【選挙ウォッチャー】 政治家女子48党・動向チェック(#41)。
大津綾香党首が起こした仮処分を求める裁判が却下されたことで、盛大に沸き上がり、大津綾香党首に対し、「ねぇねぇ、今、どんな気持ち?」と言いながらフル勃起しながらシコシコしていた尊師・立花孝志とアホのN国信者ども。
ところが、6月9日に「100%通る」と断言していた法務局から「党の代表変更届は、大津綾香の同意を示す書類がなければ受理できない」と断られたことで、投げたブーメランがそのまま脳天に大直撃。今、N国信者どもは、尊師・立花孝志にお布施をするように求められています。
■ 3度目のおかわり借金・徹底解剖
いよいよ尊師・立花孝志が「3度目のおかわり借金」を始めました。
既に多くの方にお読みいただいていますが、著書「『NHKから国民を守る党』とは何だったのか?」の中でも、この政党はポンジ・スキームに陥っており、借金なくして党の運営をできないことは指摘しています。ここまでのところ、すべてが本で指摘している通りに進んでおり、新たな借金も始めています。
驚いたことは、今回の「おかわり借金」の内容です。
これまで尊師・立花孝志は「寄付を募るのはダメだ」と豪語し、街頭演説の際に寄付を募る「れいわ新選組」をさんざん「詐欺政党」として扱ってきました。
ちなみに、「れいわ新選組」は最初から「寄付」だと言っているので、お金を出す人は「寄付」だと認識し、そのお金が戻ってくることは期待していません。そのお金を「れいわ新選組」の政治活動に役立ててもらい、僕たちの暮らしをもっと良くするために頑張ってもらおうと、お金を託します。結果として、思ったほど活躍してくれなかったり、あるいは、自分が思っていることと違う政策を進めてしまうことがあるかもしれませんが、それも了承の上で「寄付」を集めているのです。
それを踏まえた上で、今回の立花孝志の動画を検証してみましょう。
まず、今回もあくまで「借金」という形でお金を集めています。初期の頃は年利15%という時代もありましたが、10%になり、5%になり、今回はとうとう「0%」になりました。お金を貸すのに、お金を貸す側に何のメリットもありゃしないという話です。その前の人は5%なのに。しかも、その前に借りた10億円以上の借金は返済不能に陥っているので、そちらの借金を返済しないのに、こちらの借金だけは返済するというのはおかしな話なので、まず貸したお金が返ってくるとは思えません。つまり、実質的に「寄付」にもかかわらず、わざわざ「借金」だと言っているのですから、「どっちの方が詐欺なんだよ!」という話でしかありません。
尊師・立花孝志は「無能」です。政治家としても、記者としても、経営者としても、まったく才能がありません。しかし、唯一認められる才能があるとするならば、それは「ホラッチョの才能」です。同じ周波数のアホを騙すことに関しては天下一品。
今、この記事を読んでいる多くの方は、今さら「尊師にお金を貸してあげよう」なんていうアホはいないと思うので、その詐欺的な話術に引っかかる奴はいないと思うのですが、立花孝志と同じ周波数のバカは、猛烈に引っかかり、こんなクソみたいな動画でも、騙されて尊師にお布施をします。
僕も「少しでもクスッとさせる記事を書くにはどうしたらいいか」なんてことを考えているので、ワードチョイスにもそれなりに敏感ですが、立花孝志はナチュラルにアホを騙すテクニックを放り込んできます。今回は立花孝志の「詐欺的な話術」も解説してまいります。
これだけ長々と言っていますが、言いたいことは「金貸してくれ」です。シンプルに「か・ね・か・し・て」の5文字で済む話を、「結論から申し上げますと」なんて言いながら、これだけグダグダと回りくどく説明しています。「もちろん、貸していただける方だけで結構です」なんて言っていますが、そりゃお金を貸す奴しかお金を貸さないので、完全な小泉進次郎構文です。「お金を貸してくれる人が、お金を貸してくれる」です。しかし、こうした小泉進次郎構文をハメることで、アホのN国信者どもは「お金を貸すことも検討しますが、立花さん、お話は何でしょう?」になります。バカの脳味噌、すげぇです。
これも「ホラッチョの才能」と言えるかもしれませんが、最も衝撃的なのは、この動画が6月9日22時頃に撮影されているという事実です。党の代表変更届が正式に受理してもらえなくなってしまった夜に、黒川敦彦との勝負をランナウェイして、N国信者との集いをした直後、さっそく「お金貸してください」を始めているということ。つまり、もし党の代表変更ができなかった場合には「おかわり借金をする」と決めていたということです。
そして、これまでさまざま「お金をチューチューすること」だけに真剣に向き合ってきた男なので、この動画を撮影してすぐには出さず、わざわざ2日寝かせて、6月12日のお昼にアップしているということです。これは何を意味しているかと言うと、「この動画を見て、お金を振り込んであげようと思ったアホのN国信者が、すぐに銀行に行けるように」です。うっかり土曜日にアップしてしまうと、銀行が開いていないので、「思い立った瞬間にすぐにお金を貸してあげられる月曜日」です。
尊師・立花孝志は、大津綾香党首の銀行口座を差し押さえるために、供託金として約3500万円を積まなければならないので、ある程度のまとまったお金が必要になり、アホのN国信者から借金を募ることになったのだと説明します。
ここでアホのN国信者は全員、「大津綾香のクソは、マジで酷い奴だ。立花さんが可哀想。それくらいのお金なら貸してあげなくちゃ!」になってしまいます。アホの脳味噌、マジやべぇです。
しかし、ある程度のまともな社会人であれば、いきなり裁判を起こして供託金に3500万円をかけるのではなく、まずは債権者のために大津綾香党首に土下座をしてくるところから始めるのではないでしょうか。そもそもは尊師・立花孝志がやらかした借金なのですから、もし「責任をもって借金を返したい」と言うのであれば、まずは大津綾香党首と交渉をして、借金を返済するための協力を得られる努力をするところから始めるのが筋ではないでしょうか。可能性は低いとはいえ、「党のお金をクリーンにする」というのが大津綾香側の主張なので、帳簿を持参の上、大津綾香党首と借金返済に向けたプロセスを話し合うための努力をする。尊師・立花孝志は「99%を外す男」ではありますが、1%でも可能性があるのなら、まずは大津綾香党首に土下座をして、3500万円をかけずに済むための努力をするべきではないでしょうか。そうしたら、新たな借金をしなくて済むはずです。
にもかかわらず、今、すぐさま供託金が発生するタイミングでもありゃしないのに、N国信者から借金をする理由は何なのか。何か別の支払いのために借金をしようとしているようにしか見えません。
しかし、アホのN国信者たちは、とにかく我らがヒーローである尊師・立花孝志がピンチであるというだけで、1万円でも2万円でも貸してあげようという感じになってしまうので、こればっかりは止められません。そこにつけ込んで、尊師・立花孝志は「苦労話」をサラリと入れてきます。
どこからツッコめばいいのか分かりませんが、尊師・立花孝志は「NHKと戦っている」とか「皆さんをお守りする」みたいなことを言えば、正義のヒーローになれると思っています。しかし、実際はNHKのアシストしかしていないし、歯向かった奴は攻撃するし、職員の雇用形態も不明で、守られているのは顧問司法書士の加陽麻里布と、金庫番の粟飯原美佳ぐらいではないでしょうか。
一番面白いのは、「通帳にザーッと名前が上がることに意味がある」なんてホザいていたのですが、「何の意味があるんだよ!」という話です。しかも、無利子・無期限・無担保なのに、「無理のない範囲で1000万円以下でお願いしまーす!」なんてホザいているのです。堀江貴文や青汁王子すらお金を出さないのに、誰が金利もつかずに金を出すんだ!
我々にとっては、何もかも「バカなんじゃないのかな?」という話なのですが、ここらへん、アホのN国信者は脳味噌が「アハッ!」となってしまっているので、「よし、立花さんにお金を貸してやろう!」です。
■ 選挙ウォッチャーの分析&考察
実は今回、尊師・立花孝志の「おかわり借金」は、失敗に終わるのではないかと予測しています。大津綾香党首との戦いで、アホの焼き畑農業に成功しているため、新たなN国信者を獲得しているものの、前回の「おかわり借金」が8億円集まった理由は「投資性」です。「立花孝志を応援するついでにお金が儲かる」というアホのN国信者にとっては最高の環境が整っていたのですが、今回は10億5000万円が焦げ付きいた状態で、お金を貸す側にも何のメリットもない状態で、しかも、「1万円から」というショボい設定なので、これまでは「100万円から」だったので、一撃で100万円が手に入ったのに、今回は「1万円から」の奴を100人集めなければなりません。100円にするのに1円玉を100枚集めるようなもので、レートが全然違うので、今回の「おかわり借金」は立花孝志の想定ほどは集まらないと思われ、すぐに枯渇し、すぐにお金が足らなくなることでしょう。
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