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【選挙ウォッチャー】 御殿場市長選2021・分析レポート。

9月27日告示、10月3日投開票で、静岡県の御殿場市長選が行われました。実は、今年1月にも御殿場市長選が行われ、皆様にレポートをお届けしたばっかりなのですが、先日の静岡県知事選に参議院の岩井茂樹さんが立候補したため、参院補選が行われることになり、その参院補選に御殿場市長の若林洋平さんが立候補することになったため、今年2回目となる御殿場市長選が行われることになったという経緯です。今回の市長選には、前回の市長選に立候補した犬の水を売っている鼻マスクの兄ちゃんが立候補することはなく、副市長だったカツマタさんと、市議だったカツマタさんが立候補してくる「カツマタ対決」になりました。

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両方とも「カツマタ」なので、マサミとミキヤの対決になったのですが、マサミは若林洋平市長の後援会をそのまま引き継ぐ形で立候補。ミキヤは草の根的にコツコツとやるしかなく、今となっては虫の息になってきている国民民主党が応援をしていました。こうなってしまうと、選挙をやる前から決まっているような選挙になってしまうのですが、これがまた予想外にミキヤが強かったので、その後の参院補選につながる選挙となりました。


■ 御殿場市長を辞めるべきではなかった

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御殿場市長の任期を3年以上残し、ワンチャン、参議院議員になれるかもしれないということで、若林洋平さんは御殿場市長を辞職しました。でも、世の中はなかなか思うようにいかないものです。通常は自民党から立候補すれば当選間違いなしではあるのですが、静岡県内に3ヶ所も事務所を構えるぐらいにゴリゴリに戦うタイプの県議が立候補してしまったため、当選できるかどうかは、かなり怪しくなってしまいました。当選すれば参議院議員としてデカい顔ができるけど、もし落選してしまったら、新しい御殿場市長は決まってしまったので、無職のオジサンになった末に、行くところがなくなってしまいます。勝てば天国、負ければ地獄。一世一代の大勝負がどうなるのかは見逃せません。


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