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【選挙ウォッチャー】 坂戸市議選2020・分析レポート。

4月5日告示、12日投開票で、坂戸市長選と坂戸市議選が行われました。坂戸市長選には出版プロデューサーだという見た目がホームレスの尾崎全紀さん、市議選には元公明党員だという石川新一郎さんが、それぞれNHKから国民を守る党から立候補してきました。坂戸市長選については、先日、レポートをお届けした通りで、尾崎全紀さんは供託金100万円が没収されるレベルで落選。問題は坂戸市議選で石川新一郎さんが当選してしまうかどうかだったのですが、結論から言うと、石川新一郎さんも無事落選しました。定数20に対して24人が立候補する選挙だったため、たった4人しか落選しない選挙だったため、けっこうヒヤヒヤするものがあったのですが、次点ながらも落選したので一安心です。これで坂戸市の平和は少しだけ守られました。グッジョブ、坂戸市民!

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NHKから国民を守る党以外にも、ゲロを吐くようなポンコツが立候補していて、こいつもまた落選していたことには一安心なのですが、立候補してくる30代・40代ぐらいの若手が、ことごとくポンコツであることに日本の闇を感じずにはいられません。もっとも、そもそも社会で成功している人たちは、わざわざ政治家になんかならなくても、政治家以上の報酬をもらえるという話で、政治家の報酬がおいしく見える人たちというのは、社会で活躍しているとは言い難いところがあります。たまには収入が下がってでも議員になるという志の高い人もいるのですが、大多数は議員報酬でメシウマな人たちばかりなので、このままでは、いつまで経っても日本の政治が良くなるはずはないのです。


■ NHKから国民を守る党は無事に落選

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今年いっぱい新型コロナウイルスで大変なことになりそうなので、政治家選びはものすごく重要なのですが、税金の無駄でしかないNHKから国民を守る党の反知性派カルト党員が落選したのは、本当に良いことです。次点で落選ということで、もし3ヶ月以内に現職議員に何かあった時には繰り上がり当選を果たすということもあり、立花孝志代表は石川新一郎さんに「3ヶ月待ってくれ」と指示を出したそうです。今は新型コロナウイルスの大流行している時期ですから、もし現職の坂戸市議の身に何かがあった時には、議会にカルトが侵入して大喜びです。議員の皆様におかれましては、くれぐれも最大限に防護していただけるようにお願いしたいところです。さて、坂戸市議選に立候補してきた石川新一郎さんとは、一体、どのような人物なのでしょうか。2001年、2005年と公明党から富士見市議選に立候補し、ともに当選をしていますが、2009年は無所属になって落選。それから10年のブランクを経て、2019年7月の参院選ではNHKから国民を守る党の公認候補となって徳島・高知県選挙区から立候補。そして、このたび落下傘候補として坂戸市議選に挑戦し、これまた落選しました。新型コロナウイルスが大流行し、埼玉県では緊急事態宣言が出されている中、NHKから国民を守る党の議員たちは坂戸市に入り、応援をしていたわけですが、どうやら自主的に応援に入っているというより、シフト制になっているようです。

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光木慎太郎さんは、東京都北区の区議会議員ですが、日頃から吉田康一郎やDappiをリツイートするぐらいに頭の悪いネトウヨです。ネトウヨにしてN国党員という致死レベルのアホなので、ツイートでも「武漢肺炎」を連呼しているわけですが、NHKから国民を守る党はどんどんカルト組織化が進んでいるので、坂戸市議選の応援には「シフト」で入っていると発言しています。こういうものは自主的に入るものだと思っていましたが、新型コロナウイルスが流行しているから本当は応援に入りたくないけれど、仕方がなくやるしかない。コンビニのバイトと一緒です。ちなみに、これから地方選挙はすべて、亜塩素酸ナトリウム水溶液を飲むレベルで頭が悪い柏市議の大橋昌信センセイが「副党首」という肩書きを手にして、取り仕切っていくことになったそうです。「副党首」という肩書きだと、なんだかスゴそうに見えるかもしれませんが、実際のところは「バイトリーダー」と呼んだ方が適切だと思います。「新型コロナウイルスが怖くて選挙の応援に入らないとか言っている奴は絶対に許さない、バイトリーダーです!」

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改めてポスターを見ていただきたいのですが、もともとは2019年の参院選に立候補した際の政見放送のキャプチャーが右端に小さく載っているだけで、メインは立花孝志代表の顔。もはや石川新一郎さんが立候補しているというより、立花孝志代表が立候補しているようなデザインであり、もっと言えば、候補者である石川新一郎さんより「顧問司法書士」だという加陽麻里布さんの方が大きいほどです。このデザインを見れば一目瞭然ですが、候補者はただの駒に過ぎず、石川新一郎さんを当選させようという気がほとんど感じられないことがわかると思います。

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さすがに顔写真があまりに小さいということで、急遽、顔写真のシールを付け足す対応をしていた石川新一郎さん。NHKから国民を守る党は、立花孝志代表が自らを「犯罪をする反社会勢力」であることを認める発言をしていて、今後もさまざまな刑事事件に容疑者になっていきそうな予感がしていますが、党員たちが罪を問われないかと言えば、けっしてそんなことはありません。既に偽計業務妨害と疑われる行為を一緒になってやっているので、これも新たな証拠となります。

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これは読者の方から情報提供いただいた写真ですが、石川新一郎さんは「NHKの受信料を支払わなくて大丈夫」というビラを配布しています。このビラを受け取った人は「そうなのか」と言って不払いを始める可能性がありますが、これは一般市民に脱法行為を勧めていることになり、「法律を変えて払わなくてよくする」と言うのと、「法律的には払わなければならないが払わなくていい」と言うのでは、意味が全然変わってきます。反知性派カルト集団である「NHKから国民を守る党」は、法律に違反していても払わなくていいと主張しているので、これが偽計業務妨害にあたる可能性があり、既に刑事告発が行われていると聞いています。公明党を辞め、どっぷりとしたカルトに足を踏み入れた石川新一郎さん。どうしてこんなことになってしまうのかと言ったら、やっぱり「頭が悪いから」だと思います。


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