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【選挙ウォッチャー】 佐賀県知事選2018・分析レポート。

全国47都道府県の中で、最も存在感が薄いと言ってもいいかもしれない佐賀県で、12月16日に県知事選が行われました。立候補したのは玄海原発の再稼働を容認する自民・公明推薦の現職と、それに反対する72歳の共産党のジジィです。72歳でもバリバリに感性の若い現役まっしぐらのジジィもいますので、72歳だから悪いとは言わないのですが、現職が53歳である時に、そもそもジジィで対抗しようとしているところに共産党の哀愁を感じます。どうせ負けるにしても若者が挑戦するというのなら、それが次の経験につながる可能性がありますが、72歳のジジィが立候補しても、そいつは「冥土の土産」でしかありません。つい最近も熊本地震が起こったばかりで、九州の山々が小規模な噴火を繰り返す中、玄海原発を動かす頭の悪さに対抗しようというのですから、それなりの策を練らなければ勝てるものも勝てません。共産党にとって、今できることの限界がコレなのかもしれませんが、本当に変えたいと願うなら、選挙前からコツコツと積み重ねていくことが大事ではないかと思わずにはいられません。

山口 祥義 53 現 自民・公明推薦
今田 真人 72 新 共産推薦

こうなってしまうと、残念ながら恒例の「選挙をやる前から結果がわかっている選挙」ということになってしまいます。県民の皆さんも共産党は勝つ気がないということを見透かしており、「宣伝のための選挙」だと話していました。やる気のある人に投票したいのだけれど、やる気のある人は出てこない。これは商売でも同じことで、佐賀県民は商売のことを考えないので、やる気のある福岡の人たちにどんどん取られていると話していました。地元の商店街も街のために何かをすればよかったのに、ケチだからそれをしなかったために、今は寂れてしまったといい、このままでは佐賀の発展はないと嘆いていました。


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