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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#215)。

10月11日から始まる岡崎市議選に、NHKから国民を守る党の公認候補者が立候補してくる見込みですが、くれぐれも反社会的カルト集団に1票を投じるミスが起こらないよう、一人でも多くの方に情報をお伝えしていくため、8日連続の短期集中連載をお届けしております。僕は日本全国の選挙を見ておりますが、これほど酷い政党を見たのは初めてであり、これから数年から数十年続くと思われる「選挙ウォッチャー」としての人生の中で、これを下回る政党は出てこないのではないかと思います。倫理観のおかしい人間を政治家にすると、税金が無駄に使われるばかりで、今の日本にろくすっぽ仕事をしない議員に払う給料なんてあるはずがありません。岡崎市議選ではNHKから国民を守る党に投票してはいけません。


■ N国新宿区議の当選無効裁判、N国敗訴

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昨年4月21日に行われた新宿区議選で当選したものの、あとで新宿区内に住んでいなかったとして、新宿区の選挙管理委員会から当選無効が通達されたNHKから国民を守る党の松田美樹。この決定が不服だとして裁判を起こし、係争中は議員として活動でき、議員報酬も支払われるという仕組みを利用し、地裁で「当選無効」を言い渡されたものの控訴。今年9月23日に高裁の判決が出たのですが、こちらも1審判決を支持。判決の読み上げも1分ほどで終わってしまったというネット上の書き込みもあり、とにかく高裁でも覆ることはなかったようです。裁判が長引けば長引くほど議員報酬をもらえる期間は長くなるため、立花孝志と松田美樹は最高裁まで引き延ばすと思いますが、そもそも「議員になる資格がない」とされている人間に、議員報酬を受け取る資格はありません。今の法律では返還の義務がないことをいいことに「合法だから」ということで、皆さんの血税でウマウマしているクソ野郎どもが「NHKから国民を守る党」です。「とっとと辞めろ!」と、みんなで言わなければならないのですが、きょうび、多くの人にとって、こんなカルト政党と関わる時間は無駄でしかないので、結果、野放しになっているのが現状です。せめて、この記事を一人でも多くの人に共有していただけはしないでしょうか。大切なことはだいたい無料部分でお伝えしていますので、有料部分の課金をしなくても結構です。とにかく無料部分だけでも読んでいただきたいのです。ちなみに、有料部分は「N国ウォッチャー」の皆さんのためのマニアックな情報共有になります。


■ 立花孝志の経歴詐称疑惑に切り込む与儀大介さん

先日の与儀大介さんとの対談で、立花孝志が「記者職をしていた」と断言しました。しかし、「記者」だということをアピールするために、あれやこれや怪しいことを言っており、この対談によって、立花孝志が「記者」だったかどうかは、ますます怪しくなってしまいました。「記者の仕事をしていたが、給料体系は記者ではなかった」など、素人には判断がつきにくいことをいいことに適当なことをたくさんかましていましたので、その発言をすべて書き起こすことにします。

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立花:NHKなんて平気で嘘をつく組織だからね。あと、君、俺が記者じゃないとかって話もしてるけど、それはあの、俺はちゃんと記者職してたからね。記者職ぅ、記者の仕事をしてたからね。

与儀:まず記者クラブに出入りしている記者証とかは、あれ記者職を証明するものではありませんし。

立花:誰がそれを言ってるの。

与儀:例えば、記者職って、例えば、NHK時代の名刺とかってお持ちですか?

立花:名刺は、今は持ってないよ。

与儀:記者職の方は記者職って書いてある、要は記者職じゃ・・・

立花:NHKの記者職で。正確に言うと記者の仕事はしてたけども、記者としての給料体系には入ってないが正しいかな。

与儀:だから、記者職じゃないですよね。正しいじゃないですか。

立花:なんで記者職じゃないかな。

与儀:え? 記者の仕事、だって、立花さん庶務ですよね、採用されたの。僕、NHKの職員とかとも連絡を取ったりとか、NHKに直接電話をしたりもしてて、例えばね、これはべつにいいんですけど、NHKに電話をする、今は答えてくれないらしいんですが、立花さんは記者でしたかっていう質問をNHK本体に質問すると、「いや、彼は庶務です」って返事が返ってくるんですよね。で、NHKの人事システムとして・・・

立花:庶務って返ってくるか、本当に。

与儀:本当です。

立花:本当にこんなやつ回答してるか?

与儀:でね、まず人事システムがあるじゃないですか、NHKの局内にね。で、立花さん、高卒で採用されました、庶務として。庶務として採用されましたよね。

立花:庶務。庶務部に行っただけで。

与儀:報道なんだったっけ、報道なんとかですよね。

立花:報道総務ね。じゃないねん、君、19年4ヶ月もおるから、あの、人の立場って変わるって、わかる? 19年4か月いるから。

与儀:わかりました。まずNHKの公式ホームページでちゃんと説明されている人事採用システムがあるんですけど、高卒の庶務として採用された立花さんが「記者職」とか「ディレクター」とかにエントリーできるような人事システムが存在しないんですよ。

立花:それはだって、新人採用の時ちゃうの。

与儀:局内試験とか受けましたか?

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かねてから立花孝志の「記者職」という経歴には、経歴詐称の疑いがつきまとっていました。僕もこれまで「立花孝志が記者職だったというのは嘘じゃないか」と言及してきましたが、何でも訴えてくる立花孝志が、この問題で僕を訴えたことはありません。与儀大介さんに突っ込まれた立花孝志は「こいつは何を言っているんだ?」という感じで、ご覧の表情をしているのですが、自分の経歴を聞かれて、なんでこんな表情になるのかが全然わかりません。例えば、僕が「オマエは本当に放送作家だったのか?」と聞かれているようなものだと思うのですが、いくら疑われても、こんな表情にはなりません。たいした経歴ではないので、信じてくれなくてもいいし、「本当は売れてなかったんだろ?」と言われても、売れているか売れていないの線というのは意外と難しかったりします。N国信者から「オマエは売れない放送作家だったんだ!」とか言われても、「そうかもね」ぐらいなので、そこにこだわる話でもありません。なにしろ、今の僕は完全に引退していて、レギュラー番組は0本ですし、僕の同期は今、ゴリゴリに最前線で話題のゴールデン番組を担当していて、羨ましい限りです。こちとら、こういうウンコを相手にしなければならないぐらいに落ちぶれているので、どれだけ過去の栄光を語ったところで虚しくなるばかりです。話を戻して、立花孝志は「記者をしていたけど、給料体系が記者ではない」と言っていますが、この時点で「記者」ではありません。百歩譲って、それは「記者の真似事をしていた」ということだと思いますが、おそらく記者の真似事さえしていなかったのではないかと思います。というのも、記者でもない奴がしゃしゃり出て行って、何かトラブルが起こったらNHKも責任を取れませんから、そもそも記者でもない奴が記者の真似事をするということが起こり得ません。立花孝志が言っていることは、NHKの集金人がお宅を訪問し、それはイコール、どんなお宅なのかを知ることになり、取材しているも同然なので「記者である」と主張しているに等しいです。

与儀:そのディレクターとかになるのに、記者職になるのに、局内の試験受けました?

立花:ごめん。局内の試験なんてあるの?

与儀:あります。あります。

立花:どうやって知ったの?

与儀:あります。

立花:そんなんないねん、間違いなく。

与儀:あります。これは、あります。あります。

立花:それ、今の話ちゃうんか。俺の時、そんなんなかったよ。

与儀:ずっと昔から人事システムとして、庶務の・・・、じゃあ、一つ言っていいですか。記者職とディレクター職って、大卒からエントリーできる職なんですね。

立花:だから、それは与儀君がさっきから言ってるのは、新人での採用のことばっかり言ってるんじゃないの?

与儀:記者職として採用された人はずっと記者職なんですよ。これ、ここから・・・

立花:ちょっと待って。じゃあ、有働由美子は記者職で採用されてるけどアナウンサーしてるで。

与儀:それもちゃんと見てるんですけど、高卒の庶務として採用された人間が、記者職とかディレクターとかに採用されるような人事システムはないんですよ。

立花:だから、ないってどうやって決めれるのよ。君みたい・・・

与儀:僕はNHKの・・・

立花:あることはあるって言えるけど、ないことをどうやってないって言えるのよ。

与儀:NHKに僕が電話をかけたのは本当なんですよね。で、記者職ではないって、ちゃんと返答してくれるんですよ。これはNHKが嘘ついているっていう?

立花:そうそう。そうそう。間違ってるから。

与儀:嘘ついてる?

立花:うん。だって、NHKの中で俺のことを葬り去りたいと思ってる奴がおるから、あの、もっと明確に言うとね、俺は選挙の時にNHKの記者の仕事をしてましたって書いてるわけよね。これ、嘘だったらどうなるよ。

与儀:え? おそらく公職選挙法違反・・・

立花:公職選挙法違反で、俺、議員辞めなきゃいけないよね。NHK、なんでそれせぇへんの? これだけ俺のことを追及してさ、いろんなものをね、俺のことに関して民事も刑事もしてるわけじゃん。今、新たに1100万円訴えられて、その前はたった4460円払わないだけで裁判されて、で、今、刑事も今、威力業務妨害と不正競争防止法違反でやってるわけよね。そうすると、俺が記者じゃなかったら、一番そこ叩きやすいわけじゃん。なんでやらへんのよ、それ? 俺が記者やったという何よりの証やと思うで。

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局内試験の存在も知らなかった立花孝志。そもそも局内試験を受ける立場にさえなかった可能性がありますが、最終的に「NHKは嘘をついている」の一点張りになりました。そもそも小1や小2で習う漢字すら間違えるような高卒の庶務採用の人間が、局内試験を受けることもなく、大卒以上が条件になっている記者職やディレクター職に出世することは、何をどう考えてもあり得ないと思うのですが、具体的な証拠を一切出すことなく、「NHKは嘘をついている」と言ってしまうので、そうなっちゃうとお手上げです。もしNHKが記者職じゃないという証拠を出してきたとしても、「嘘」とか「捏造」という言葉で片付けてしまうのでしょう。だいたい、NHKがいちいち公選法違反で訴えないのは、「関知していない」という超初歩的な話だと思います。これはもう万引きしたガムをポケットから出しながら、「万引きしたというなら、どうして僕を逮捕しないんだ」と言っているようなものだと思うのです。いちいち万引きしたことを知らないかもしれないし、ガムごときでガタガタ言ってナイフを出されるかもしれないよりは損失を見逃した方がいいという判断があったのかもしれません。盗人猛々しいとは、このことではないでしょうか。

立花:だから、そのNHKというところの発表を与儀君が信用するのは与儀君の自由だよ。でも、俺は記者の仕事もしてたし、報道局の仕事をする時はディレクター枠で行ってるから、そのことを知っている人間、その当時の人事の人が本当のことを言えば、間違いなく本当だよ。

与儀:じゃあ、でも、僕は記者職じゃないっていうことを言い続けますので、訴えてもらって・・・

立花:あぁ、だって、ここで訴えても、ただの、まあ、言い方悪いけど、頭の悪い子を訴えるっていうのは、これはまたちょっと問題がある。

与儀:まあ、でもちょっと、これで勝訴していただければ・・・

立花:いやいや、違う違う。俺、これ、説明してもわからへんのやったら、これはもうちょっと・・・

与儀:じゃあ、その時の名刺見せてくださいよ。それで記者職って書いてあったら、僕、謝ります。

立花:ごめん。名刺持ってないって。いつまでもNHKの名刺なんて。

与儀:ああ、そうですか。

立花:そもそも名刺で謝るとかって、話おかしいでしょ。

与儀:なんでですか。だって、証明できてないじゃないですか。

立花:なんで? じゃあ、東京運動記者クラブとか、相撲記者クラブとか、記者クラブってところに入ってるんじゃない。

与儀:いや、記者クラブに出入りしてた時の話でしょ? それってべつに記者職じゃなくても出入りできるじゃないですか。

立花:いや、ちょっと待って。ごめん、記者クラブは記者じゃないと出入りできないからね。

与儀:いや、庶務でもできますよ。

立花:じゃあ、NHKで今、庶務やってる奴に記者クラブの会員証なんか持ってるかどうか取材したら。もうとにかく平行線やから、ここは。べつにもう君がそういう主張をするのはもう自由やけど、もう俺、ちょっとあまりにも、その、だって、これを見ても君は理解、違うって言うの?

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そうやって出してきたのが、NHKが発表している「NHK撃退シールとやらで集金人の訪問が止まることはない」というリリースでした。実際、NHK撃退シールが貼ってあっても貼ってなくても関係なく訪問するというのは事実だと思いますし、何の効果もないから選挙期間中に配っても大丈夫なんですが、立花孝志はこれもまたNHKの嘘ということにしたいようです。それと立花孝志が記者職だったのかどうかは全然関係ないのですが、立花孝志は強引に話を逸らしました。さて、立花孝志は東京運動記者クラブや相撲記者クラブは「記者職」でなければ記者証を発行しないと主張しているのですが、これは本当なのでしょうか。記者に随行するADやカメラマンも一緒に入れないと困るので、おそらく「記者証」というものは発行されるのではないかと思うのですが、これは確かめてみる価値がありそうです。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

与儀大介さんの追及をキッカケに、どんどん面白いことになっているのですが、現時点で3時間49分08秒あるうちの21分11秒です。あまりにも前半の前半すぎてボーッとしてきますが、立花孝志が「記者職」であったというのは、あまりに無理がありそうです。この続きは、また明日!

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