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【選挙ウォッチャー】 新型コロナウイルス・最新情報(#57)。

不安を煽るということで、あまり報じられていませんが、いよいよ日本の医療は軽く崩壊しかけていると言っても過言ではありません。どうしても東京五輪を開催したかったもので、「PCR検査をすると医療崩壊する」などと適当なことを言って、今日の今日までPCR検査をしてこなかった結果、病院にはたくさんの新型コロナウイルスが疑われる患者が殺到するようになってしまい、あちこちで院内感染が起こり、大阪では医師や看護師が雨ガッパを着て対応する事態になっています。韓国に頭を下げれば融通してもらえるかもしれませんが、重度のネトウヨ病を患っている日本は、医師や看護師の命がかかった状況でも、意地を張って頭を下げないので、これからますます地獄が広がっていくことになるでしょう。僕はこの地獄を淡々と見つめ、記事にしてまいります。


■ 4月18日・19日も働かない安倍晋三総理

これまでの動きを見ていれば、そりゃ働くわけがないのだろうと思っていましたが、案の定、安倍晋三総理は働いていません。もはや安倍晋三総理の毎週末の動きをチェックするのが日課になりつつある僕ですが、人工呼吸器が足らない、首都圏を中心に医療が疲弊し、早くも崩壊しかけている状況になっているにもかかわらず、安倍晋三総理はいつものアレを炸裂させていたのです。

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 午前8時現在、東京・富ケ谷の私邸。朝の来客なし。
 午前中は来客なく、私邸で過ごす。
 午後3時38分、私邸発。
 午後3時49分、官邸着。同4時2分、加藤勝信厚生労働相、菅義偉官房長官、西村康稔経済再生担当相、西村明宏、岡田直樹、杉田和博各官房副長官、北村滋国家安全保障局長、和泉洋人、長谷川栄一、今井尚哉各首相補佐官、樽見英樹新型コロナウイルス感染症対策推進室長、森健良外務審議官、鈴木康裕厚労省医務技監が入った。同19分、加藤、菅、西村明宏、岡田、杉田、北村、和泉、長谷川、今井、樽見、森、鈴木各氏が出た。同26分、西村康稔氏が出た。同27分から同36分まで、北村国家安全保障局長。
 午後4時44分、官邸発。同45分、公邸着。同48分、公邸発。
 午後5時2分、私邸着。
 午後10時現在、私邸。来客なし。[出典:時事通信]

午後3時49分に首相官邸に到着し、4時44分に首相官邸を出発していますので、この日の労働時間は「55分」ということになります。まったりと午後3時過ぎまで自宅で過ごし、55分だけ報告を聞いたりして、あとは自宅でまったりです。日本の総理大臣があまりに暇すぎて泣けてきます。先週よりも労働時間が減っているのですが、土曜日は休みだったとしても、さすがに日曜日は仕事をしているに違いありません。19日の安倍晋三総理の首相動静がコチラです。

 午前10時現在、東京・富ケ谷の私邸。朝の来客なし。
 午前中は来客なく、私邸で過ごす。
 午後3時42分、私邸発。
 午後3時54分、官邸着。
 午後4時1分、加藤勝信厚生労働相、菅義偉官房長官、西村康稔経済再生担当相、西村明宏、岡田直樹、杉田和博各官房副長官、北村滋国家安全保障局長、和泉洋人、長谷川栄一、今井尚哉各首相補佐官、樽見英樹新型コロナウイルス感染症対策推進室長、森健良外務審議官、吉田学厚労省医政局長が入った。同20分、加藤、西村明宏、岡田、杉田、北村、和泉、長谷川、今井、樽見、森、吉田各氏が出た。同27分、菅、西村康稔両氏が出た。同44分、官邸発。同58分、私邸着。
 午後10時現在、私邸。来客なし。[出典:時事通信]

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なんと、この日の労働時間は、過去最短となる「43分」です。しかも、実際には首相官邸に入った瞬間から労働時間としてカウントしている甘々採点なので、実際にはもっと短いことになります。このままだと首相動静に何もやっていないみたいに思われるから、ほんの少し官邸に行って、ただみんなと集まっているだけ。医療現場では、マスクを繰り返し使い、防護服の代わりに雨ガッパを使い、消毒液の代わりにアルコール度数の高い酒が使われるようになっているのに、そんなに話し合うことがないのでしょうか。


■ ニッポンの妊婦さんに届くマスクが不良品

全世帯に2枚ずつ配られるアベノマスクですが、妊婦さんの家庭に配られたマスクが、「変色している」「髪の毛が混入していた」などの報告が相次いでおり、読売新聞が報じたところでは17日時点で1901件のクレームが入っているそうです。無料でもらったものだし、多くの人はクレームの電話を入れるでもなく「こんなもの要らねぇわ!」で捨てて終わりだと思いますので、実際にはもっと多いと思います。だいたいマスクというのは「衛生用品」なので、清潔であることが絶対条件です。どんな劣悪な工場で作ったら髪の毛が混入するのか分かりませんし、作ったばかりのはずなのに既に変色している布って、どこから持ってきたらそうなるのでしょうか。マスクの形をしていれば何でもいいわけではないし、ましてや妊婦さんに配るマスクほど細心の注意が必要だろうに、異物が混入しているなんて言語道断です。学校に配布されたものには虫が混入しているケースもあったそうで、このマスクはどこかの小屋で作っているのでしょうか。そのうち、チン毛が入っていても不思議ではないレベルです。きょうび、僕の家で作っているんじゃあるまいし、どうしてやる仕事がことごとく無能なのでしょうか。


■ 【連載】ファーおじさんの主張(#1)

新型コロナウイルスのせいで、予定が全部キャンセルになり、「どこかへ行こうと思った」という安倍昭恵夫人が合流したのは、なんと、「ドクタードルフィン」を名乗る、イルカというより豚の方が近いんじゃないかという胡散臭さ満載のオジサンでした。ドラえもんですら4次元なのに、自称「88次元」で生きているオジサンは、日頃から、自分の言っていることはあまりに次元が高いので、地球で暮らす普通の人には理解ができないと主張しています。このあたりは立花孝志と言っていることが一緒なのですが、「ドクタードルフィン」を名乗るオジサンは、あまりに反響が大きくなりすぎてしまったのか、今は削除してしまったYouTubeの動画の中で、あまりに高次元というより、どちらかと言えば、あまりに次元の低すぎることを言っていましたので、これにツッコミを入れるのが僕の仕事だと思っております。

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「えー、ドクタードルフィン、緊急最重要動画配信になります」

ちょっと待ってくれよ! こんな最初の一言目からツッコまなければいけないのでしょうか。緊急最重要動画なのに、どうして消してんだよ! 緊急最重要なんだから消してる場合じゃねぇだろ!

「えー、コロナウイルスに関して、私、『88次元ファー』である私、ドクタードルフィンにしか言えないことをお伝えします。皆さん、地球人の皆さん、今ね、えー、学者や医者やメディアや、彼らの言っているようなこと、信じてそのように生活していたら、どんどんコロナウイルスは広がるでしょう。まさに東京オリンピックも危なくなってしまう。だから、私が今ここに緊急配信します。コロナウイルスというのはね、こういう物質じゃありません。ほとんどは目に見えないエネルギー体なんです。ですから、急に何もないところからパッと体を持って現れたり、体をなくして消えることは簡単なことなんです。覚えといてください」

もう「88次元ファー」については触れません。僕の目から見ても、オッサンはとっても「ファー」ですし、ものすごく「ファー」なので、ちょうど88次元ぐらい「ファー」だと思います。僕たちのことを「地球人の皆さん」と呼び掛けているので、自分は地球人ではないというご主張なのでしょう。オッサンにもお父さんとお母さんがいて、生まれも育ちも地球で、学生時代は全力でモブキャラのド真ん中をひた走っていたと思いますが、大人になってから気が付いたのでしょう、「俺、ファーだ!」って。さて、医師という肩書きで「ドクタードルフィン」を名乗っているくせに、「医者の言うことを信じるな」というファーおじさん。なんでも新型コロナウイルスは物質ではなく、目に見えないエネルギー体だと言い出しました。電子顕微鏡で見られるのに、ゲノム解析まで終わっているのに「物質ではない」と主張し始めました。

「ですから、マスクをして防ぐとか、隔離してそれを防ぐっていうものではない。エネルギー体。だから必要な所に生まれて、必要じゃない所では消えるのです。じゃあ、どういう所が必要で現れるのかと言うと、不安と恐怖でいっぱいの所。ね、インターネットや、そういうメディアを見てね、不安や恐怖でいっぱいになっている人たちの所に、あなた、気づきなさい、学びなさい、エネルギーを上げなさいと言って、目の前に急に現れるの。マスクの中の、口の中に急に現れるの。隔離している部屋の中に急に現れるの。これを知らないから、人類はいつまで経っても、本当に惨めなものだ」

ファーおじさんによると、ウイルスは不安でいっぱいな人の所に現れるというのですが、現れる場所が「マスクの内側」「隔離された部屋」から体内に「お邪魔します」で入ってくる想定です。しかし、そんなに優れたエネルギー体なら、わざわざ体の外に現れて、わざわざ表玄関を通って体の中に入らなくても、いきなり体の中に現れたらいいのではないでしょうか。ファーおじさんの主張に基づくと、こうなります。

地球人:「新型コロナウイルスに罹りたくないなぁ。やっぱり外を出歩くと感染しちゃうかもしれないから、今日は家にいよう」
コロナ:(※「ばぁ!」)「こいつ、不安でいっぱいだぞ!」
コロナ:(※「ばぁ!」)「不安でエネルギーが下がってるし!」
コロナ:(※「ばぁ!」)「こいつの部屋、きったねぇ!」
地球人:「今日も感染者がこんなにいるのか。やっぱり明日も家にいることにしよう」
コロナ:「不安でいっぱいかよ! お気づきなさい!」(※口に飛び込む)
コロナ:「恐怖でいっぱいかよ! お学びなさい!」(※口に飛び込む)
コロナ:「えーい! エネルギーをお上げなさい!」(※口に飛び込む)
地球人:「・・・なんだか熱が出てきたかも!」

これが88次元に生きるファーおじさんの世界観です。独特すぎる。そんな面倒臭いことをしなくても、ダイレクトに体の中にウイルスが出現した方が効率的だと思うのですが、わざわざマスクの内側や隔離された部屋に現れてから、不安でいっぱいであることを確認した上で体内に取り込まれるシステム。面倒臭すぎです。ワンクッション挟まなくていいんで、いきなり体内に現れて攻撃でいいです。しかし、このファーおじさんの問題点は、総理大臣夫人が「ファーおじさん」を信じていて、わざわざ大分まで出かけるほどであること。そして、このファーおじさんは『ジャポニズム』という極右カルト系雑誌で連載を持っており、そこには自民党の和田政宗議員も毎月のように寄稿をしているということ。全国のネトウヨが、ドクタードルフィン先生の記事を読んで「ふむふむ」なのです。それで安倍晋三総理をマンセーした末に、何一つ仕事ができていないことを擁護しているのです。この世はとことんカルトに毒されていて、バカが政治家をやっちゃっているのです。そこに多くの国民が気づかないと、このまま国民はバカに殺されます。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

次から次へと酷いニュースが伝えられるようになりました。中国・武漢市で報じられたように、道で呼吸が苦しいなどの症状を訴え、突然死んでしまうような例が、今月に入ってから6例も確認されていたことがわかりました。そして、医療現場では圧倒的にマスクや防護服が足りない状態に陥ってしまいました。そのため、大阪府では雨ガッパを代用することを発表し、豊中市ではビニールを切って自作の防護服を作る始末。こんなので、80ナノメートルという小さなウイルスから医師や看護師を守ろうというのです。この国は本当に先進国なのでしょうか。まったく先手を打って動くことができていないため、医療が崩壊しかけている(厳しく言えば、既に医療は崩壊している)と言っても過言ではない状態にまで追い詰められ、これから日本の死者数は爆発的に増えてしまいかねません。もはや死んだ人の数をデータの改竄で少なくする以外に方法がありません。早くこの国がヤバいことに気づいて本気を出さないと、この国はどこまでも沈んでしまうことでしょう。

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