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【選挙ウォッチャー】 大阪市議選2023・港区レポート。

 3月31日告示、4月9日投票で、大阪市議選が行われました。
 港区の定数は2ですが、ここには4人が立候補しました。今年は維新が2枚取りを目指して立候補し、最近までタッグを組んでいたはずの公明党の現職を落選させようという動きがありました。
 ここには共産党の候補も立候補してきましたが、とても良い候補ではあるものの、大阪では「共産党」というだけで票が取れないため、当落ラインの半分ほどしか得票できず、残念な結果となっています。

藤田 暁  41 現 大阪維新の会
平原 幸弥 32 新 大阪維新の会
西 徳人  59 現 公明党
竹内 祥倫 41 新 日本共産党

 この選挙区は、けっして「まともな人が立候補していない」というわけではありません。他の選挙区では、そもそも「まともな人がいない」という所もある中で、ここには「まともな人」がいたにもかかわらず、市民がそういう人を選んでいません。どうしてこんなことになってしまっているのかと言えば、人々が「まともな人を嫌う傾向にある」からです。
 世界を見ても、SNSの発展によって、まともではない候補が立候補したり、まともではない候補が当選するような傾向にはあるわけですが、それでも日本はますます没落していくばかりです。




■ 大阪市西区・選挙ボード解説動画


■ 大阪万博の「今」を伝える(#21)

 落合陽一先生や河瀬直美先生、さらには小山勲堂先生らが手掛けるテーマ館について、8月9日に3回目の入札が行われ、すべてのテーマ館の落札が終わったことが明らかになりました。
 最後の最後まで決まらなかった小山勲堂先生のテーマ館は、当初の予定価格は9億8000万円でしたが、いろんな所を削り、最終的に12億6000万円となりました。
 落札したのは、ゼネコン大手の大成建設と隅研吾建設年設計事務所が組んだ団体で、他に応札者はありませんでした。つまり、1社しか入札がない状態で決まったということになります。
 これでテーマ館すべての落札が決まりましたが、当初の想定では63億5000万円になる予定のところが、79億6000万円にまで膨らんだことになります。
 また、とうとう海外のパビリオンをプレハブにする「タイプX」が提案されるようになりましたが、9月8日の時点で「タイプX」を受け入れると発表した国は1カ国しかなく、それ以外の国は工期を短縮できるメリットこそあるものの、プレハブなので自由な設計ができず、あまり魅力的ではないこともあって、どこまで「タイプX」で参加してくれるのかも不透明な状況になっています。


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