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【選挙ウォッチャー】 新型コロナウイルス・最新情報(#11)。

中国の初動も遅かったですが、日本の初動も遅かったため、今、日本は最悪のシナリオを突き進もうとしています。今の日本は中国の3週間遅れぐらいの状況になっており、こうしている今も人々に出歩くことを控えるように呼び掛けなければ、新型コロナウイルスの感染者はどんどん広がっていくことが予想されます。ましてや東京や大阪のような人口密集地で、感染力の非常に高い新型コロナウイルスが拡大しないはずがありません。日本はインフルエンザになっても出勤を命じるような国民性なので、中国以上に感染が拡大する可能性がありますし、病院では対応しきれないレベルで流行し、爆発的に死者が増える可能性すらあります。日本はかつてないレベルの危機に直面しています。


■ 選挙の取材の自粛を決定

まず冒頭、皆さんにご説明させていただかなければならないことは、日本で新型コロナウイルスの流行が予想され、日々、感染のリスクが高くなっていることを受けまして、本日付ですべての選挙の取材を自粛させていただく決定をいたしました。この「選挙ウォッチャー」というプロジェクトは、先進的な取り組みです。これから10人の「選挙ウォッチャー」を生み出すにあたり、こうした未知なるウイルスによる感染リスクがある中で、それでも新幹線や飛行機に乗って仕事をするべきなのかどうか。僕の決断はこれからの「選挙ウォッチャー」を仕事にしてくれるかもしれない皆さんに影響を与えると考えています。そうした観点で、この「選挙ウォッチャー」という仕事は誰かに雇われているわけではなく、自由に、ある程度の融通を利かせられる仕事であると、僕は考えています。病気にかかるリスクがあっても満員電車に揺られて仕事をしなければならない。そういう仕事をしている人はたくさんいますが、この「選挙ウォッチャー」はそうではありません。感染リスクの高い時には取材に行かなければいい。これは台風などの災害リスクに対しても同様のことが言えます。「選挙ウォッチャー」を仕事にする人が増えてきて、競争の時代に突入した際には、リスクの中を取材することが価値になるかもしれませんが、今はその段階ではありません。よって、新型コロナウイルスの感染が終息するまでの間、選挙の取材を自粛することにいたしました。なお、弥富市議選のためにご支援いただいたキートスについては、取材再開後の選挙の取材に使わせていただきます。また、対馬市長選のキートスにつきましては満額を達成しておりませんので、そのままご支援をいただかなければ返金されます。もし達成してしまった場合には、同じく取材再開後の選挙に使わせていただきます。なお、振替させていただいたキートスについては、後日、どの取材に使ったのかを何らかの形で公開させていただく予定です。また、3月2日に予定されていた「ドッキドキ選挙報告会」についても、これから中止の方向で話を進めたいと考えております。これは政治的なイベントでもありますので、おそらくこの頃には患者が爆発的に増えている頃だと思います。感染のリスクが高まるような環境を作ってしまうことは望ましくないと考えます。日本の政府とは異なり、早めの判断が求められると思いますので、どうぞご了承ください。最後に、たかだか新型コロナウイルスごときで大袈裟なのではないかと考える人も多いかと思います。連日のようにニュースをまとめてきて、僕がこの新型コロナウイルスについてどのように考えるようになったのか有料部分に書きました。事前に書いておこうと思うのですが、有料にした理由はエビデンスのない話をしているからです。そもそもエビデンスがないのは当たり前で、新型コロナウイルスは新しいウイルスですから、わかっていないことが多すぎます。だから、推測しなければならないことも多いのです。今は一個人が推測や憶測を述べるだけでも炎上する時代です。特に、僕は最終的に当たってたとしても炎上するタイプです。なので、憶測を語って儲けたいわけではないのだけど、炎上するだけで何も伝わらなくなるのも違うということで、noteの最低販売価格である100円に設定して、僕が今、考えていることについてまとめさせていただくことにしました。それを読んでいただければ、僕がどうして取材を自粛することに決めたのかがご理解いただけると思います。


■ クルーズ船に象徴される日本の無能さ

どんなものでも「状況を知る」ということは大切なことです。横浜に停泊している「ダイヤモンド・プリンセス号」に対する日本の対応は、この国の無能さを象徴するような話だったことがわかってきました。まず、クルーズ船の乗客には部屋が割り当てられてしますが、乗員には部屋が割り当てられていないので、普通に相部屋のまま。乗員に対する防護がまったく考えられていない上に、そういう人たちが食事にラップもかけずに配膳しているのですから、これでは船の中で新型コロナウイルスを培養しているようなものでした。さらに、検疫官はマスクと手袋をしていただけで、私服に自分の靴で新型コロナウイルスが蔓延している船の中に乗り込み、ミイラ取りがミイラになる発想はなく、船から出てきた後は普通に勤務する始末です。こんな対応をしていたら、それこそ日本中に新型コロナウイルスをばら撒いているようなものです。さらに、クルーズ船の検疫をするのに、職員の騙し討ちのようなことをしていることも報告されています。そういうところが一番大事なのにメディアは報じませんが、当初は船の外で医薬品などの仕分けをするだけだと言っていたのに、現地で「船の中で作業してもらう」と通告されたというのです。いかにも日本的であり、ここで拒否するわけにはいかないという環境に持って行って、強引にやらせるという話です。騙し討ちにしてしまうから何の準備もできていないのに乗り込むことになるのです。そもそも10倍のギャラを払ったとしても、しっかりと防護体制を整えて突入させてあげれば、感染のリスクも下がるし、高額の報酬の代わりにリスクを受け入れられる人だけが参加できるようになります。日給が1万円だったらやらないかもしれないけれど、日給が10万円だったらやりたい人はいるはずです。10万円もらえるんだったら、100円の靴下を履いて使い捨てにしたり、帰りに風呂に入りに行ったり、自分なりの防護というのもできたはずです。こういうブラック労働が普通に認められているからリスクを増やしているところはあると思うのです。世界に日本の恥を晒すような対応になってしまい、また世界から差別されてしまうのでしょう。


■ 緊急提言!立憲フェスを中止すべき

2月16日に「立憲フェス」が開催される予定だと言いますが、立憲民主党はただちに中止するべきであると緊急提言いたします。一昨日までの段階とは異なり、渡航歴のない人たちからも感染が確認されるようになってしまった今、大勢の人を集めた政治的なイベントをしている場合ではありません。もし、こんなところで感染が確認された日には、立憲民主党には危機管理能力がないということになりかねませんし、もし感染が確認されなかったとしても、ネトウヨは「感染者が出た」とデマをこいてイメージを下げる作戦を展開することでしょう。いずれにしてもメリットがありません。これからは立憲民主党に限らず、すべての政治家がパーティーなどを自粛するべき段階に入っていると考えます。感染拡大の防止に努めましょう。


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