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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#274)。

 立花孝志による上杉隆への攻撃が止まらない。
 単なる「内ゲバ」でしかないため、まったく止めるつもりもないし、どんどんやったらいいと思っているぐらいだが、少なくとも籠池家の皆さんは立花孝志を提訴しようと考えていると思うので、立花孝志がいかにクソみたいな裁判をしているのかをまとめておく必要があると考えている。


■ 裁判のテイを成していない立花孝志の訴状

 立花孝志が原告となり、上杉隆を訴えた裁判では、264万円の請求をしているのだが、およそ裁判のテイを成していない。もはや裁判として成立しているのかどうかも怪しいレベルである。
 立花孝志が公開している上杉隆に対する訴状を確認しよう。
 まず、この裁判の送達場所は、参議院議員会館403号になっている。とっくに浜田聡の事務所になっているはずなのに、いまだ立花孝志が我が物顔で自分の事務所のように使っているのである。そして、請求の趣旨については、以下のように書かれている。

請求の趣旨
1.被告は、原告に対し、金264万円及びこれに対する令和3年3月31日から支払い済みに至るまで年5分の割合による金員を支払え。
2.訴訟費用は被告の負担とする。
との判決並びに仮執行の宣言を求める。

 ポイントは、立花孝志が上杉隆に264万円を払えと言っていることだ。ちなみに、なぜ264万円も払わなければならないのかという根拠は、まるで示されていない。この一点を見ても、これは弁護士ではなく、立花孝志本人が書いた訴状だと考えられる。

請求の原因
第1 当事者
1.原告は、国会議員2名の他、地方議員を複数名擁する政治団体であり、「政党交付金の交付を受ける政党等に対する法人格の付与に関する法律」の第3条2号に該当する政党であり、毎年約1億6千万円の政党交付金を国から受領しているいわゆる国政政党である。
2.一方被告は、原告の幹事長である。

 おそらく被告は「国政政党の幹事長」であり、そこには毎年1億6000万円もの税金が流れていると言いたいのだろうが、それ以前に、立花孝志はその国政政党の代表であり、決裁権を有する存在であり、上杉隆にお金を払うと決めたのは他ならぬ立花孝志である。
 それを言うなら、立花孝志に貸し付けられ、何に使われているのかが全然わからない億単位のお金をまず説明するべきではないだろうか。

第2 本件提訴に至る事情
1.本年3月2日に株式会社光文社が発行した週刊FLASH(以下「本件週刊誌記事」という。)(甲1)に被告の名誉を棄損する誹謗中傷記事が掲載された。
2.被告は、原告に対し、本件週刊誌記事が事実無根だと主張したので、原告は本件週刊誌記事が発売された翌日の本年3月3日に参議院会館内で記者を集めて緊急の釈明記者会見(以下「記者会見」という。)を開催した。
3.ところが、被告は釈明記者会見に出席しなかった。
4.被告が釈明記者会見に出席しなかった理由として、「釈明記者会見の時間帯が弁護士と週刊誌の発行元である株式会社光文社を提訴する為の打合せと重なったとか、弁護士に株式会社光文社を提訴するまで記者会見はしないように言われているとか、株式会社光文社を提訴した時に記者会見を行う。」という事だった。
5.結局被告は、株式会社光文社を提訴しないまま、原告に辞任届を提出した上で本年3月9日に記者会見を開いた。その記者会見で被告は、株式会社光文社を提訴します。と発言しているが、未だに株式会社光文社を提訴していない。

 簡単に言うと、「記者会見をすると言っていたのに、記者会見しなかったやないか!」というだけの話である。一言で言えば「で?」という話で、そもそも二人で話し合って解決すればいい話を、わざわざ国の税金を使って裁判所でケンカする理由にはならない。バカだとしか言いようがない。

第3 原告の幹事長は公人として扱われる
1.原告(国政政党)の幹事長は、国会内を自由に出入りできる資格を持ち、戦没者追悼式や東日本大震災追悼式といった、いわゆる皇室行事にも出席するような職務も多数あるので、場合によっては国会議員より重要な職務を遂行しなければならない立場である。また、原告から被告が経営している会社に毎月264万円の費用が支払われていることから、被告は公人とは言えないものの、その立場は公人として扱われなくてはならない。

 国政政党から費用が支払われていれば「公人」だと主張するならば、国政政党と顧問契約を結び、実際にお金が支払われている加陽麻里布は、ちっとも「私人」ではなく、完全なる「公人」である。この訴状から、少なくとも立花孝志は「公人」だと認識していることは明らかである。

第4 損害等
1.本件週刊誌記事は、現在被告に配偶者がいるにも関わらず、「奥さん以外の女性と不倫関係」にある。とか、「被告が同居している母親を恫喝している」など、本件週刊誌記事の内容が事実でなければ、被告に対する名誉棄損が認められる内容である。
2.被告が、原告の幹事長であることから、本件週刊誌記事は被告のみならず間接的に原告の名誉を棄損する内容となっている。
3.もちろん、被告も原告も公人として扱われるため(公共性と公益性がある)、本件週刊誌記事の内容が概ね事実に反しないもの(真実性や真実相当性があるもの)であるならば、名誉棄損の免責要件に該当する為、被告や原告が株式会社光文社を提訴しても損害賠償の請求は認められない事は理解している。
4.つまり、原告としては、本件週刊誌記事に対して①被告が記事の事実を認めて有権者に謝罪するか、或いは②被告が本件週刊誌記事を争って被告の正当性を証明するかのどちらかの対応をしてくれないと、原告の国民に対する説明責任が果たせない状態が続いてしまう事になる。
5.原告は国政選挙によって選出された政党であり、政党交付金を主な活動原資にしているため、不倫や恫喝といった疑いに対しては、逃げることなく国民に説明しなければならない責務がある。
6.よって、被告が株式会社光文社を提訴しないまま放置する行為は、原告の信用を棄損する行為となり不法行為を形成することから、民法第709条に基づき、被告は原告に対し損害を賠償する責任を負う。

 立花孝志の理屈は、上杉隆が光文社に裁判をしないから、立花孝志が上杉隆に裁判をするというものだ。しかし、裁判をすることだけが身の潔白を証明する方法ではない。YouTubeや記者会見で十分な説明を果たす方法だってあるし、裁判を起こすとなれば、女性たちを公の場に巻き込むことにだってなりかねない。総合的に判断して「裁判をしない」という選択肢だってあるはずだ。にもかかわらず、裁判命の立花孝志は「裁判をしない」というだけで上杉隆を訴え、「不倫をしていたと言われて裁判をしないのは、不倫を認めたも同然で、それなら不法行為によって損害を与えたことになる」ということで264万円を請求している。
 しかし、仮に上杉隆が不倫していたことが事実だと仮定して、その不倫が党に与える損害とは、いかなるものだろうか。そもそも刑事事件に問われたり、人々の信頼を失うような言動を繰り返している政党が、幹事長の不倫ごときで何の損害があるというのか。これはそもそも裁判のテイを成していないのである。


■ これまでに届いているパンフレット

 3月になっても相変わらずパンフレットは届き、相変わらず新規で登録されているようなので、逐一、警察に報告していく。

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医学部進学予備校メビオ
文徳名義。問い合わせ省略。

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日本宝飾クラフト学院
健太郎名義。3月15日に「これから進路」で資料請求されている。

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専門学校ICSカレッジオブアーツ
健太郎名義。電話番号がないので問い合わせ省略。

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平和橋自動車教習所
3月7日23時25分に資料請求された。電話番号は沓沢亮治氏のもの。教習所が営業の電話をかけたところ、沓沢亮治氏が電話に出たそうで、N国関係者の犯行であるということを伝えてくれているようである。

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千葉ビジネスモード専門学校
健太郎名義。問い合わせ省略。

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石福金属興業株式会社
プラチナ&純金積み立てのご案内。3月7日20時40分にホームページから直接請求されている。電話番号は沓沢亮治氏のものが使われていた。

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岡藤商事株式会社投資商品課
封筒に電話番号が書いていないので、問い合わせ省略。

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放送大学
2020年3月15日にホームページからカタログ請求されている。フリガナは「イシワタリ」になっている。080-9649-1673の電話番号が登録されている。事情を説明したら、N国党の頭のイカれぶりに担当者も呆れていた。

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駿台予備校
悠祐名義。登録されている電話番号は「080-7822-5295」となっている。この電話番号は、品川区議でN教党を離党した国場雄大のものである。駿台予備校の電話番号が書いていないので問い合わせ省略。

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神田外語大学
健太郎名義。1月15日に「これから進路」というサイトから登録。

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神田外語大学
公美名義。2020年6月に「これから進路」から登録。

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河合塾
悠祐名義。これまでにも届いていた。

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京都精華大学
稲葉修作名義。住所には「石渡チダイ宅気付」となっている。稲葉修作はNHKの集金人で、その後に事件を起こして逮捕されている人物である。N国党が敵視している者の名前が採用されているため、日頃からN国党の動向を追っている人間でなければ出てこない名前である。

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クレヴィア東生駒
2020年9月30日に「Yahoo!不動産」から資料請求されていた。

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浅井フーズクリエイション
3月6日22時35分に会社のホームページに直接入力している。電話番号は沓沢亮治のもの。ホームページにはアンケートに答える項目があるが、これには答えていない。

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セブンイレブン・ジャパン
フランチャイズに関する資料の申し込みが3月中にセブンイレブンのホームページから直接入力されている。

 当初の計画では、長距離移動の取材の際サービスエリアやパーキングエリアに立ち寄るたびに電話をかけ、問い合わせをする計画を立てていたが、深夜移動や極度の疲労により、なかなか進めることができなかった。だが、それでは新規のパンフレットが溜まっていく一方なので、本腰を入れて問い合わせをしていきたいと考えている。何事も気合いが大事である。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

 立花孝志が仕掛けてきた裁判ラッシュは、私の取材経費を大幅に圧迫している。裁判さえなければ、どうにかトントンに持って行くことができたかもしれないが、裁判にかかるお金、倉庫代、N国専用ダイヤルとなっている2代目の携帯電話など、複合的にかかっている経費のせいで、このままでは本当に破産しかねないところまで追い込まれている。
 しかし、これらはすべて自分の実力不足が招いていることだ。本来は、立花孝志に何をされても動じないぐらいの売上でなければならないのに、現状はそれを達成できていない。確かにN教党は酷いし、こんなことでもなければ赤字になっていないかもしれないが、不遇の環境に負けないぐらいの売上を維持できていないのは、誰かのせいにできるものではない。これは、新型コロナウイルスのせいで厳しい経営を迫られている他の企業にも言えることかもしれない。
 コロナ禍で、電車が使えず、取材の経費が4倍になり、労力も2倍以上になっている中で、キートスがなくなり、クラウドファンディングの審査が通らず、何の説明もなく申請が却下されている。こうした不運が重なり、かなり厳しいところまで追い込まれることになったのだが、これを「N教党のせいだ」と結論づけたところで、何の解決にもならない。実際にN教党のせいだったとしても、今すぐにN教党から損害分を取り戻せるわけではない。まずは、保険料が高すぎて維持できないと判断し、長年愛用していた原付を手放すことにした。
 そんな矢先、日本維新の会の音喜多駿が「NHKをぶっ壊す!」と言いながら、意気揚々と動画をアップしていた。

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 正直、めちゃくちゃ腹が立った。反社会的カルト集団のキャッチフレーズを引用することは、政治家が「ショーコー、ショーコー、ショコショコショーコー、麻原彰晃」と歌ってから動画を始めるようなものだ。音喜多駿は何も分かっていない。これまで「音喜多スリーパー駿センセイ」と笑いながら見守ってきたが、こいつにはもう笑って見守る価値もない。これからは「音喜多駿」として扱い、一般ピープルとして生きていくまで、しっかり動向をチェックしていく。まさにこの動画をアップした瞬間、音喜多駿は「N教党の一員と同レベル」にまで落ちたのである。
 音喜多駿の顔つきも、心なしか、立花孝志に似てきた気がする。残念ながら、音喜多駿は「平塚正幸」や「千葉県知事選に立候補したピエロ男」と同等に扱われるべき存在となった。最下層にまで落ちたのである。

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