【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#346)。
もし参院選で当選をしたら、ガーシーが47の実名暴露をする。
これが、7月の参院選で「NHK党」が政見放送で訴えていた、ほとんど唯一の公約です。
しかし、参院選で「ガーシー」こと東谷義和が当選して1ヶ月。公約通りに暴露された話は、たったの1つ。しかも、若いYouTuber同士がキスをしたという、クソほどどうでもいい暴露だけでした。もちろん、我々が「クソほどどうでもいい」と言ったところで、暴露された当の本人にとっては、めちゃくちゃ重大な話なので、暴露をされた23歳の女性YouTuberは、N国信者による心無い誹謗中傷にも晒され、ストレスで突発性難聴を患い、YouTubeやモデルの活動を休止するところまで追い込まれました。
若い女性YouTuberの暴露をしたところで、日本が良くなるはずもない。
ということで、この暴露には批判が殺到し、「そんなことより政治家の暴露をせんかい!」という話になり、次に出てきたネタが、中曽根康隆先生が議員になる前、付き合った女性たちをポイ捨てしていたという話でした。この暴露には証拠写真なるものがついていましたが、それがキャバクラっぽい場所で両脇に女性たちを抱え、ポーズをキメている写真だったため、この写真をもって「女性たちをポイ捨てしていた」という証拠にはならず、完全なる不発弾でした。
それから既得権益を持っている大企業への暴露ということで、三木谷浩史社長に関する暴露もありましたが、選挙期間中に証拠も示さず、「乱交パーティーをしている」と大騒ぎをして、ガッツリと名誉毀損をかました後、選挙後に出てきた暴露が、なんと、「三木谷社長は今日、人間ドックに行っている!」でした。
おい、見てるか、先月の参院選で「ガーシー」とか「ガーツー」とか書いていた腐れ情弱ども! かねてから指摘していますが、東谷義和は「ただの芸能ゴシップ大好きオジサン」でしかなく、ただいろんな「噂」を知っているだけに過ぎません。確証の取れるほどの話はほとんど持っていないので、中途半端な暴露しかできません。綾野剛さんに対しても、三木谷浩史社長に対しても、こんなものは暴露でも何でもなく「名誉毀損」です。
そこで、東谷義和の「ガーシー砲」とかいうクソショボい「暴露」が、どれくらいショボいのかをわかりやすく表現するため、新たに「ガーシー暴露ポーカー」なる企画を始めることにしました。
暴露されたネタがポーカーに例えると、どれくらいの役になりそうなのかを示すもので、例えば、23歳女性YouTuberのキス写真の動画は「ブタ(無役)」です。女性YouTuberを精神的に追い詰めて活動休止に追い込みましたが、若い男女のキスを見せられたところで、「で?」という話にしかなりません。
中曽根康隆先生が独身時代に女性をポイ捨てしていた。真偽の程がさっぱりわからない上、出された写真はキャバクラっぽいところで女性2人に肩を回している写真。キャバクラなら何一つ不自然ではないし、仮に女友達にやっていたとしても、「で?」という話にしかなりません。「ブタ」です。
三木谷浩史社長が、今日は人間ドックだ。「ブタ」です。
今後も大量の「ブタ」しか出てこないのではないかと思う「ガーシー暴露ポーカー」ですが、僕のTwitter(@chidaisan)の新企画としてお届けしていこうと思っておりますので、紀藤弁護士に論破された時の橋下徹先生のように、5枚のカードを持つ手をプルプル震わせながら、皆さんと一緒に心をザワザワさせていきたいと思います。
■ 公選法違反の証拠を固めるための動画
尊師・立花孝志が「NHKに受信料を支払うのをやめましょう!万一NHKから裁判されたときはNHk党が直ちに全額支払いをして裁判を終わらせます。」という動画をアップし、公選法違反となり得る動画をアップしていました。こちらは7分3秒の動画で、すべてが重要なので、すべてを書き起こします。
尊師・立花孝志は、やはり「裁判になった時には受信料を払いますという公約を掲げておりますので」と述べており、参院選の公約だったことをゲロっています。これだけでも明らかに「日常の政治活動の一環である」とは言えません。「参院選の公約」です。
このことから分かることは、尊師・立花孝志が振り込みをしたのは7月14日(ATMでは7月13日に手続きをしている)であること。この時に振り込みをするということは、この裁判を起こされた人が、参院選の政見放送なりを見て、NHK党に相談している可能性があるということです。
自分が「受信料を支払ってあげる正義のヒーローだ」ということを伝えたくて、どんどん自分から証拠を開示していく尊師・立花孝志。NHKから請求された金額と通帳に示された金額が一致するところまで見せてくれる人なんて、他にいません。
通常まですべて開示してくれる尊師・立花孝志ですが、どうやら選挙期間中に支払われたものはないようで、選挙が終わった7月13日に複数人の受信料を支払っていることがわかります。これらの人々と「いつ支払いの約束をしたのか」がポイントになります。
ここまで証拠を出しているのですから、ここから先は警察の仕事だと思いますが、警察もまた動かざること山のごとし。本当にこんなことで良いのでしょうか。日本の民主主義の根幹に関わる話ではないのでしょうか。
しっかり通帳も見せて、払った証拠を見せてくれていますので、口で言っているだけで、実際は払っていないのではないかという疑いはほとんどなくなっていると思います。
これが認められれば、今後、すべては政党や政治団体から有権者にお金を払えば合法となってしまいますので、これはただちに公選法違反として検挙されなければならない事案だと思います。単純にマスコミが騒いでいないので問題化されていないだけのような気もしています。
■ 選挙ウォッチャーの分析&考察
裁判の事件番号こそ分かったのですが、NHKから取下書が出ていますので、僕たちが閲覧することはできません。なので、やはり警察に動いてもらうしかありません。少なくとも事件番号はわかっていますので、住所や氏名を把握することは可能だと思われ、それが日本国籍を持つ人間かどうかを確認することも簡単だと思います。
僕たちには非常に難易度が高いですが、公選法違反をめぐる捜査の一環で警察が捜査をするのは、さほど難しくないのではないかと思います。あとは動いてくれるのを期待するだけです。
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