【選挙ウォッチャー】 衆院選2021・茨城1区レポート。
10月19日公示、10月31日投開票で、衆院選が行われました。
北関東ブロックでは唯一のレポートになってしまいますが、茨城1区は注目の選挙区でした。森友学園問題が浮上した際、当時の安倍晋三総理に「私や妻が関係していたということになれば、それはもう間違いなく総理大臣も国会議員もやめる」という言葉を引き出したために、2017年の衆院選は福島享さんを落選させることが自民党のテーマでした。
それから4年の浪人生活を経て、政党に所属するでもなく、無所属で立ち上がった福島伸享さんがリベンジを果たすのかどうかは、今回の衆院選の見どころの一つになっていました。
自民党という組織力に、「党より人物」というキャッチフレーズを掲げて無所属で立候補した福島伸享さん。前回は「希望の党」から立候補しましたが、もともと民主党の人なので、立憲民主党や国民民主党から立候補することも選択肢だったでしょうし、最近は「維新」から立候補するのがトレンドになっていました。しかし、あえての無所属。
無所属で立候補するということは「比例復活がない」ということになりますので、選挙はより厳しくなります。小選挙区で勝つ以外に議員に復活する方法はありませんが、どうなるでしょうか。
■ 立憲民主党の比例・北関東ブロックの結果
今回、立憲民主党が「負け」とされた一番の原因は、北関東ブロックで死屍累々の山を築いてしまったからだと思います。比例では5議席を獲得しているのですが、小選挙区で接戦を負けまくっており、非常に多くの現職が浪人することになりました。
東北ブロックでは、大ベテランの小沢一郎さんが比例に救われることになりましたが、北関東ブロックでは伝説の連勝男である中村喜四郎さんが落選して比例復活をしました。このように接戦を負けまくってしまっているために、比例の議席がいくつあっても足りないくらいに負けているのです。
N国党の候補者に為書きを寄せてしまうぐらいにホゲホゲしている長谷川嘉一さんがガッツリと落選したのは、この中ではグッドニュースです。こんなにホゲホゲしている奴は議員になってはいけません。ちなみに、長谷川嘉一さんは落選してからTwitterを全然更新していなかったのですが、久しぶりに更新したと思ったら、事務所の梅の盆栽が花をつけたこと、ランの花が咲いたことを報告していました。政治的なツイートは一切なし。マジでとっとと辞めた方がいいと思います。
まず、長谷川嘉一さんは、花を愛でている暇があったら、この本を読むところから始めていただきたいと思います。無差別に為書きを送るというのは頭が悪いとしか言いようがありません。
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