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【選挙ウォッチャー】 蓮田市長選2018・分析レポート。

埼玉県の大宮駅から宇都宮線で約10分、少し北に進んだところにある蓮田市。以前、お届けした上尾市と似たような雰囲気なのですが、ここでも人口は既に減少傾向にあります。東京や大宮のベッドタウンという位置付けなのに人口減少が止まらない。その原因の一つに「政治の無策」があります。バブル時代に生まれたベッドタウンは新しい子育て世代が流入せず、どんどん人口が減り、何も策を講じないまま徐々に衰退しています。本来であれば、蓮田市の将来に関わる非常に重要な選挙なのですが、やはり過半数の住民は選挙に行かないのです。

北角 嘉幸 54 新 自民党推薦
中野 和信 72 現 4期目を目指す
福田 聖次 66 新 まちづくりコンサルタント

現職の中野和信市長は72歳と高齢で、4期目なので「多選」のイメージもあり、ついでに入札妨害疑惑が囁かれているので、セオリー的には不利であると言えます。一方、北角嘉幸さんは自民党の組織票があり、54歳と比較的若いこともあって、本来は北角嘉幸さんの方に風が吹いていると見られます。果たして、どのような選挙になったのでしょうか。


■ JR蓮田駅西口の再開発問題

昨年9月、JR蓮田駅西口の再開発ビル建設をめぐり、蓮田市は埼玉県から医療法違反の可能性を指摘されて騒動になりました。JR蓮田駅西口の再開発ビルを建設する共同事業体の中に「蓮田病院」の名前があったため、これが医療法違反にあたる可能性があるということになったのでした。議会では「この責任は誰が取るんだ?」ということになったのですが、現職の中野和信市長は「謝罪をするのではなく、ビルを完成に導くのが責任の取り方だ」と言い出し、結局、謝罪もせずに再開発計画を前に進めることになりました。最近、安倍晋三総理をはじめ、トラブルが起きても「トラブルを収束させるのが責任だ」と言い出し、結局、何の責任も取らない政治家が増えています。自分で問題を起こしておいて、それを解決するのが責任だと言うのはマッチポンプもいいところですが、こんな言い回しに騙されて「頑張ってください!」なんて言っているんですから、どんだけマヌケな話だと思います。なぜ病院が「建設」に関わるのか。やはり腐った利権の一部が見え隠れしているようにしか思えません。
蓮田市では昨年3月に道路課主幹の51歳の職員が市発注の土木工事の指名競争入札で、業者に作成させた見積書を入札予価格にして落札させて逮捕され、停職6ヶ月の懲戒処分となり、その職員は退職しました。蓮田市ではこのような不正が横行しており、蓮田市の湯谷百合子議員はブログで「入札に関し公平を欠くできごと、つまり情報をもらしていたり、業者から接待や贈答品をもらっていた職員が今回複数・・・8人もいたということです」と報告しています。かねてから「入札は業者とべったり」とか「談合やり放題」と噂されている蓮田市ですが、何一つ改善されないまま、西口の再開発に取り組もうとしているのですから、高齢者の街で福祉にお金を使わず、お友達の業者にお金を使うという狂った政治が繰り広げられています。本来は、これまで3期やって再開発を進めてきた市長が責任を取るべき問題だと考えますが、おそらく何も改善されないまま進むことになるのでしょう。蓮田市はこのまま滅びる運命にあると言っていいと思います。


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