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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#45)。

先日、まったり自宅で原稿を書いていたら郵便屋さんが来て、立花孝志が起こした3つ目の裁判の訴状が届きました。右も左もわからない状態で、主張は正しいのに何らかの不備があって負けるようなことがないように、お金がかかったとしても弁護士さんにお願いするのが筋だと思っていますので、再び弁護士代を捻出しなければならないわけですが、立花孝志をはじめとする「NHKから国民を守る党」のクソさ加減が少しでも伝わればと思っていますので、このマガジンを読んでいる皆さんには詳細を伝えたいと思います。


■ 立花孝志が仕掛けてきた3つ目の裁判

立花孝志が最初に起こした裁判は、NHKから国民を守る党が訴えたものであり、これまでに書いてきた通り、党としての損害は何かと問われた時に何も損害を受けていないので、改めて、立花孝志個人が原告となって裁判を仕掛けてきました。最初は1万5000円ほどで裁判ができるということで本人訴訟だったのですが、貧乏な僕がまさか弁護士をつけてくるとは思わず、2回ほど戦ったところで戦況が悪いと判断したのでしょう。立花孝志は松戸駅前の「誠法律事務所」の弁護士に依頼し、その弁護士費用は30万円だと話していました。「法律の専門家」を自称する立花孝志が弁護士に頼るところが情けないですが、当初は党として訴えてきたことを個人に変えてきたぐらいで、あとは100万円の慰謝料を110万円にして、10%は弁護士費用だと言ってきました。このくだらないスラップ裁判のせいで、こちらが鬼のごとく弁護士費用をかけることになっているのですから、むしろ弁護士費用を請求するべきは僕の方なのですが、立花孝志はとことんクソ野郎です。ちなみに、僕の記事を証拠にしようと思ったところ、その記事が1270円と有料になっていたので取得できなかったと言っているので、この裁判を受け、立花孝志が証拠としたい記事の金額を5万円にしてやりました。「証拠だというのなら1270円ぐらい払え」って話ですが、これから裁判しようという人間がそれくらいの金額すら払わないというのですから、これは値上げするしかありません。どうしても僕のnoteが名誉毀損であるというのであれば、その証拠を提出していただきましょう。なお、この裁判は6月6日午後2時に松戸地裁の第402号ラウンド法廷で行われるそうです。傍聴席をギャラリーで埋めて、少しでも裁判を有利にしたいと考えている立花孝志のことなので、近々、YouTubeで告知をすることでしょう。告知が出たタイミングで、さっそく検証記事を公開します。


■ いろいろな所で頻発するスラップ裁判

僕は「NHKから国民を守る党」の立花孝志に目をつけられ、スラップ裁判を仕掛けられていますが、北区長選に立候補している音喜多駿センセイも一般人にスラップ裁判を仕掛けています。音喜多駿センセイは女性から強姦で訴えられた経験がありますが、今回は被告ではなく原告の立場です。もっと奇妙なのが、大阪維新の会を作った橋下徹さんです。橋下徹さんはIWJの岩上安身さんを訴えているのですが、その理由は「デマをリツイートしたから」だそうです。その「デマ」だと主張していることも、かつて週刊誌などで報じられているものであり、橋下徹さんが記者会見で認めるような発言をしているものなのですが、これを単純にリツイートしただけで名誉毀損で100万円の慰謝料を請求する訴訟を起こしているのですから、関わってはいけない人物だと言えるかもしれません。政治家が一般人の言論封殺や経済的困窮を目的にスラップ裁判を仕掛けてくるような世の中になっているということは、多くの人が知るべき真実だと思います。


■ 22歳の女性に裁判をさせる立花孝志

ネットか何かで知り合ったのでしょうが、立花孝志が被選挙権のない22歳の女性を立候補させようとして、選挙管理委員会から「立候補できない」と言われたことを受け、国を相手に裁判をしました。本人訴訟でなければお金がかかるため、立花孝志が裁判にまつわる資料をすべて用意し、22歳の女性に持たせるというスタイルで裁判を戦っていくようです。動画を見る限りでは、この女性はあまり頭が良くなさそうなので、ご本人もよくわからないまま戦っていると思いますが、立花孝志の裁判プレイに付き合ったあげく、そのリスクはすべて22歳の女性が背負うことになります。

立花孝志は政治家のくせに、どうして被選挙権が25歳だったり、30歳だったりするのかを知りません。例えば、被選挙権を選挙権と同じ18歳にしてしまうと、つい先日まで高校生だった人間が政治家になって、さまざまな判断をしなければならなくなります。今まで社会に出ることなく、学校でしか生きたことがない人間が、果たして政治の重要な判断をできるでしょうか。あるいは20歳であったとしても、大学に通いながら重要な判断をすることになります。これでは正しい判断ができるかどうかがわからない。だから、ある程度の社会経験を積んでいるであろう25歳から選挙に立候補できるようになっているというわけです。しかし、立花孝志はその理屈がわからないので、「とにかくおかしい」と言って、わざわざ22歳の女の子に裁判を起こさせ、ほとんど無駄と思われる裁判を起こすのです。こんなもの「何もおかしくない」と言われておしまいになることが100%目に見えていますが、この裁判の判決が出てしまうと、一部で起こっている「被選挙権も下げた方がいいのではないか」という意見が判例によって通用しなくなってしまうので、被選挙権を25歳のままになるかもしれないのです。つまり、立花孝志は「害悪」でしかないのです。


■ NHKの裁判に勝ったと触れ回っている話

立花孝志が「NHKに勝った」と触れ回っている裁判についてですが、これはめちゃくちゃ小さい話です。掛川市のビジネスホテルがBSアンテナをつけていたのですが、NHKからBS契約をするように請求されたため、急いでBSアンテナを外したのです。NHKはBSアンテナを外したと主張しても「外したことを確認できていないから支払うように」と言ってきたのですが、「外したと言ったら外した」と言って、ホテル側が勝手に地上波契約を進めたというのです。結局、この裁判でNHK側はうまいことBSアンテナが撤去されていなかったことを証明することができず、地上波契約に落ち着いたという話なのですが、これを立花孝志は「勝った」と喜んでいます。そして、立花孝志は「NHKが裁判で勝ったら報道するくせに、NHKが裁判に負けてもマスコミは報道しない」と言うのです。こんな小さい話、わざわざマスコミが報じるほどのことではありません。「BSアンテナを外した」という主張が通っただけの話で、地上波契約がチャラになるわけではないのです。今日も日本中のあらゆる場所で交通事故は起こっていますが、出会い頭に車がコツンとぶつかった程度の話がニュースになるはずがありません。87歳の暴走老人がプリウスで突っ込めば当然のようにニュースになりますが、車のフロントが少しヘコんだかなぐらいの事故をいちいちニュースにするほど暇じゃないのです。普通に考えれば分かることなのですが、B層の皆さんは「報じないのはおかしい!」とか言っちゃうわけです。NHKから国民を守る党は、まさしくB層を相手に商売をしているので、この程度の動画をアップしておけば、どんどん支持者が増えてしまうのです。本当に情けない話です。


■ 北海道苫小牧市

僕が取材したところは、通常の選挙分析レポートでお届けしようと思うのですが、僕が取材できていない自治体は、NHKから国民を守る党がどのような票を獲得したのか、ここでまとめてまいりたいと考えております。遠藤信一や沓沢亮治のような絶対に議員にしてはならないような人間を続々と議員にしてしまっているNHKから国民を守る党。その路線はオウム真理教に近づいており、既に犯罪者集団のようになりつつあります。なので、僕が追いかけられなかった場所も含め、もっと真剣に見る必要があります。北海道苫小牧市には、昨年7月に市議補選に立候補して落選している觸澤高秀という男が立候補しています。苫小牧市の定数は28ですが、立候補したのは31人。たったの3人しか落選しない超ハードル低めの選挙となっており、前回の市議補選で名前を売っていることもあり、当選する可能性が非常に高いという危惧されるべき状況にありました。少子高齢化が進行する街なだけあって、議員の高齢化も酷く、今期限りで4名が引退を表明。そこに新人が7名立候補しているという構図です。ひとまず結果を見てみましょう。

金沢 俊   44 自民党 3883票
牧田 俊之  54 無所属 2863票
板谷 良久  51 自民党 2797票
矢嶋 翼   67 無所属 2737票
小山 征三  62 立憲党 2495票
佐々木 修司 49 立憲党 2455票
首藤 孝治  44 無所属 2380票
越川 慶一  46 無所属 2357票
松井 雅宏  59 国民党 2320票
宇多 春美  61 無所属 2282票
谷川 芳一  67 自民党 2186票
小野寺 幸恵 52 共産党 2185票
神山 哲太郎 59 公明党 2134票
原 啓司   50 共産党 2077票
大西 厚子  61 公明党 2059票
山谷 芳則  36 無所属 2043票
大野 正和  47 公明党 2028票
木村 司   60 無所属 1997票
喜多 新二  48 自民党 1995票
池田 謙次  63 公明党 1966票
桜井 忠   65 自民党 1837票
松尾 省勝  44 立憲党 1831票
藤田 広美  61 公明党 1831票
橋本 智子  61 無所属 1811票
冨岡 隆   65 共産党 1789票
竹田 秀泰  67 無所属 1718票
岩田 薫   60 立憲党 1683票
觸澤 高秀  49 N国党 1478票★
---------------当落ライン---------------
森本 健太  26 共産党 1430票
小野 寿子  57 無所属 1307票
工藤 良一  65 共産党 1123票

投票率は46.30%でした。それぞれの得票数を見ていただいたら分かるように、共産党が2人落選してしまい、ギリギリのところでNHKから国民を守る党のポンコツを議員にしてしまいました。公明党のように自分たちの実力をわきまえた上で擁立していれば、共産党が2人落選することもなく、手堅く1議席を獲得できた上にNHKから国民を守る党のポンコツを議員にすることがなく、苫小牧市の平和は守られたことでしょう戦犯は共産党だということになるのですが、やはり3人しか落選しないようなところではポンコツが議員になってしまう可能性が生じてきます。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

豊島区議選に立候補していた沓沢亮治が当選を果たしましたので、これからは沓沢亮治のネトウヨ動画も監視対象となりました。「NHKから国民を守る党」は、とんでもないヘイト野郎を議員にしてしまいましたので、僕の仕事は増えるばかりです。しかし、いつどんな発言をしているのかを記録として残しておく作業は必ずやっておかなければなりませんので、今日から立花孝志、沓沢亮治、金子快之、大橋昌信の動画は一通りチェックし、皆様と共有してまいりたいと思います。

沓沢亮治は議員になったわけですが、さっそく東京新聞の望月衣塑子記者を叩き、「国境なき記者団は日本人の敵である」という頭の悪い発言をしていました。あげくには「売国記事を書いて国民から叩かれるのは当然なんだから左翼そのものだ」と言っており、動画を見れば一目瞭然ですが、こんなに頭の悪い奴を議員にしていることを多くの人が自覚するべきです。この男、既にBBCの詩織さんのドキュメンタリーに登場しており、全世界に恥を晒しているのですが、今後もこの手の発言をやめるつもりはなさそうなので、再び世界デビューする可能性が高いです。こちらとしてはその取材に協力できるように、すべてを記録していくのみです。リリースするべき選挙の記事がたっぷりあるので、新たにNHKから国民を守る党のクソヘイト野郎の動画をチェックしているほど暇ではないのですが、仕方がありません。[了]

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