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【選挙ウォッチャー】 政治家女子48党・N国信者のためのQ&A集①。

 こーんにーちはー!!
 今日も『チダイズム』に来てくれて、ありがとうね!
 いつもは、難しい政治や選挙の話をお届けしている『チダイズム』なんだけど、今日は、全国のN国信者の「おっきいお友達」のために、とってもわかりやすく「政治家女子48党」「NHK党」のことを教えてあげるよ!
 もし、みんなのまわりで「政治家女子48党」「NHK党」のことがわからなくて困っているお友達がいたら、この「Q&A」をまとめた記事があることを教えてあげてネ!

Q1.政治家女子48党の党首は、齊藤健一郎ですか?

 違います。
 現在、国政政党「政治家女子48党」の党首は、大津綾香です。
 これは3月8日付で、党名を「NHK党」から「政治家女子48党」に変更した時、代表者も立花孝志から大津綾香に変更したため、総務省には大津綾香が党首として受理され、官報でも発表されました。
 その後、立花孝志らが代表者を齊藤健一郎にするため、総務省に行き、手続きを試みましたが、受理してもらうことができませんでしたので、現在の党首は引き続き、大津綾香ということになります。


Q2.5月10日の総会で、代表者を変更できますか?

 できません。
 党の総会は、党規約の第5条によって定められており、党首が招集するものと定められています。条文は以下の通りです。

1.党首は毎年1回の通常総会及び、必要に応じて臨時総会を招集する。
2.党首は必要に応じ役員会を招集する。

政治家女子48党・党規約(立花孝志らに書き換えられる以前のもの)

 5月10日に開催される党総会は、党首の大津綾香が招集したものではないため、単なる「非公式のオフ会」です。これで代表者の変更が認められてしまうのであれば、勝手に非公式のオフ会をやって党の代表者を変更できるようになるため、僕が友達とオフ会を開き、自民党の総裁になることが可能になります。「んなアホな!」と思ったとすれば、それはそのまま「政治家女子48党」にも言えますので、代表者は変わりません。


Q3.5月10日の総会で、党規約を変更できますか?

 できません。
 先程と同じように、党の総会は「党首が招集する」と定められていますので、大津綾香党首が招集していない総会は「無効」です。尊師・立花孝志とその仲間たちによる「オフ会」でしかありませんので、そこで党規約について話し合われても、居酒屋で話すのと何も変わりません。


Q4.仮処分を求める裁判で、本人が欠席しているのはおかしくないですか?

 おかしくありません。
 弁護士さんのことを一般的に「代理人」と呼びますが、「代理人」とは文字通り、「代理をする人」なので、「代理人」が出席している場合、本人が法廷に足を運ぶ必要はありません。出席したところで、何もやることがないからです。
 尊師・立花孝志は「本人が出席しないのはおかしい」と言って印象操作をしていますが、当人に接触され、法廷以外の場所で勝手に和解が決まっても困るので、無用なトラブルを避けるためにも、むしろ当人には欠席してもらった方が良いと考える弁護士さんも多いことでしょう。
 また、弁護士さんはそれが仕事なので法廷に行くとしても、原告側も被告側も平日の昼間から裁判所に行っているほど暇ではありません。処分を求める手続きであっても、弁護士さんだけが出席するということは、けっして珍しいことではないのです。


Q5.裁判を欠席すると心証は悪くなりますか?

 まったく関係ありません。
 代理人(弁護士さん)は、文字通り、「代理を務める人」なので、本人が来なくても、代理人が出席していれば、それは本人が来ているのと変わらないものとみなされます。
 また、裁判はお互いに提出した「書面」によって争われるので、「本人が裁判所まで来ているので、やる気があって大変素晴らしい」とはならず、本人が来るか来ないかが判決に影響を及ぼすことは、まず考えられません。
 尊師・立花孝志は、選挙ウォッチャーちだいを相手にした裁判でも、党員やN国信者に呼びかけ、傍聴席をN国信者でいっぱいにして、裁判官に「自分たちはこんなに応援されているんだぞ!」とアピールする作戦を展開したことがありますが、判決にはまったく影響せず、普通に敗訴しています。


Q6.どうすれば、党首を変えられますか?

 党首を変える方法は2つあります。
 1つは、大津綾香党首が自らの意思で辞任をし、その後任となる独裁者を指名し、全権移譲をすること。もう1つは、大津綾香党首が開く総会の中でコンセンサスを得て、党規約を変更し、党首を選ぶ方法を変えることです。
 ただし、この2つの方法に共通することがあります。それは「大津綾香党首が首を縦に振らないと何も変わらない」ということです。そして、今のところ、大津綾香党首が首を縦に振りそうなニオイは全然しないことから、現状、党首を変更することはできそうにありません。それもこれも、すべては党規約を「党首独裁」にしてしまったことが原因だと考えられます。


Q7.大津綾香党首を利益相反行為に問えますか?

 現在、副党首の丸山穂高を中心に、「政党交付金の交付を受ける政党等に対する法人格の付与に関する法律」の第9条の4(利益相反行為)に基づいて、大津綾香党首に代表権がないと主張する言説が出ていますが、これが適用される可能性は、かなり低いと考えられます。
 例えば、立花孝志らの集団は「大津綾香党首が党職員に対して給料を払っていない」などと主張していますが、そもそも立花孝志は大津綾香党首に対し、党職員の給料がいくらなのか、党職員が何人いるのか、どの業者にどのような内容の委託をしているのか、いつまでにいくら支払う契約になっているのかなど、会計処理を進めるために必要な情報を一切引き継いでおりません。また、情報の開示さえ拒んでいることから、大津綾香党首がお金を支払うこともできない状況に陥っています。
 つまり、給料等を支払うことができない事情を自ら作り出していると考えられるため、これをもって利益相反行為を問うには無理があり、代表権を有さないという主張には無理があります。


Q8.尊師・立花孝志は、何か不正をしていますか?

 尊師・立花孝志には、数々の疑惑があります。
 詳しいことは、この本の「第5章」を読んでいただくと、資金がショートしてしまった原因なども分かりますが、法的な問題が指摘されるような行為を繰り返しており、特に、党が債権者から年利5%で借りているお金を、無利子・無担保・無期限で3億円以上も立花孝志個人に貸し付けていることは背任にあたる可能性があり、立花孝志に返済が見込めるだけの主だった収入がないことも問題があると考えられるとみられます。
 いずれにしても、もし「不正をしていない」と主張し続けるのなら、大津綾香党首が進めようとしている「第三者委員会」への設置に協力し、不正がまったくなかったことを証明し、改めて、大津綾香党首から代表権を返還してもらえればよろしいのではないでしょうか。


Q9.誰もついてこない大津綾香に国政政党の党首なんかできると思いますか?

 知ったこっちゃありません。大津綾香を党首を任命したのは、立花孝志です。もはや大津綾香に党首をする能力があるかどうかは、この騒動にまったく関係がありません。能力があろうが、能力がなかろうが、大津綾香が党首であることは、党規約の第7条によって保障されているからです。
 そもそも規約の段階から「独裁政党」を作り上げ、全権を移譲してしまったことが原因なので、覆水盆に返らずで、今さら嘆いたところで何も始まらない。それが「独裁政党」です。


Q10.仮処分裁判の行方を静かに見守ればいいのでは?

 そのセリフは、尊師・立花孝志に言ってあげてください。
 尊師・立花孝志は、この裁判は自分たちの主張が認められるに違いないと主張していますが、それなら大騒ぎをせず、「粛々と」待っていればいいのではないでしょうか。
 尊師・立花孝志は、記者会見で「相手の主張は数枚程度でペラペラなのに対し、こちらの主張にはこれくらいの厚みがある」と述べています。この話を聞いて、N国信者のおっきいお友達は「大津綾香は主張らしい主張ができないポンコツ。だけど、法律の専門家で、こういう時にはラオウのオーラが出てしまう尊師・立花孝志は、きっちりと反論できる主張がたくさんあるから、ボリュームも満点なんや!」と思ってしまうかもしれません。
 しかし、これまで尊師・立花孝志と18回も裁判をして、そのすべてに勝ってきた僕の経験からすると、原告のシンプルな主張に対し、尊師・立花孝志がトンチンカンな主張を並べ倒して、無駄にボリュームが増してしまっただけではないかという疑いが非常に強いです。
 大津綾香党首としては、既に提出されている登記と、党規約の第7条に基づき、自分が党首であることは揺るぎない事実なので、今さら「私が党首で代表者であるということは揺るぎない事実ですよね?」というシンプルな話をしています。一方、立花孝志の側は、あれやこれや理由をつけて、なんなら裁判の期日の後の5月10日に党の臨時総会を開き、そこで改めて代表を決めようとしています。順番がメチャクチャなので、裁判の後に改めて代表を決めようとしても、そんなものが認められるはずがありません。立花孝志らの集団には勝ち目があるようには思えず、だからこそ静かに裁判を見守ればいいのに、いちいちうるさいことになっているのではないかと思わずにはいられません。


Q11.大津綾香党首が総会を開かないのは背任ですか?

 たかだか総会を開かないぐらいのことを「背任」として罪に問うことはできません。どれくらいできないかと言うと、僕を長澤まさみちゃんの婚約者として認定してもらうぐらいできません。
 N国信者の「おっきいおともだち」の皆さんは、大津綾香党首が総会を開かないのは自らの保身のためだと主張していますが、登記上も党首だし、党規約の第7条をもってしても党首であるのに、「党首じゃないもん!」と言い張るクーデターおじさんたちが勝手に開く総会に参加したところで、何かメリットがあるとは思えないので、まもなく仮処分の結果も出るし、「わざわざこのタイミングで総会を開く必要はない」と考えることは「自然」なので、これを「背任」だとして責任を問おうとする方が無理があります。


Q12.ちだいさんは、黒川のことを批判しないのですか?

 これまでずっと批判しています。黒川敦彦に会った時には、まず挨拶代わりに、YouTubeの視聴者に向けて「金返せ~!」と囁いています。ただ、尊師・立花孝志も「ちだい君に『なるほど』と言われると嬉しい!」と言って取材費を出そうとするし、黒川敦彦も「筆が乗ってる!」と言いながら僕の記事を拡散しちゃうしで、どいつもこいつも「ちだいさぁぁ~~~ん!」になってしまって、とても困っています。
 最近は、アホの焼き畑農業に成功してしまい、僕のことを知らない新参者のN国信者が、だいぶ脳味噌をアハつかせてカラんでくるようになってしまいましたが、まずは本を読んでからカラむようにしていただければと思います。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

目黒区議選に立候補したが、思ったほど票を取れなかった大津綾香党首

 N国信者のおっきいおともだちのみんな、わかったかな?
 最近になって、「立花さんって、スゴい人なのかも!」と思ってしまったおともだちは、立花孝志が「海老沢会長の右腕だった」とか「NHK時代に巨大な裏金を管理していた」とか「NHK時代は記者だったこともある」というエピソードを聞いて、「スゴい!」と思っているかもしれないけど、実は、どのエピソードもホラッチョだったことがわかっているよ。
 2019年や2022年の参院選で議席を獲得し、「ワンイシューを掲げて国政政党を作っただけでもスゴい!」と考えてしまう人たちもいるかもしれないけれど、「NHKから国民を守る党」と同時期や、それより後に生まれた「れいわ新選組」「参政党」が国政政党になっているように、けっして特別なことではないし、海外逃亡中の詐欺師・東谷義和を擁立したことによって、僕たちの税金が「ヤバいところに流れているのではないか」という疑惑を考えると、反社会的カルト政党としての害悪ぶりは、かなり際立っていると言えるんだ。おっきいおともだちのみんなも、このことに早く気づいて、ちゃんとした考えが持てる大人になろうネ!

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