【選挙ウォッチャー】 政治家女子48党・動向チェック(#43)。
先日、反社会的カルト集団「政治家女子48党」の尊師・立花孝志が、突然の方針転換をかまし、「大津綾香党首に帳簿を見せる」なんて言い出しました。これまで頑なに拒否をしてきたのに、いきなりの「帳簿を見せる」なのですから、これには大津綾香党首だけでなく、多くのN国ウォッチャーたちも困惑していると思います。
ネット上では「ようやく帳簿の工作が終わったのか?」などと揶揄されていますが、かれこれ5年近くも尊師・立花孝志を見続けている筋金入りの僕から言わせてもらえば、「立花孝志は帳簿の工作をしていない」と見ています。えぇ、もちろん、「立花孝志がそんな悪いことをするはずない!」という意味ではありません。「立花孝志に帳簿の工作などという高度な作業をできるはずがない」という意味です。そもそも「帳簿」と呼べるものが存在するのかどうかすら怪しい。これが現実です。
これまでに公開されている旧NHK党の政治資金収支報告書を見ても分かりますが、党のお金は極めて杜撰に管理されています。なにしろ党が立花孝志に貸したお金さえ「徴難」と書かれ、実にあらゆるお店の領収書が存在しない上、再発行してもらうことすらできない状態になっています。「政治資金収支報告書」でコレですから、もし「帳簿」なるものが存在するなら、もう少しマシな政治資金収支報告書が出来上がっているはずです。
著書の中でも指摘していますが、尊師・立花孝志は、党のお金と、立花孝志個人のお金と、立花孝志の会社のお金がグッチャグチャのチャンポン状態になっており、自分でさえ「どのお金がどうなっているのかが理解できていない」という状況にあります。それに加え、「ネット選挙株式会社」も実質的に自分のお金だと考えているようなので、それぞれに帳簿があって、それぞれで管理をしていなければならないはずですが、どこからどう見ても、それができているとは思えません。
そんな中、尊師・立花孝志が「帳簿を見に来い!」と言い出しているわけですが、この場合、どのように対応するのが良いのかということを具体的にまとめてみることにしましょう。
■ 立花孝志は見に来ることを想定していない
尊師・立花孝志は、「ご覧になりたいのであれば、どうぞ参議院会館304号室にお越しください」などとホザいていますが、このツイートから分かることは、尊師・立花孝志自身、大津綾香側が精査しなければならない書類の量は1日や2日でできる量ではないということが、まるで理解できていないということです。
そもそも大津綾香側が「知りたい」と思っているものは、「どうして党のお金がショートし、借金を返済できなくなったのか」なので、それを遡るためには、2019年の参院選に挑戦する前、統一地方選で大勝した直後、二瓶文徳を脅してまでアホの党員から130万円を上納させ、足りない分を尊師・立花孝志が負担していた、あの時代からの「帳簿」ということになりますので、「遡ること4年分の帳簿が必要になる」ということになり、閲覧するものが「4年分の通帳」になります。通帳を見るだけでも大変なのに、さらに「帳簿」を見るとなったら、とても1日や2日で終わる量ではなくなってしまいます。
そもそも尊師・立花孝志は、「会計帳簿を閲覧して、違法行為が見つからなければ」などと言っていますが、著書でも指摘しているように、そもそもお金の集め方に「出資法違反」の疑惑が存在するため、通帳を閲覧し、「実際に政治資金収支報告書に書かれている名前の人が振り込んでいることを通帳で確認できる」という状態をもってして、違法性を指摘する重要な証拠になり得ます。通帳のコピーを持って「警察にGO!」です。
つまり、尊師・立花孝志は自分の置かれた立場をまったく理解できていませんが、「通帳を見せたらアウト」ということになります。Twitterで通帳を見せると宣言しているので、4年分の通帳を見せないことはないと思いますので、スキャナーとパソコンを持参して、その場ですべてスキャンして差し上げましょう。あとで精査が可能になります。わざわざそんなことをしなくても、最近はスマホのアプリで行けますが。
■ 最も見るべきものは「借用書」である
どうして党のお金がショートしてしまったのか。
それは言うまでもなく、逮捕された東谷義和に2億円の成功報酬を支払ったからです。そして、その2億円は、党から東谷義和に直接支払われたわけではなく、一旦、立花孝志に貸し付けられ、そのお金がさらに東谷義和に貸し付けられるという「迂回措置」が取られています。これにより、東谷義和がお金を返済しなくても、実質的に立花孝志が連帯保証人になり、その負債を背負うというわけです。
そして、この構造も非常に重要です。党は債権者から年利5%でお金を借りていますが、党から立花孝志に対しては「無利子・無期限・無担保」となっているはずです。
その上で、尊師・立花孝志は返済のアテがありません。もし党から「借金を返済しろ」と言われたら、自己破産するしかないと言っています。
つまり、尊師・立花孝志が最も提出しなければならないのは、「帳簿」ではなく「借用書」であり、「党から2億円の借金を借り入れた」ということを示す証拠資料です。以前、尊師・立花孝志は、党から1億円の借金をしていますが、その借金が「徴難(領収書等を添付することができない)」として報告しています。例えば、かつて買い物をした時の領収書を紛失してしまい、お店に再発行をお願いしようと思ったら、その会社がもう倒産していたなどの場合に「徴難」というのは起こり得ます。しかし、党の代表者が立花孝志で、お金を借りたのも立花孝志で、総務省に報告しているのも立花孝志なのですから、すべての張本人である立花孝志が「徴難」になるというのは完全に「ナメとんのか、ワレ!」と、ぶん殴って許されるべき案件です。
そのような前科があるので、「借用書、どないなっとんじゃい!」を追及するのは当たり前であり、もちろん、通帳を見れば「党から立花孝志に2億円支払われていること」は分かるとはずなので、これもまた証拠になり得る事実としてコピーしながら、「借用書を出せ!」でイケるはずです。
僕の読みでは、党から立花孝志に貸した2億円に「借用書なるものは存在しない」と見ています。理由は、尊師・立花孝志の「NHK時代に裏金を作らされていた」というストーリーそのものがホラッチョであり、その会計は政治資金収支報告書を見ても分かる通り、極めて杜撰なものです。
自分の党から自分のためにお金を借りるのに、わざわざ「借用書」なんていう面倒臭いものを用意しなくても、自分の頭の中で借りているということをイメージできていれば良いということになっているのが、これまでの立花孝志だからです。他人に借りるお金さえ、めっちゃ杜撰に管理されているというのに、自分の借りるお金に「甲乙丙」がしっかりしている「借用書」を用意するとは思えません。ぜひとも「借用書を出せ!」は、やってみたいところです。
ちなみに、もし借用書を出してきた時には、しっかりと「データ」でもらうことが大切です。ちゃんと右クリックをして、プロパティを開くところから始めましょう。IT屋さんいわく、「右クリックは常識」です。
■ 青汁王子が流出させた致命的なLINE
先日、青汁王子こと三崎優太氏が、いろんな人から「立花孝志のお金の面倒を見てやってんのか?」と言われるようになって、「俺は1円も貸してない!」と身の潔白を証明するために、尊師・立花孝志とのLINEのスクリーンショットを公開しました。確かに、そのLINEを見れば、青汁王子が立花孝志にお金を貸しているとは思えないのですが、なんと、このLINEの内容は、尊師・立花孝志をブタ箱に突っ込むのに十分な証拠になり得る可能性が出てきました。
最大のポイントは、担保が「政党助成金」だと言っていることです。
尊師・立花孝志は、3月29日の緊急会議の時点で、返済しなければならない借金の額に対し、入ってくる政党助成金の額が少なく、約束通りのお金を返済できないので、事実上の「破産宣言」を出しています。
その上で、尊師・立花孝志が三崎優太氏に、このメッセージを送ったのは3月30日なので、この緊急会議の翌日ということになります。
これまでも指摘してきた通り、尊師・立花孝志は、最初のおかわり借金の段階から、既に「ポンジ・スキーム」に陥っています。これは著書で指摘している通りです。その上で、お金持ちの三崎優太氏に対し、これから見込まれる政党助成金をすべて借金の返済に充てても、約束したお金を支払うことができないことを知りながら、十分認識しながら、「担保は政党交付金」だと述べているのです。
つまり、三崎優太氏がお金を貸していないので「未遂」に終わっていますが、尊師・立花孝志は「常習的に詐欺的なお金の借り方をしていた」という疑いを示すものであり、他にも同様の打診をされている人がいる可能性が十分にあるということです。おそらく「ごぼうの党」の奥野卓志代表にも同様の打診があったのではないかと疑っています。
■ 大津綾香が参議院会館に行くべきか
さて、皆さんが最も知りたいのは、大津綾香は参議院会館に行くべきなのかという話だと思います。まず、僕が大津綾香の立場だったら、絶対に「行く」という選択をすると思います。
これは尊師・立花孝志の大ギャンブルであり、おそらく青汁王子らのやり取りの中で引くに引けなくなってしまって、勢いで言ってしまっているだけだと思うからです。「大津綾香側は、弁護士も見つかっていないらしい」という噂を聞きつけ、「どうせ参議院会館に来るはずがない」とタカをくくっているのです。しかし、尊師・立花孝志は「通帳を出したらアウト」「借用書を出したらアウト」という、何を出してもアウトになってしまうぐらいには詰んでいるホラッチョオジサンです。警視庁捜査2課、東京地検特捜部の皆さんに先駆けて、「通帳や借用書のコピーをもらって、捜査に協力してあげればいいだけ」という、極めてイージーな戦いです。大津綾香本人が行かなくても、誰かが「おつかい」でコピーをもらってくるだけで良いという状況ですし、ガタガタ言ってきたら「ガタガタ言ってくるところを晒したったらよろしいですやん」というだけです。
■ 選挙ウォッチャーの分析&考察
ただ、どうやら大津綾香サイドは「行かない」という選択をするのではないかと考えています。そうすると、ますます尊師・立花孝志らの印象操作が酷くなり、アホのN国信者が元気よく勃起して突っ込んでくることになりますが、極論、面倒臭いことは面倒臭いけど、行かないなら行かないで、それならそれでいいという話でもあります。
なにしろ、大津綾香が何もしなくても、「政治家女子48党」や尊師・立花孝志のおうちは、まもなく有無を言わさずに段ボールに詰められ、ありとあらゆる資料が持って行かれることになるのではないかと思うからです。ただ、本当はその前に大津綾香が動いた方が、脳味噌が沸いているアホのN国信者がウンコに群がる小バエのように飛び散らからなくて済むというだけの話です。
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