見出し画像

【選挙ウォッチャー】 福島県議補選2018・分析レポート。

福島県知事選と同日に行われた福島県議補選は、福島県内5ヶ所の選挙区で行われる予定でしたが、そのうち4ヶ所で無投票当選となってしまい、唯一、福島県伊達市だけで県議補選が行われました。伊達市選挙区では「自民vs共産」という組み合わせになったため、選挙をやる前から選挙結果が決まっているようなところがあり、普通に自民党のオジサンが勝ちました。なので、「特筆すべきことは何もない」と言えるのですが、伊達市は福島第一原発事故後、特に空間線量が高かった地域です。自民党のオジサンは放射能なんて気にしないと思いますが、共産党の皆さんがどのようなメンタルなのかは非常に気になります。ある意味、共産党が「最後の砦」だと思うので、共産党がダメだったら全部が終わりです。

佐々木 彰 53 新 自民党
大橋 沙織 27 新 共産党

ということで、地味に福島県議補選も追いかけることになりました。あまり興味を持ってもらえない選挙かもしれませんが、こういう地味な選挙ほど「日本の闇」が隠されていたりするものです。11月18日には松戸市議選が行われ、おそらく世界で唯一のラッパー議員であるDELIさんが、ボランティアの仲間はいるものの、議員としてはたったの一人で、松戸市内の公園の土壌汚染の実態を調べ、除染する必要があるものは市に報告して対処するように働きかけています。伊達市は松戸市よりも除染の必要性が高い場所です。そんな地域で立候補している議員たちのメンタルは、どのようなものなのでしょうか。


ここから先は

4,405字 / 4画像

¥ 100

いつもサポートをいただき、ありがとうございます。サポートいただいたお金は、衆院選の取材の赤字分の補填に使わせていただきます。