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【選挙ウォッチャー】 日の出町長選2021・分析レポート。

4月6日告示、4月11日投開票で、東京都日の出町長選が行われました。そもそも「日の出町」という場所が東京にあることすら知られていないのですが、秋川渓谷などがある風光明媚な場所です。そして、急遽、日の出町長選が行われることになった理由は、現職の橋本聖二町長がお亡くなりになったから。今年で85歳だったということで、1月下旬に入院してから、あっという間でした。町長の椅子が空くことになり、町議から3人が立候補することになり、かなり白熱した戦いが繰り広げられることになったのです。

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加藤 光徳  73 新 自民・公明推薦
田村 みさ子 69 新 無所属(共産支持)
萩原 隆旦  74 新 無所属

結論から言うと、この選挙は「どうせ自民・公明に推薦されている候補者が勝つ」とか「どうせ共産党がついている候補者は負ける」といった常識を覆すような結果になりました。つまり、自民・公明に推薦されてゴリゴリに戦っている候補者が負けて、共産党に支持されている候補者が勝つという大波乱が巻き起こったのです。日の出町は「東京25区」にあたり、元来、圧倒的に自民党が強いはずの土地。なのに、どうして共産党に推されていた候補が勝ったのか。その勝因と敗因を分析します。


■ 日の出町はN国信者のバカがやらかした場所

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実は、2019年8月に行われた日の出町議選は、無投票当選が決まりかけていたのですが、立花孝志に感銘を受けたバカが、一切の居住要件を満たさない状態で日の出町長選に立候補。こいつが立候補しなければ、無投票当選になり、数千万円にも及ぶ税金が選挙に使われることがなかったのに、こいつのせいで税金が無駄に使われることになってしまったため、今度から居住要件を満たさずに立候補してきた奴は、公民権停止などの制裁が与えられるようになりました。公選法の罰則が厳しくなったのは、はっきり言って、このバカのせいです。それで、このバカタレは奥多摩町議選にも立候補し、同じように居住要件を満たさないということで0票として扱われることになったのですが、奥多摩町議選が行われる11月頃には、ますますバカが増えてしまい、同じような奴が2人も現れてしまったのです。立花孝志が、当時の恋人だったとされる司法書士(現・東京司法書士会理事)の加陽麻里布を地元のカプセルホテルを住所にして、一切の居住要件を満たさない状態で立候補させたのが2019年5月。それから3ヶ月後の8月には、日の出町に迷惑をかけるバカが現れ、さらにその3ヶ月後の11月には、そういうバカが2人に増えたのです。詳しくは奥多摩町議選のレポートを読んでいただければと思いますが、「NHKから国民を守る党」がどれだけ社会に害悪をもたらしたのかという話を、そろそろ1冊の本にまとめなければならないと思っているところです。


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