PCR検査を実施しているといいます。[朝日新聞]
■【12/26 23:45】入国緩和停止、ビジネス客は継続
日本政府は26日、全世界を対象にとってきた2つの出入国緩和策を28日から一時停止すると発表しました。イギリスと南アフリカは最近になって対象から除いていましたが、除外対象を全世界に広げる。停止期間は来年1月31日までとしますが、感染状況次第で延長する可能性もあります。一方で中韓など11カ国・地域を対象としたビジネス往来の仕組みは維持するといいます。理由はどうであれ、海外からの入国を認める時点で措置ができているとは思えません。「あなたは何のために日本に入るんですか?」と聞かれて、本当は観光でも「ビジネスです」と言ってしまえば、どうにでもなるという話です。政府は本当に変異種を防ぎたいという気持ちがあるのでしょうか。[朝日新聞]
■【12/27 08:08】福島大で新たに10人感染
福島県は26日、県内で新たに21人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表。このうち10人は福島大生で、これまでに学生13人の感染が確認されたクラスター関連とみられます。[福島民友新聞]
■【12/27 11:33】米軍基地、日本人でワクチン実験
沖縄県の米軍嘉手納基地で働く日本人従業員に対し、米軍側が新型コロナウイルスのワクチン接種希望者を募っていたことがわかりました。基地従業員らでつくる全駐留軍労働組合沖縄地区本部は、日本ではワクチンが未承認であることを踏まえて接種の見送りを指示。防衛省などによると、米軍側から今月中旬、基地従業員の一部に対し、ワクチン接種について口頭で説明があったといいます。防衛省などは全駐労から接種の是非を確認され、「国内ではワクチンは未承認で、政府として副作用への補償が難しいので受けるべきではない」との見解を伝えたといいます。在日米軍は今月20日、モデルナが開発したワクチンの緊急使用が許可されたのを受け、嘉手納基地や米海軍横須賀基地など全国各地で接種を始めると発表していました。今回は労組が機能して人体実験をさせられることはありませんでしたが、米軍関係者に接種する前に、まずは日本人で実験しようという米軍のやり方を、僕たちはしっかり知っておく必要があります。戦後75年が経とうというのに、まだ植民地なのです。[読売新聞]
■【12/27 11:47】長野市の鶴賀病院で集団感染
長野市で新たに3人の感染を確認。感染がわかったのは、30代男性、30代女性、40代女性の3人。このうち30代男性は、集団感染が発生した長野市の鶴賀病院の職員。病院内での感染は、職員12人、入院患者33人の合わせて45人になりました。[長野放送]
■ 選挙ウォッチャーの分析&考察
選挙ウォッチャーとしての活動は継続しますが、来年1月1日から新型コロナウイルスに関するレポートを続々とお届けしてまいりたいと考えております。これから3日ほどで業務を整理して、新しい試みをお届けしてまいります。