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【選挙ウォッチャー】 堺市長選2023・分析レポート。

 5月21日告示、6月4日投票で、大阪府の政令市である堺市で市長選が行われました。4年前は「NHKから国民を守る党」の尊師・立花孝志が立候補してきたため、とても荒れた展開になりましたが、今年は立花孝志抜きで4年前と同じ顔ぶれでの戦いとなり、いつになく白熱した選挙となりました。圧倒的な「維新」の人気ぶりに、4年にわたって地道にコツコツと準備をしてきた元自民党の野村友昭さんがリベンジを果たすのか。全国の「維新に危機感を抱いている人たち」が注目する選挙となり、非常に高い関心を集めました。

永藤 英機 46 現 日本維新の会
野村 友昭 49 新 無所属(自民系)

 実はこの選挙、僕は現職の永藤英機さんが勝つことがあっても、かなりの接戦になるのではないかと予想していました。野村友昭さんの陣営が手応えを感じている様子だったので、少なくとも前回を超える得票数を叩き出すのではないかと考えていたのです。
 ところが、いざ投票箱の蓋を開けてみると、永藤英機さんの圧勝。4年前より多くの票を獲得する結果となり、もし野村友昭さんが当選すれば、ご祝儀的に買ってくれる人がたくさん生まれたのではないかと思いましたが、世の中はそう甘くありませんでした。


■ 堺市長選・選挙ボード解説動画


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